ブログ記事向けの画像編集に便利なiPhotoDrawの使い方を解説していきます。
まず1回めは新規画像の作成について。
そしてスクリーンキャプチャーのやり方についても紹介します。
この記事の目次
iPhotoDrawで新しい画像を作成する
iPhotoDrawで白紙のキャンバスを作って画像を編集する方法を紹介します。
画像の大きさを決める
[File]メニューから[New]をクリックしましょう。
すると画像作成用のダイアログボックスが現れます。
ダイアログボックスの右上にWidthとHeightというスピンボックス付きのテキストボックスフィールドがあります。
作りたい画像の大きさを決めて数値を入力しましょう。
ブログ用記事のばあい、使っているテンプレート(WordPressだったら"テーマ")によっておおまかなサイズが決まるので、それを参考にしてください。
既存サイズを選択するばあい
Widthの右にあるボタンをクリックすると、ドロップダウンメニューが開きます。
ここにはサイズのリストがあります。720Pや1080P、4K、8Kといったディスプレイ向きのサイズから、タブロイドやリーガル、A3、A4といった用紙サイズもあるので、使いたいサイズがあればここから選択してもいいでしょう。
このリストはユーザーがカスタマイズできるので、よく使いたいサイズは登録しておくと便利です。
ピクセル値以外の単位指定も可能
画像サイズの指定は基本的にピクセル単位ですが、アドバンスドオプションを使うと単位やDPI値を変更できます。
印刷用画像を制作する場合はここで指定しましょう。
単位(Unit)は、インチ、フット(フィート)、ミリメートル、センチメートル、メートルから選べます。
”Size”ドロップダウンリストでは、前項で紹介したリストと同じメニューを表示できます。
また、右側のOrientationボタンでは、ランドスケープ(横長)とポートレイト(縦長)の値を入れ替えることができます。
クリップボードの画像から作成する
クリップボード上にある画像を使って新しいキャンバスを作成することもできます。
[Get Image from Clipboard]をクリックすると、プレビューエリアに画像が読み込まれます。
キャンバスの背景色を指定する
キャンバスの背景色は初期状態では白ですが、好みの色に変更できます。
”Solid Color”(単色)を選択した状態で右のボタンをクリックするとカラーパレットがポップアップするので、テーマカラーやスタンダードカラーから色を指定してください。
RGBやHSV形式で色を自由に作ることもできます。
また、”Transparent”を選ぶと、背景を透明にできます。
この場合、グレーのチェッカー模様がプレビューエリアに表示されます。
スクリーンキャプチャー画像を編集する
iPhotoDrawでは、白紙のキャンバスを作成したり既存の画像を開くだけでなく、Windowsの画面をスクリーンキャプチャーすることもできます。
キャプチャーコマンドは7種類
[File]メニューから[Screen Capture]を選ぶと、サブメニューの中に次の5つのコマンドがあります。
-
Entire Screen
-
Region
-
Fixed Region
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Capture Window
-
Region to Clipboard
-
Delayed Capture
-
Repeat Last Capture
"Entire Screen”はフルスクリーン、つまり全画面キャプチャーです。
"Region”はドラッグ指定した領域をキャプチャします。
”Fixed Region”はあらかじめキャプチャ領域の大きさを数値で指定しておき、あとは位置を指定してキャプチャします。
"Capture Window”はちょっと特殊で、一般的なウィンドウ指定とは違い、ウィンドウ内のドキュメント領域やツールバー、メニューバーといった「コントロール」をキャプチャします。
”Region to Clipboard”はキャプチャーした画像をキャンバスにするのではなく、Windowsのクリップボードへ転送します。
”Delayed Capture"はコマンドの実行を遅らせる時間差キャプチャです。遅らせる時間は実行直前に秒単位で指定します。
”Repeat Last Capture”は、直前に実行したキャプチャを繰り返します。
キャプチャーのオプション
キャプチャーのオプション設定には次の4つがあります。
-
マグニファイヤー(ルーペ)の表示
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マウスカーソル(ポインタ)のキャプチャー
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色の反転(Invert Colors)
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ウォーターマーク(Apply watermark)
マグニファイヤーは、キャプチャー領域を指定するときマウスポインター周辺を拡大表示する機能で、ピクセル単位で厳密に位置を指定するのに役立ちます。
カーソルのキャプチャーはマウスポインターまで含めてキャプチャーするので、どこを操作しているところかがわかりやすくなります。
色の反転は、キャプチャーした画像の色を反転します。
ウォーターマークは、ユーザーが指定した画像を合成します。初期状態ではコピーライトの記号が登録されていますが、ユーザーが自由に画像を登録できます。
サイト名のロゴや著作権者名などを登録しておくといいでしょう。
キャプチャーした画像はiPhotoDrawで編集するのではなく、直接保存したり、クリップボードや他のアプリケーションに転送することもできます。
そのほか、ホットキー(キーボードショートカット)のカスタマイズが可能です。
シンプルだからすぐに始められる
今回は、iPhotoDrawでの新規画像作成と、それに関連してスクリーンキャプチャー機能の概要について紹介しました。
また、新規作成時から背景を透明化しておけるのも操作が簡単でいいですね。
スクリーンショット機能も、当サイトのように画面キャプチャーを加工することが多い場合は便利です。
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