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カーソルとポインタを分かりやすくするWindowsカスタマイズ
Windowsパソコンでの作業中にマウスポインタや入力カーソルの位置を見失いやすい人は、色や大きさを変更してみるのはどうでしょう。 ポインタが目立ちやすくなることで、パソコンの操作解説などもわかりやす ...
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この記事の目次
マウスポインターの設定は2ヶ所
Windows10ではマウスポインターに関する設定が2ヶ所あり、混乱しがちです。
「個人用設定」から指定する
「Windowsの設定」画面から[個人用設定]をクリックして[テーマ]を選ぶと、テーマのカスタム設定のひとつとして「マウスカーソル」があります。
クリックすると「マウスのプロパティ」ダイアログボックスが現われます。
「簡単操作」から指定する
「Windowsの設定」画面から[簡単操作]をクリックして[カーソルとポインター]を選びます。こちらはダイアログボックスは出ません。
ふたつの設定の違い
「簡単操作」からの設定では、マウスポインターの色とサイズを指定できます。
さらに文字入力用のカーソル(挿入ポインタまたはキャレット)の大きさも変更できます。
名前のとおり、直感的にわかりやすいのが特徴です。
それに比べると「個人用設定」から呼び出すほうの「マウスのプロパティ」ダイアログボックスはやや複雑な印象です。
特に「デザイン」グループのドロップダウンリストはいろいろな設定があってわかりづらく感じます。
しかし、実はこのリストの中身は、マウスポインターの大きさと色の組み合わせです。
ポインターの大きさを3段階、色は白(黒縁)、黒、反転色の3つがあり、その組み合わせがリストになっています。
実はこの部分でできることは「簡単操作」からテーマをカスタマイズするときと同じです。
しかも、色や大きさを自由に設定できる点では「簡単操作」でテーマをカスタマイズするほうが優れています。
カーソルの形そのものを選べる
実は個人用設定のリストで変更できるものがもうひとつあります。
リストから選べる設定のうち、Windows標準と名前がついているものはカーソルのデザインが違います。
Windowsスタンダードというよく似た名前の設定もあってややこしいのですが、WindowsスタンダードやWindows 黒、Windows反転色といった名前がついているものは、処理待ちのときに昔ながらの砂時計が表示されるのに対して、Windows標準ではリングが表示されます。
さらに「カスタマイズ」のリストで項目をダブルクリックすると、ファイル選択用ダイアログボックスが開いて、カーソルの画像そのものを変更できます。
「マウスのプロパティ」だけの設定
カーソルの大きさと色はどちらでも設定できるますが、「簡単操作」の方が自由度が大きいということでした。
いっぽう、コントロールパネルにも独自のメリットがあります。
「マウスのプロパティ」ダイアログボックスで「ポインターオプション」タブに切り替えるといくつかオプション設定があります。
速度は名前のとおりポインターが動くスピードを調整します。
「遅く」にするとマウスを大きく動かしても画面上のポインターはあまり移動しません。
長い距離を動かすには手間がかかりますが、その代わり微妙な操作がやりやすくなります。
ポインターの軌跡を表示するは、マウスポインターを動かすときに残像を表示することで動きを確認しやすくなります。
Ctrlキーを押すとポインターの一位を表示するでは、【Ctrl】キーを押したときに、マウスポインターの周囲に波紋のような輪が広がるります。
現在位置を判りやすく示すのに便利です。
これらのオプションは「マウスのプロパティ」ダイアログボックスでしか設定できません。
ここまでを整理すると、次のようになります。
- マウスポインターの大きさや配色はどちらからも変更できる
- ただし、簡単設定のほうが大きさと色の自由度が高い
- 軌跡の表示や位置の強調はコントロールパネルでしかできない
このように設定に違いがあるので、いまのところマウスポインターの表示設定は2ヶ所あるというのを押えておきましょう。
マウスポインタを判りやすくするツール&テクニック