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【Adsense】米国財務情報への氏名証明書提出でひたすら悩む【結局ムダ】

Googleからの通知をもとに、2021年3月に米国の税務情報を提出したのですが、その後約半年を経て、再提出の依頼メールが来ました。

その内容と手続きの経過についてレポートします。

 

 

税務情報の再提出要請

まずは、Googleアドセンスのアカウント宛てに届いたメールのキャプチャをご覧ください。

Googleアドセンスからのメール

財務情報の再提出を求めるメール

 

 

これによるとAdsenseアカウントに登録した名前と税務情報として提出した名前が食い違っているので、財務情報を提出しろ、となっています。

期限は2021年10月31日

 

放置しておくと、米国で24%の源泉徴収が課せられてしまうので、収益大幅ダウンです。

これはすぐに対応しなければなりません。

 

 

税務情報の更新

文面によると、言語による表記の違い(日本語名と英語名)や、個人と事業者名などによって食い違いが起きていることがあるので、それを統一しろということのようです。

 

Fukuzumiのばあいは個人としての登録ですから、Adsenseアカウントが日本語名で、税務情報が英語表記というところが問題になったと思われます。

 

税務情報のほうの名義を日本語で登録できるか試しにやってみましたが、当然のことながら英数字しか受け付けてくれませんでした。

財務情報入力フォーム

日本語の入力は受け付けない

 

氏名証明書を作成

結果的にこの書類は必要ありませんでしたので、読み飛ばしていただいて構いません。

 

そこでメールの中にあった[氏名証明書]というリンクをクリックして、証明書の書類(PDFファイル)を入手します。

氏名証明書へのリンク

氏名証明書にアクセス

 

リンクをクリックすると、Adobe Readerが起動して、次のようなPDF文書が現れました。

氏名証明書のPDFファイル

氏名証明書が表示された

 

 

和文・英文が併記されているのでなんとかわかります。

 

まず上のフィールドがなんなのか不明ですが、これはおそらく申請者名の記入欄だろうと推測して、名前を入力します。

 

Adsenseのアカウントと照合するなら日本語名でないとだめかな?と一瞬考えましたが、米国で処理するんだからやっぱり英語表記にしておきます。まちがってたら、まあそのときはそのときということで。

氏名証明書記入欄1

謎のフィールドに申告者名を入力してみた

 

 

続いて下の方のテーブルにも名前を記入。こっちが証明の内容のようです。

個人なので左の方に入力します。

氏名証明書記入欄2

証明対象となる名前を入力

 

 

Adobe Readerの[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択し、いったんPC内に保存。あとからもういちど開いて、きちんと入力されているのを確認しました。

氏名証明書を保存

氏名証明書をPCに保存しておく

 

 

Adsense管理画面から税務情報を再提出

続いてGoogleアドセンスの管理画面から、税務情報を再提出します。

 

Googleからのメールだとここがちょっとわかりにくいところで、証明書だけ追加提出するのではなく財務情報全体を再度申請するようです。

 

まずAdsenseのメニューから[お支払い]を選択。

Googleアドセンス画面1

メニューから[お支払い]を選択

 

 

「お支払い情報」画面に入ったら[設定を管理する]をクリック。

Googleアドセンス画面2

お支払い情報の設定を管理

 

 

「お支払いプロファイル」画面で「アメリカ合衆国の税務情報」のところにあるエンピツアイコンをクリック。

Googleアドセンス画面3

米国財務情報を編集

 

 

[税務情報の管理]というリンクが出てくるのでこれをクリック。

Googleアドセンス画面4

[財務情報の管理]をクリック

 

 

最初、メール文面を勘違いしていたので、税務情報画面で氏名証明書だけをアップロードできるのかと思っていましたが、そうではなく新しいフォームを送信する必要があります。

Googleアドセンス画面5

新たなフォームを作成する

 

 

税務情報フォームの記入方法については、前回の記事を参照してください。

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入力が終わって送信すると、「確認書類が必要です」という画面が出てきます。

 

 

「氏名証明書類をアップロード」というセクションがあるので、[ドキュメントをアップロード]をクリックし、先ほど作成しておいた氏名証明書をアップロードします。

Googleアドセンス画面6

氏名証明書をアップロード

 

 

アップロードが終了すると、審査に入ります。

Googleアドセンス画面7

書類を送信完了

 

税務情報管理画面のステータスが「審査中」となりました。

Googleアドセンス画面8

税務書類が審査中になった

 

 

記入漏れの通知が来た

直後にメールを確認してみると、「納税フォームに若干の記入漏れがあります」という通知が来ていました。

Googleアドセンス通知

記入漏れを指摘するメール

 

 

ほぼ前回と同じように申請したので、最初なんのことかわからなかったんですが、1箇所だけ思い当たる節が

 

 

軽減税率の設定をするところで、3つの項目が表示されていたんですが、Adsense以外は関係ないと判断してパスしてしまったのです。

 

残るふたつは、映像作品に関する権利とYouTubeパートナーシップからの収益についての確認でした。

現在、YouTubeチャンネルは収益化対象から外れているし、映像作品の権利なんてもともと持っていないので関係ないだろうと判断したのですが、これがまずかったかもしれない、と思い、指定をやり直して再提出してみましたが、結果は変わらず。

 

あいかわらす、記入漏れという通知が届きます。

 

結局、この表記にに引っかかって、なんども申請しては失敗を繰り返してしまいました。

 

アカウント修正で一発クリア

そこで、思い切って氏名証明書の提出は断念。

Adsenseのアカウントと税務情報の名前が一致してりゃいいんだろ、ということでアドセンスに登録してある名前を修正して再申請したところ、その場で受理されて承認済みになりました。

Googleアドセンス 財務情報承認

アドセンスで名前を変えたら即座に承認

 

このやり方だと氏名証明書の添付は不要です。

 

 

アドセンス側の修正ポイント

Google Adsenseに登録してある名前と、米国に提出する財務情報の名前が一致していればいいので、Adsenseに登録してある名前(日本語表記)を英語表記に直してやればOKです。

 

Adsenseの管理画面で修正を行うわけですが、ここでのポイントはアカウントではなくお支払い情報の方を修正する、というところ。

アカウントの方(連絡先名)をいくら変更してもなんの変化もないので注意しましょう。

Googleアドセンス お支払いプロファイルの変更1

アドセンスの「お支払い情報」を修正

 

 

「お支払い情報」の編集画面に入ったら、設定のセクションで[設定を管理する]をクリックします。

Googleアドセンス お支払いプロファイルの変更2

[設定を管理する]をクリック

 

次の画面で少し下へスクロールし、「お支払い」プロファイルのところで「名前と住所」のエンピツアイコンをクリックして編集画面へ移動。

 

Googleアドセンス お支払いプロファイルの変更3

支払いプロファイルの名前を修正する

 

 

次の画面で、「氏名」を英語表記にします。

Googleアドセンス お支払いプロファイルの変更4

名前を英語表記に変更

 

 

修正が終わったら、改めて納税フォームを作成。

すると、「個人名」のフィールドに、先ほどお支払いプロファイルに設定した名前が自動転記されていました。

納税フォームの再作成

支払いプロファイルの名前が転記される

 

あとはこれまでどおりフォームを入力して送信すれば終了。

氏名証明書アップロード画面は出てきません

 

税務情報画面に戻ると、即座にステータスが「承認済み」になっていました。

なお源泉徴収税率についてはすべて「申請済み」となっています。

Adsense 税務情報承認済み

税務情報が即座に「承認済み」になった

 

 

ちなみに私のばあい、Googleアカウントはペンネーム、Adsenseのアカウント(連絡先名)と支払いプロファイル名は本名になっています。

今回のケースではお支払いプロファイルと税務情報の名前が一致していればOKということなので、Googleアカウントはまったく関係ありません。

 

放っておくと源泉徴収対象に

相当悩みましたが、これで手続きは終了です。

 

今回Fukuzumiのばあい、再提出は10月末までに行う必要があり、これを怠ると次回から米国での源泉徴収が課せられてしまうところでした。

同様の通知が来ている方は、なるべく早めに対応しましょう。

 

税務情報が名前不一致のばあいの修正ポイント

  • アドセンスの支払い情報と税務情報が一致していないと修正通知が届く

  • 米国向けに英語表記の名前に統一する

  • 氏名証明書を提出しても通らないことがある

  • アドセンス側の支払いプロファイル名を変更するのが簡単

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