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【HyperSnap道場】キャプチャはショートカットが基本

画面キャプチャソフトHyperSnap8の使い方を少し深く掘り下げて紹介していきます。

・・・といいながら、まず手始めは基本中の基本として、画面キャプチャソフトではなぜキーボードショートカット操作が望ましいのかという一般論からいきましょう。

 

スクリーンショット作成はショートカットで

HyperSnap8ではスクリーンショットの作成コマンドを、リボン上のボタンまたはキーボードショートカットから実行できます。

HyperSnap8以外のキャプチャソフトでもだいたいは、メニューコマンド、ボタン、キーボードショートカットが使えるはずです。

ふだんキーボードショートカットを使ったことがない方もいるかもしれませんが、キャプチャソフトについてはぜひキーボードショートカットでの操作をお奨めします。

その理由は、キャプチャの自由度があがるからです。

 

ポップアップも含めてキャプチャできる

具体的な例で紹介しましょう。

次のスクリーンショットは、Libre Officeのアップデートを通知するバルーン(ポップアップメッセージ)が表示されているところです。

ポップアップの例

バルーンはマウス操作で消えてしまう

 

このバルーンを含めてキャプチャしたいのですが、マウスでHyperSnap8(背後に見えているウィンドウ)を操作しようとすると、残念ながら肝心のバルーンが消えてしまってキャプチャできません。

 

 

次のスクリーンショットは、Google Chromeを使ってLibre Officeの最新版をダウンロードし終わったところです。

Google Chromeのダウンロード結果

ダウンロード結果のドロップダウンメニュー

ドロップダウンメニューからは、ダウンロードしたファイルを実行したり保存先のフォルダーを開くことができます。

しかし、このドロップダウンメニューも、キャプチャソフトをマウス操作するととたんに消えてしまいます。

 

 

最後の例は、Libre Office Calcのチップヘルプです。これももちろん、マウスを操作した瞬間に消えるからキャプチャできません。

チップヘルプ

チップヘルプもマウス操作で消える

 

このように、パソコンの操作手順を説明する図版を作成したいとき、キャプチャソフトをマウスで操作していたら細かい説明ができないところが出てきます。

 

しかしキーボードショートカットで操作すればマウスを動かさないので、上に挙げたようなキャプチャもできるのです。

 

HyperSnap8のキーボードショートカット

では、Fukuzumi愛用のHyperSnap8でのショートカット操作を紹介していきましょう。

HyperSnap8には計15のキャプチャーコマンドがあり、そのうちカーソルキャプチャ(Capture Cursor Only)以外のすべてにキーボードショートカットが割り当てられています。

キャプチャコマンドの概要については別の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。

 

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ショートカットの確認方法

HyperSnap8ショートカット割り当てを確認するのは簡単です。

 

リボン上に表示されている、各キャプチャコマンドのボタンにマウスポインタを合わせて少し待つと、コマンドの解説が現われます。

ここにキーボードショートカットのキーアサイン(キー割り当て)も書かれています。

HyperSnap8のショートカット確認

ボタンをポイントしてショートカットを確認

 

キャプチャコマンドの中にはドロップダウンリストから実行するものもありますが、それらのコマンドについても同様です。

ドロップダウンメニューの例

ドロップダウンメニューのばあいも同じ

 

ショートカットのカスタマイズ

HyperSnap8では、ショートカットの割り当てを無効化したり、別の割り当てを登録することもできます。

リボン上の「Capture」タブの右端にある[Hot Keys]ボタンをクリックしてください。

HyperSnap8のショートカット設定

[Hot Keys]ボタンをクリックする

ショートカットキーの設定ダイアログボックスが現われます。

ショートカットキー設定の基本画面

ショートカットキーの基本設定画面

ここでまず、下のほうにある"Enable Hot Keys"というチェックボックスがマークされていることを確認してください。

これがオンになっていないとキーボードショートカットそのものが使えません。

 

カスタマイズするときは、その左の[Customize Keyboard]ボタンをクリックします。

カスタマイズ設定ダイアログボックスが現われて「Keyboard」タブが選択されています。

HyperSnap8 キーカスタマイズ画面

Captureカテゴリでキー割り当てを指定

 

左のリストのいちばん上にあるコンボボックスは、コマンドのカテゴリです。

キャプチャ用コマンドをカスタマイズしたいので、このカテゴリがCaptureになっていることを確認します。

 

すぐ下のリストはキャプチャコマンドの一覧

このリストで選択したコマンドに割り当てられているショートカットが、右に表示されます。

 

キー割り当てを変更したいコマンドを左のリストから選んで、キーボードでなにかキーを押すと右中段のテキストボックスにそのキーが表示されます(Press New Shortcut Keyの部分)。

すぐ下にある”Assigned for"のところになにかコマンド名が表示されたときは、入力したキーがすでにほかのコマンドに割り当てられていて使えないという警告です。

HyperSnap8 キー割り当ての確認

割り当ての重複も確認できる

 

キー割り当てが重複していないときはUnassignedという表示になり、右上の[Assign]ボタンが利用可能になります。

HyperSnap8 キー割り当て

重複していなければ登録できる

 

ひとつのキャプチャコマンドに対して、複数のキー割り当てを登録することもできます。

キーボードショートカットが不要だったら[Remove]ボタンをクリックすれば、キー割り当てを解除できます。

HyperSnap8 キー割り当て削除

キー割り当ての削除

 

ショートカット操作でキャプチャの幅が広がる

このように、ポップアップメッセージやメニュー操作をキャプチャするにはキーボードショートカット操作は必須といえます。

特にHyperSnap8のばあいはキャプチャコマンドが多いので、いちどに覚えようとするとたいへんですが、まずはよく使うコマンドとして、フルスクリーン(【Ctrl】+【Shift】+【F】)、アクティブウィンドウ(【Ctrl】+【Shift】+【A】)、領域指定(【Ctrl】+【Shift】+【R】)の3つぐらいから覚えていくといいでしょう。

ぜひこの機会にチャレンジしてください。

 

HyperSnap8の概要について知りたかったら

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