Syncroomにはモバイル版としてiOS用が正式リリースされています。
今回はiOS版Syncroomのセットアップについて紹介します。
この記事の目次
iOS版Syncroomをセットアップする
AppStoreで”Syncroom”を検索して、インストールしておきます。
起動すると利用規約画面が現れます。
念のため回線チェックを行っておきましょう。
今回は次のような結果が出ました。やや遅延が多いようです。
できればWi-Fi接続でなく有線LANを使いましょう。
回線チェックが終わったら[×]ボタンをタップして元の画面に戻り、利用規約とプライバシーポリシーにチェックを入れ、ログイン画面に進みます。
ログインアカウントの作成から登録まで
メールアドレスとパスワードを用意してアカウントを作成します。
Facebook、Yahoo、Google、LINE、Twittterのソーシャルアカウントを利用できます。
またスクリーンショットでは隠れていますが、大手携帯電話3社のアカウントも利用できます。
ここでは独自のメールアドレスを使ってアカウントを作成します。
[メールアドレスでアカウント作成]をタップ
”Yamaha Online Member"の利用規約画面が現れるので同意します。
続いて、ユーザー情報の登録を行います。
メールアドレスとパスワードを入力して[確認]をタップ。
登録内容の確認画面でメールアドレスに問題がなければ[この内容で登録]をタップ。
登録したメールアドレスに確認メッセージが届きます。
「仮登録完了」の画面が現れるので、[TOPへ戻る]をタップ。
Syncroomの公式サイトが表示されます。
本登録
仮登録したメールアドレスに登録案内のメールが届いています。
ここではパソコンでメールを受信しています。
メール内に書かれている本登録用のURLをダブルクリックすると登録が完了します。
パソコン側のブラウザは閉じて構いません。
iPhone版Syncroomのセットアップ
iPhoneに戻ります。
Syncroomの公式ページが表示されたままになっているはずですが、[×]ボタンをタップして閉じて構いません。
再びSyncroomアプリの画面が現れます。
こんどは、先ほど本登録したアカウントでログインします。
”SYNCROOMに戻ります”というメッセージが出るので[OK]をタップ。
Syncroomアプリが起動します。
画面全体がルーム一覧になっていて、スクリーンを上へスワイプすると現在オープンしているルームが表示されます。
右下の[+]ボタンは新規ルームの作成、右上のルーペアイコンでルームの検索ができます。
左上のハンバーガーメニュー(3本線のアイコン)をタップするとメニューが現れますが、特に急いで設定しなければならないものはありません。
接続テストルームに入ってみる
ルーム一覧の先頭に「接続テストルーム」があるので入室してみましょう。
タップするとまずアイコン選択画面が現れます。
ギター、ベース、キーボードなど楽器に応じたものになっているので、自分のパートに合ったモノを選ぶといいでしょう。
続いて「デバイスの設定」が現れます。
すでにオーディオインターフェイスを接続しているばあいは、ちゃんと音の入出力ができているか確認します。
インターフェイスがまだのときは、とりあえずiPhoneのマイクとスピーカーが使えるかだけチェックしておきます。
上のマイクアイコンをタップすると周囲の輪がグリーンになります。
iPhoneに向かって喋ってみると、輪が反応して少し大きくなります。
また下のスピーカーアイコンをタップすると、Syncroomからの曲が流れます。
確認できたら[入室]をタップしましょう。
音声メッセージとともにルームの使い方が表示されるので見ておいてください。
他メンバーのアイコンを動かすことで、距離感や定位を調整できるのは、デスクトップ版にはないおもしろい試みです。
また3ページめはアイコンの説明があるので、そこもしっかりチェックしましょう。
右上の[×]アイコンをタップするとガイドが消えて接続テストルームが表示されます。
ルームにはそのとき同時に接続テストを行っているユーザーが表示されています。
他のユーザーからの音も聞えます。
ルームから退室するときは、左上のアイコンをタップしましょう。
自分のルームを作成する
接続テストが終わったら、自分のルームを作成してみましょう。
右下の[+]ボタンをタップすると、ルーム作成画面が現れます。
ルーム名とコメントを入力し、必要であればパスワードを設定しておきましょう。
なお、デスクトップ版と違い、公開ルーム/非公開ルームの設定はありません。
アイコンの使い方
画面下に4つのアイコンが並んでいます。
左から、チャット、オーディオファイル/メトロノーム、My Setting、録音です。
タップするとそれぞれの画面が開きます。
チャット
メンバー間でテキストメッセージや音声メッセージをやりとりします。
チャットを終了するときは、アイコンをもういちどタップします。
メトロノーム/オーディオファイル
iPhone内の音源を再生したり、メトロノームを鳴らすことができます。
メトロノームはテンポと音量を指定できます。
オーディオファイルでは、iPhone内の楽曲を指定するほか、ドラムパターンを演奏したり、Syncroom上で録音した演奏を再生することができます。
My Setting
自分のマイク/楽器からの音量とリバーブを指定します。
さらに、その下の小さいアイコンでは自分の音を聴くモニター”設定、デバイスの設定、アイコンの変更ができます。
デバイスの設定については、後日あらためて実際のオーディオインターフェイス設定例を紹介します。
録音
Syncroom上での演奏をその場で録音します。
録音したデータは、前述のオーディオファイルから再生できます。
生楽器や歌ならオーディオインターフェイスなしでもOK
以上、Syncroomのモバイル版アプリについてセットアップと基本的な使い方を紹介しました。
楽器をつないでいなくても、最低限iPhoneのマイクとスピーカーだけで利用できるようなので、ボーカリストやアコースティック楽器の方でもすぐに参加できると思われます。
また、エレキギターでもアンプシミュレーター用の小型のオーディオインターフェイスで利用できそうな感じです。
マイクは繋げませんが、iPhone内蔵マイクで代わりができそうなので、これも近々テストしてレポートします。
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