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PowerToys Runの使い方 - PowerToys

PowerToys Runは、キー操作でさっと呼び出せて、ファイルの検索~オープンやアプリケーションの起動に使えるラウンチャー(ランチャー)です。

ファイル名やファイルの保存場所を正確に覚えていなくても使えるのでとても便利です。

 

PowerToysの概要は以前の記事で紹介しているので、初めての方はまずそちらからご覧ください。

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キー入力でプログラムやファイルをオープン

PowerToys Runは検索機能付きのコマンドライン型ラウンチャーです。

プログラム名やファイル名の一部だけ入力すれば、それに一致する候補をメニューに表示して、そこからアプリケーションを起動したりファイルを開くことができます。

 

もちろん部分一致対応なので、ファイル名を先頭から入力する必要もありません。

ファイル名がうろ覚えでも使えるし、ファイルを保存したフォルダーを覚えておく必要もないから、とても簡単です。

見つかった候補はメニューに表示され、そこから先はキー入力でもマウスでも操作できます。

PowerToys Run 検索ボックス

キー入力で検索ボックスを表示

 

PowerToys Runを使うにはPowerToysが起動(常駐)している必要があります。単独では起動できないので注意してください。

PowerToys Runの使い方

キーボードショートカットで呼び出し

まずキー入力でPowerToys Runの検索ボックスを呼び出します。

ココがポイント

【Alt】+【スペース】

検索ボックスになにか文字を入力すると、パソコン内のプログラム、文書ファイルなどから名前の一部が一致するものを候補としてメニューに表示します。

PowerToys Run 検索候補

入力した文字にマッチする候補のリスト

 

ふつうのファイルでなくても、コントロールパネルなども候補として表示されます。

 

初期設定ではメニューに表示される候補は4つです。

それ以上を表示するときはメニュー右側のスクロールバーを使うこともできます。

しかし、文字を入力するたびに候補が絞られていく(表示数が減る)ので、スクロールバーを使うよりキー入力を続けたほうが手っ取り早いでしょう。

PowerToys 絞り込み

入力するごとに候補を絞り込む

 

2回目以降の起動

2回目以降は、検索ボックスを呼び出すと前回入力した文字と検索結果の候補がそのまま表示されます。

新たに検索するときは、そのままキー入力してください。

 

メニュー操作

候補のメニューでは次のような操作ができます。

メニューを閉じる

間違ってPowerToys Runを開いてしまったときや検索を中断したいときは、【Esc】キーを押すか、検索メニュー以外のところをマウスでクリックします。

 

管理者として実行

メニューから選択したアイテムがアプリケーション(プログラム)のばあい管理者権限で実行できます。

リストアイテム上のボタンをクリックするほか、キーボードショートカット(【Ctrl】+【Shift】+【Enter】)も使えます。

PowerToys Run 管理者権限

管理者権限で実行する

 

ファイルの場所を開く

エクスプローラーを起動してファイルがあるフォルダーを開きます。

リストアイテム上のボタンをクリックするほか、キーボードショートカット(【Ctrl】+【Shift】+【E】)も使えます。

PowerToys Run ファイルの場所を開く

ファイルの場所(フォルダー)を開く

 

ファイルのパスをコピーする

メニューから選択したアイテムが文書ファイルのばあいファイルのパスをクリップボードにコピーできます。

リストアイテム上のボタンをクリックするほか、キーボードショートカット(【Ctrl】+【C】)も使えます。

PowerToys Run パスのコピー

文書ファイルのパスをコピーする

 

パスのコピーができるのは、いわゆる文書ファイルだけです。

アプリケーションとして候補に表示されていても、実行ファイルのパスをコピーすることはできません。

またDLLファイルなどシステム関係のファイルはそもそも検索候補に表示されないようです。

パスをコピー可能なファイルについては、リスト上のファイル名の下にパスが表示されているかどうかで確認できます。

 

計算機として使う

検索ボックスに式を入力すると、その下に計算結果を表示してくれます。

計算式には"="は必要ありません。

PowerToys Run 計算

式を入力して計算する

コンピューター上での計算なので、かけ算は*(アスタリスク)、割り算は/(スラッシュ)で入力します。

 

検索結果を選択する(【Enter】キーを押す)とクリップボードにコピーされるので、他のアプリケーションに貼り付けできます。

計算結果のばあいも、次にPowerToys Runを起動したときに表示されるので、結果をもういちど見直すことができます。

 

キーボードショートカットのまとめ

PowerToys Runでは検索ボックスの呼び出し以外にも、キーボードショートカットでの操作が可能です。

ショートカット 動作
【Alt】+【スペース】 検索ボックスを呼び出す
【Esc】 検索ボックスを閉じる
【Ctrl】+【Shift】+【Enter】 プログラムを管理者権限で実行
【Ctrl】+【Shift】+【E】 ファイルの場所を開く
【Ctrl】+【C】 ファイルのパスをクリップボードにコピーする
【Tab】 候補リストを順番に移動する

 

PowerToys Runの設定

PowerToysの設定画面では、その他の基本的な設定を行います。

PowerToys Runを使わないばあい、オフにしておくこともできます。

PowerToys Run 基本設定

リストの表示数やショートカットを変更

 

Search & Result

Maximum number of resultsは、検索候補リストの表示アイテム数を指定します。

初期設定は4です。

 

Shortcuts

Open PowerToys Runは、検索ボックスを呼び出すキーボードショートカットの指定です。

初期設定は【Alt】+【スペース】です。

変更したいときは、フィールド内をクリックして枠線がハイライト状態のときに、割り当てたいキーをキーボードで押してください。

PowerToys Run ショートカット割り当て

フィールドを選択して割り当てたいキーを押す

 

Ignore hotkeys in fullscreen modeをチェックすると、全画面モードのときにショートカットを無効化します。

ゲーム中やプレゼンテーションの途中で間違ってPowerToys Runを起動したくないといったときに使いましょう。

あくまで全画面モード時で、ウィンドウの最大化とは関係ありません。

 

キー入力でさっと開ける快適さ

数文字入力するだけで候補を表示してくれるのでアプリケーションやファイル名を覚えていなくても使えるし、ファイルを保存しているフォルダももちろん覚えておく必要がないのはとても便利です。

ただのファイル検索と違ってシステム関係のファイルは表示されないようなので、まちがってWindows本体の重要なファイルを開いて破損させてしまうような心配もありません。

PowerToy Run コントロールパネルアプレット

コントロールパネルなども呼び出せる

 

また、おもしろいことに、アプリケーション名に文字が含まれていないようなものでも、候補として表示されることがあります。

タスクバーの検索ボックスと違ってWebのキーワード検索はできませんが、その分余計な候補が表示されることもありません

今回試した範囲だと、フォルダーを検索できないばあいがある(できることもある)などまだいまひとつ動作がわからないところはありますが、ラウンチャーとしてなかなか使いやすそうなので、積極的に使っていきたいと思っています。

 

PowerToys Run - まとめ

  • ホットキーで呼び出してキー入力でファイルを検索
  • 数文字入力するだけで候補を探せるインクリメンタルサーチ
  • 管理者権限での実行やファイルの場所を開くこともできる
  • 検索ボックス上で計算が可能
  • PowerToys自体を起動していないと使えない

 

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