ところが、この方法にはひとつ欠点があります。
それは、Syncroomを使うときマイク音声が左チャンネルにしか入らなくなるという点です。
その後図版作成のために、Syncroomの設定をいったん初期化してからやり直したら、マイク音声が左右チャンネルどちらにも入るようになっていました。
なぜ改善されたのか不明です。
つまり、Syncroomを使わなければ問題ないので、興味のない方は無視してください。
Syncroomの気になる点(解消済み)
Syncroomで楽器をステレオ入力にする場合、使用するチャンネルを選んで「ステレオ入力として扱う」というオプションをオンにします。
そして、マイクのほうは拡張入力としてチャンネル設定します。
ところが、このときマイクはダブルモノラルとして左右に入るのではなく、左チャンネルだけになってしまうようです。
冒頭でも触れたとおり、なぜか原因不明のまま改善されてしまいました。
演奏前の打ち合わせ程度だったらまだ我慢できるかもしれませんが、ボーカルが左チャンネルにしか入らないのは大問題です。
これにはいまのところ解決方法を見いだせておらず、ギターのステレオ入力は諦めるしかありません。
ギターはまだモノラルでいいとしても、キーボードプレーヤーでなおかつボーカルもやる人はどのように対処してるんでしょうか?
実際にこうやってるよという情報をお持ちの方、コメントしていただけると助かります。
AUX入力でごまかせないかやってみたが
FukuzumiのギターアンプはUSBオーディオインターフェイスとしても使えます。
一方、マルチエフェクターG1 fourにはAUX入力があります。
そこで、ZOOM L-8は(オーディオインターフェイスではなく)単なるミキサーとして使い、マイク入力をG1 fourのAUXへ送るという方法を試してみました。
G1 fourで作ったギターの音とマイク入力音声をミックスしてギターアンプに送り、そこからアンプのUSBオーディオインターフェイス経由で音をPCに入れるという変則技です。
しかし、残念ながらノイズが大きくてボーカル用としては使い物になりませんでした。
ちなみに、ギターアンプ(Line6 Spider V20 MkII)をSyncroomにUSBオーディオインターフェイスとして認識させるには、デバイスドライバーをおなじみのASIOではなく、WASPIにする必要があります。
逆にこちらは動作しなくなりました。
WASAPIを選択するといちおうレベルメーターが振れるので、信号はSyncroomへ来ているようですが、音声を出力できません。またアンプ側の出力ボリュームを上げても、反応が変りません。
これも原因不明です。以前は動いていたはずですが、まるで夢でも見てたんじゃないかと思うほどです。
長時間のヘッドフォン装着もつらい
上の話からは多少逸れますが、Syncroomのテストに限らず、単なるギター練習でも長時間ヘッドフォンを装着しているのが苦痛になってきました。
レコーディングだと一曲入魂で短時間我慢できればいいんですが、長時間のセッションとなるとできればギターの音はアンプ本体のスピーカーから聴いていたいところです。
しかし、USB接続だと先のとおりマイク音声が汚いし、Line Out端子がないので、アンプで音を聴きながら同時にオーディオインターフェイスへ送る手立てが、いまのところありません。
そこでLine Out端子付きのアンプが欲しいと感じるようになってきました。
もしくは、マルチエフェクターの後にスプリッターを入れて、一方をアンプに、もう一方をオーディオインターフェイスにライン入力に送るという手もあります。
そんなわけで、今の機材になにか追加して環境を整えるか、もしくはLine Out端子とオーディオインターフェイス機能を備えた新しいギターアンプに入れ替えるか思案中です。
USBオーディオインターフェイス機能も備えたアンプとしてはBOSSのKATANA 100 Mk-IIやFenderのMUSTANG GTX 100あたりになってしまうでしょうか。