ノートPCの内蔵HDDを交換してWindowsをクリーンインストールしたら、個人的に次にやることは【Ctrl】キーと【CapsLock】キーの入れ替えです。
これまでキー割り当ての変更にはユーザーが作成したオンラインソフトを使って来ましたが、今回はMicrosoft純正ともいえるアクセサリツール集"PowerToys"のなかにあるKeyboard Managerを使ってみることにしました。
HDDを換装することになったいきさつや、Keyboard Managerの基本的な使い方は別の記事で紹介しているので、そちらを参照してください。
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Keyboard Managerで割り当てを変更する
ではさっそく、PowerToysを使ってキー割り当てを変更してみましょう。
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1設定画面を開く
PowerToysを起動したら、システムトレイに常駐しているアイコンをダブルクリックして設定画面を開きます。
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2Keyboard Managerに切り替える
左のメニューから[Keyboard Manager]を選択します。
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3[キーの再マップ]を開く
Keyboard Managerの画面で[キーの再マップ]をクリックします。
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4再マップするキーを追加
[+]ボタンをクリックして、キー割り当てを追加します。
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5【CapsLock】キーに左Ctrlを割り当てる
左のドロップダウンを開いてCapsLockを探します。
キーはアルファベット順に並んでいるので上から探せば見つかりそうですが、ちょっとした落とし穴があるので注意。
上の図の通り、”Alt(Right)"と”Ctrl"の間には見当たりません。
実はこの下にもうひとつグループがあって、そちらにはちゃんと入っているので慌てないように。
左側でキーを指定したら、右側では新たに割り当てるキーを指定します。
”Ctrl”にはほかに”Ctrl(Left)”と”Ctrl(Right)”があるので、ここでは”Ctrl(Left)"つまり左Ctrlキーを割り当てました。
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6左【Ctrl】キーにCapsLockCtrlを割り当てる
今回は【Ctrl】と【CapsLocks】キーを入れ替えるので、反対方向の割り当てもやっておきましょう。
ふたつの割り当てが終わったら[OK]をクリックしてリマップ画面を閉じます。
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7設定を確認
リマップ画面を閉じると、Keyboard Managerの設定画面に先ほど登録したふたつの設定が登録されています。
Windowsを再起動する必要はなく、この時点ですでにキー割り当てが有効になっています。
PowerToysはWindowsといっしょに起動しよう
最後に、ひとつ注意点を紹介します。
PowerToysはシステムトレイ常駐ツールです。
また、Keyboard Managerでのキーマップ割り当てはレジストリを書き換えているわけではありません。
つまり、PowerToysを起動している状態でないとキー割り当ては変更されません。
常にキー割り当てを変更した状態で使うには、PowerToysの「全般」オプションで、”起動時に実行"をオンにしておくようにしましょう。
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