Microsoft公認?のWindowsパワーアップツールPowerToysがバージョンアップしてさらに便利になりました。
中でも、マウスポインタの位置を判りやすくするクロスヘア(十字線)表示は今回の目玉機能です。
そのほかにファイルエクスプローラーアドオンも強化されて、プレビューできるできるファイル形式が増えています。
この記事の目次
ポインタ位置を十字線で表示
マウスポインターの十字線は、文字通りポインターの位置を十字線で表す機能です。
十字線の交点がポインタ位置となり、マウスを動かすと十字線が画面上を動きます。
十字線は初期状態では無効化されているので、オプション設定でオンにする必要があります。
機能をオンにしたうえで、キーボードショートカットで表示のオン/オフを切り替えます。
必要なときだけ十字線を表示できるので、ふだんはじゃまになりません。
キーボードショートカット
【Ctrl】+【Alt】+【P】
表示オプションでもっとわかりやすく
さらにオプション設定で、十字線の色や不透明度、太さ、中心半径などを設定することで、ポインタ位置がよりわかりやすくなります。
細かいことをいうと十字線は完全に交差しているわけではなく、ポインタ位置部分が空白になっています。
このため、線を太くしてもポイントした部分を隠してしまうことがなく、どのオブジェクトを操作しているのかはっきりわかります。
この空白部分の大きさを指定するのが中心半径です。
ちなみに十字線が表示されることでマウスポインタが消えてしまうわけではなく、通常のポインタもそのまま表示されています。
このため、中心半径を大きくしてもテキスト入力時には挿入ポインタ(キャレット)が表示されるなど、操作性にも配慮されています。
また十字線をよく見ると、外側に白い輪郭線があります。
この輪郭線の太さや色もカスタマイズできます。
プレビュー機能も強化
マウスユーティリティー以外ではファイルエクスプローラー アドオンも強化されました。
リリースノートによると、エクスプローラー上にファイルの中身をサムネイル表示するプレビュー機能は、現在150種の拡張子(ファイル形式)に対応しているようです。
また、STL形式という3D形式のファイルにも対応しているようです。
ポインター強調表示を使い分けよう
従来からのマウスポインタ検索と蛍光ペン(ハイライト)に加えて十字線が加わり、強調表示機能がさらに充実してきました。
やはりリモートワークでのプレゼンテーションなどで需要が高まっているんでしょうか。
3機能ともキーボードショートカットで呼び出せてふだんは邪魔になりません。
また必要な機能だけを有効化することもできます。
マウスの検索とマウス蛍光ペンについては以前の記事で紹介しているので、そちらも参考にしてください。
ここではキーボードショートカットについてのみまとめておきます。
マウスの検索
【Tab】キー2回押し
マウス蛍光ペン
【Win】+【Shift】+【H】
マウスポインターの十字線
【Ctrl】+【Alt】+【P】
PowerToysの記事をまとめて読もう