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次はWindowsの再セットアップですが、メーカー(日本ヒューレットパッカード)のサイトからドライバーをインストールすることで、ようやくちゃんと使えるところまでこぎつけたので、ドライバーの入手方法について紹介します。
この記事の目次
初めてのWin10クリーンインストール
今回のトラブルではHDDの交換を行い、Windowsをクリーンインストールしました。
あまり重要なデータが入っていなかったこともあり、ふだんからバックアップをしていなかったということもありますが、すでにドライブの劣化がかなり進行していて、ドライブ自体のクローン作成にも不安がありました。
そこで以前から作成してあったインストールメディア(USBメモリ)を使って、まっさらなHDDにWindowsをインストールすることにした次第です。
インストール自体は、インストーラーを起動して画面の指示にしたがうだけで特に難しい点はないので、今回は割愛します。
ただし、そこからパソコン購入時の状態に戻すにはひとつ壁があります。
独自のドライバーを追加せよ
クリーンインストールだと、Windows10の標準的なドライバーが組み込まれますが、メーカー製(今回は日本ヒューレットパッカード)パソコンのばあい、独自のドライバーがインストールされていることがほとんど。
したがって、Windows本体をインストールしただけでは、新品で購入したときと同じにはなりません。
悪くすると、そのPC独自の機能が使えないという結果も考えられます。
そこで、メーカーのサイトで情報を検索すると、使用しているドライバーをPCの機種ごとに入手できるようになっているのがわかりました。
これで完全に元の状態に戻すことができます。
サイトにアクセスしてドライバーを探す
まずGoogleで、"hp”+"Pavillion"+"ドライバ"で検索すると、案の定ダウンロードページが見つかりました。
"Pavillion"というのはPCのモデル名です。
クリックするとカスタマーサポートのページへジャンプします。
少し下へスクロールすると、製品タイプを選択するボタンがあったので[ノートパソコン]をクリック。
するとノートのシリアル番号を入力するページが現れます。
ここでおもしろいのが、機種名や型番ではなくシリアル番号を入れるという点です。
FukuzumiのPCでは、バッテリーパックを取り外したあとの本体側に記載されていました。
シリアル番号を入力して[送信]をクリックすると、該当機種のドライバー一覧がカテゴリ別に表示されます。
必要なドライバーをダウンロード
リストはカテゴリごとに分類され、フォルダーで階層的に並んでいます。
左端の[+]ボタンをクリックするとカテゴリフォルダーが展開するので、その中から必要なものを探しましょう。
次の図ではIntel プロセッサ用のBIOSアップデートが表示されています。
ドライバーひとつだけ欲しいのであれば、[ダウンロード]をクリックしましょう。
HPのばあい、ドライバーは実行ファイル形式なので、ダウンロードが終わったファイルを開けばそのままインストーラーが起動してドライバー(上の場合はBIOSですが)が組み込まれます。
まとめて一気にダウンロード
必要なドライバーをまとめてダウンロードすることもできます。
その場合は、カテゴリーツリーを開いて、必要なものにチェックを入れていきます。
今回のばあい、ディスプレイドライバーがnVidia用とAMD用のふたつあったので、nVidiaのほうだけダウンロードすることにしました。
チェックするとリストの上の方に選択したものだけが表示されるので、[リストをダウンロード]をクリックして、全部のドライバーを一気にダウンロードしてしまいます。
前述のように、HPのサイトで配布されるドライバーはすべて実行ファイル形式なのでそのままダブルクリックでインストールできます。
ただし、実行ファイル名がspxxxxx.exeというような形式(xxxxx部分は数字)なので、ファイル名を見ただけではどんなドライバーか判別できません。
そんなときはエクスプローラー上でファイルをポイントしてやれば、チップヘルプ上にファイルの情報が表示されるので、そこで確認してください。
正しいドライバーを入れてこそPCの力を引き出せる
パソコンには、機器の構成に合ったドライバーを入れてやらないと機能を発揮できません。
実際、今回もWindowsをクリーンインストールしただけでは、LANが正常に動作していませんでした。
具体的にいうとIPv4のアドレス割り当てがおかしく、デフォルトゲートウェイは"192.168.0.1"なのに、PCに割り当てられたアドレスが”169・・・・"みたいな値になっていて、同一ネットワークとみなされないため、インターネットに接続できないという現象が発生しました。
いままで見たこともない現象なので、どうやったら解決するのかと途方にくれましたが、まずは適切なネットワークドライバーをインストールしよう、ということで試してみたらあっさりつながるようになりました。
今回は、HDDの故障に端を発したクリーンインストールからの再セットアップという形でしたが、仮に正常なPCであっても、ドライバーをアップデートすることで機能や安定性が向上したり、安全性を高めることができる場合もあります。
たまには更新されたドライバーがリリースされていないか、チェックしてみましょう。