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HyperSnap8のキャプチャコマンド全詳解

前回は高機能画面キャプチャソフトHyperSnap8の特徴やシェアウェアのライセンス方法などをご紹介しました。

今回はいよいよメイン機能であるキャプチャコマンドを解説していきます。

キャプチャコマンドの種類、操作、コマンドごとの特徴とメリットなどを紹介しているのでHyperSnap8を使いたいひとはもちろん、いまキャプチャソフトを選んでいる人にとっても、どんな機能が欲しいか比較のめやすになるはずです。
ぜひしっかりチェックしてください。

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フルスクリーン キャプチャ

パソコンの画面全体をキャプチャするときに使います。

フルスクリーンキャプチャの例

デスクトップ全体をキャプチャ

フルスクリーンのキャプチャ方法

コマンドを実行するとただちにキャプチャが実行されます。とくに指定は必要ありません。

【Ctrl】+【Shift】+【F】

用途と利点

画面全体の作業状況、ウィンドウの配置などの説明に適しています。

アクティブウィンドウ キャプチャ

デスクトップに表示されているウィンドウのうち、最前面にあるアクティブウィンドウを自動で認識してキャプチャします。

アクティブウィンドウのキャプチャ例

最前面のウィンドウだけキャプチャ

アクティブウィンドウのキャプチャ方法

コマンドを実行するとただちにキャプチャが実行されます。とくに指定は必要ありません。

【Ctrl】+【Shift】+【A】

用途と利点

目的のウィンドウだけを切り取ってキャプチャできます。フルスクリーンに比べ、対象が明確になると同時にファイルの容量を抑えることができます。

ウィンドウ キャプチャ

ボタン上では[Window]となっていますが、実際には[Capture Window or Control]で、ウィンドウ単位またはウィンドウを構成しているメニューバーやツールバーなどのコントロールを単位としてキャプチャします。

コントロールのキャプチャ

ツールバーなどの部分だけをキャプチャ

ウィンドウ/コントロールのキャプチャ方法

コマンドを実行するとその時点でマウスポインタがある位置を基準に、ウィンドウやコントロールを自動で認識して黒い枠を表示します。

マウスポインタを動かすと、黒い枠が移動するので、キャプチャしたい範囲に枠が付いたところでマウスボタンを左クリックすると、キャプチャが行われます。

【Ctrl】+【Shift】+【W】

コントロールキャプチャの指定例

コントロールを自動認識してキャプチャする

利点と用途

ツールバーやメニューバーを正確に切り取ることができるので、次に紹介するリージョンキャプチャよりも指定の手間が省けます。

ただし、Microsof Officeのリボンなど一部のコントロールには認識できないものもあります。

キャプチャの中止

ウィンドウ/コントロールのキャプチャや次に紹介するリージョンキャプチャのようにキャプチャ対象を指定する必要がある場合、【Esc】キーを押すことでキャプチャを中止できます。

リージョン キャプチャ

ユーザーが選択した領域内だけをキャプチャします。

リージョンキャプチャ

領域キャプチャの例

リージョン キャプチャの方法

コマンドを実行すると、マウスポインタがクロスライン形状になるので、キャプチャしたい領域の角を始点としてまずクリックします。

ボタンをリリースしたあとマウスを動かすと、クロスラインが移動し、細く黒い線で領域が選択されます。キャプチャしたい範囲を枠線で囲みもういちど左ボタンをクリックするとキャプチャが実行されます。

リージョン指定中

リージョン指定中

【Ctrl】+【Shift】+【R】

用途と利点

ツールバーやメニューバーなどの形に囚われず、本当に必要な部分だけをキャプチャできるので、操作説明などが明快になります。

不要な部分を省けるので、重要な点だけを強調できると同時に、ファイルサイズを抑えることができます。

領域指定のオプション

リージョンキャプチャには3つのオプショングループがあり、それぞれ以下のような指定ができます。

リージョンキャプチャのオプション

リージョンキャプチャのオプション

形状の指定

選択した範囲を実際に切り取るときの輪郭形状を指定します。矩形のほかに角丸のサイズ(大中小)、楕円形を選べます。

  • Rectangle

  • Small Round

  • Medium Round

  • Large Round

  • Ellipse

縦横比

キャプチャ画像の縦横比を指定します。Anyにしておくと、縦横比を固定せずにドラッグで自由に選べます。

  • Ration:Any

  • 1:1

  • 4:3

  • 16:9

  • Customize

サイズ

キャプチャ画像の縦×横の寸法をピクセル数で指定します。決まったサイズでしかキャプチャできなくなるのでふつうはAnyにしておくとイイでしょう。

  • Size:Any

  • 320×240

  • 640×480

  • 800×600

  • Customize

パン リージョン(Pan Region) キャプチャ

リージョンキャプチャのバリエーションで、いちどリージョンキャプチャを行ったあとで使用します。

リージョンキャプチャで選択した範囲と同じ大きさの領域を自動的に選択しますが、キャプチャの原点をマウスで自由に決めることができます。

パンリージョンキャプチャの例

パンリージョンキャプチャの例

パン リージョンのキャプチャ方法

コマンドを実行すると、前回キャプチャした領域と同じ大きさの細い枠線が現れます。マウスを動かして原点を移動し、左ボタンのクリックでキャプチャします。

【Ctrl】+【Shift】+【P】

利点と用途

キャプチャ画像のサイズや縦横比は統一しつつ、異なる場所をキャプチャすることができます。

画像サイズが統一されるので、Webページなどでレイアウトするとき寸法や拡大/縮小率の計算を省略して一括処理しやすくなります。

スクロールページ キャプチャ

縦に長いWebページやPDFファイルなど、スクロールしなければ全体を表示できないドキュメントをキャプチャします。ウィンドウ内のドキュメントエリアだけをキャプチャします。

ページスクロールの例

ページスクロールキャプチャの例

スクロールページのキャプチャ方法

キャプチャしたいページの先頭を表示させてからコマンドを実行するとドキュメント領域を囲むように黒い枠が現れます。マウスポインタの右下に下向きの三角ボタンが出ているのを確認して左ボタンをクリックします。

ページスクロールキャプチャ実行中

スクロールキャプチャの指定方法

【Ctrl】+【Shift】+【S】

用途と利点

縦に長いページを複数回に分けてキャプチャする必要がありません。一回のキャプチャで一枚の画像を作成するので、あとでつなぎ合わせるような手間も不要です。

スクロール リージョン(Scroll Region) キャプチャ

リージョンキャプチャとページスクロールキャプチャのミックス版で、指定した領域内をスクロールしてキャプチャします。

スクロールリージョンの例

スクロールリージョンの結果

スクロール リージョンのキャプチャ方法

リージョンキャプチャと同じように画面上の領域を選択します。

領域の選択が終わったら、ウィンドウのスクロールバーで▼部分をクリックするとスクロールが始まり、スクロールが終わると画像がキャプチャされます。

スクロールリージョンの指定例

スクロールリージョンの指定例

【Ctrl】+【Shift】+【G】

用途と利点

縦に長いWebページのうちサイドバー部分は不要なので主要コンテンツのカラムだけキャプチャしたいといった場合に便利です。

リピート

直前に実行したキャプチャをもういちど実行します。

リピートキャプチャの方法

ボタンのクリックまたはキーボードショートカットで直ちに実行されます。

【Ctrl】+【Shift】+【F11】

用途と利点

リージョンキャプチャした範囲とまったく同じサイズでキャプチャしたいとき、範囲指定の手間が省けます。キャプチャサイズが揃っているのでレイアウトの計算やリサイズの手間を省けます。

パン リージョンとの違いは領域の大きさだけでなく、位置も完全に同じになることです。このため、同じ場所で内容がどのように変わったかを表すような使い方に便利です。

リピート対象を固定する

いちどキャプチャを実行したあと、[More...]メニュー内の[Lock Last Capture]を選択するとそのときの領域が「最新のキャプチャ」として固定されます。

たとえばキャプチャ1を実行して[Lock Last Capture]を設定したあと、さらにキャプチャ2、キャプチャ3・・・と実行しても、次にリピートキャプチャを行うとキャプチャ1の領域がキャプチャされます。

手順を説明する過程で、なんどか同じ範囲をキャプチャしなければならないようなときに便利なオプションです。

その他のキャプチャ方法

上記以外にも、リボン上の[More...]ボタンをクリックすることで下記のようなキャプチャが可能です。

その他のキャプチャコマンド

その他のキャプチャコマンド

バーチャルデスクトップ(Virtual Desktop)

マルチモニタ環境でデスクトップ全体をキャプチャします。ソフトウェア(Windows10)の仮想デスクトップでは機能しません。

【Ctrl】+【Shift】+【V】

ボタン(Button)

ツールバー上のボタンだけをキャプチャします。

【Ctrl】+【Shift】+【B】

フレームを除くアクティブウィンドウ(Active window without frame)

アクティブウィンドウからウィンドウ外枠を除いた部分だけをキャプチャします。

【Ctrl】+【Shift】+【C】

フリーハンド(Free hand)

マウスでクリックしたポイントを結ぶ多角形の領域をキャプチャします。【Enter】キーを押すと最初にクリックしたポイントと現在のポインタ位置を結んで領域を確定し、キャプチャが実行されます。

マウスを動かすとき【Shift】キーを押すと、移動方向を垂直/水平/45°に強制できます。

キャプチャ画像自体は矩形になるので、マウスで指定した領域以外の部分は背景色(白)で塗りつぶされます。

【Ctrl】+【Shift】+【H】

マルチリージョン(Multi Region)

離れたところにある複数のウィンドウやコントロールを連続して選択することで、ひとつのキャプチャ画像にまとめます。

マルチリージョンの例

マルチリージョンの例

名前はマルチ リージョンですが、キャプチャする領域はドラッグでの選択ではなく、ウィンドウ/コントロールの選択同様に黒い枠線で囲まれた部分をクリックで選んでいきます。最後に【Emter】キーを押すとキャプチャが実行されます。

マルチリージョンの指定例

マルチリージョンの指定例

選択範囲に含まれなかった部分は、背景色(白)で塗りつぶされます。

【Ctrl】+【Shift】+【M】

カーソル(Cursor)

カーソルだけをキャプチャします。

キーボードショートカットの初期設定はありません。

アクティブウィンドウの拡張(Extended Active Window)

アクティブウィンドウより少し大きめのサイズを自動的に判断してキャプチャします。

筆者の環境では正常に作動していないようです。

【Ctrl】+【Shift】+【X】

コマンドの使い分けでいろんなキャプチャが可能に!

今回は、HyperSnap8のキャプチャコマンドに絞って紹介しました。

一般的なキャプチャソフトよりもコマンドが豊富なのが分かっていただけたと思います。

中でも個人的によく使うのは次の3つです。

  • フルスクリーン

  • アクティブウィンドウ

  • リージョン

そのほかには、リピートもときどき使います。

リピートの使い方でよくやるのが、メインウィンドウの上にダイアログボックスを出しておいて、さらにダイアログボックスのドロップダウンリストを開いてキャプチャするようなケースです。

メインウィンドウ+ダイアログボックスで、どんな状況でどんなダイアログボックスを開いているかを見せて、さらにドロップダウンリストではどんなオプションを選ぶのかというところまで一画面にまとめてキャプチャします。

このようなとき、まずメインウィンドウだけでキャプチャしておいて、続いてダイアログボックスとドロップダウンリストまで開いた状態でリピートを実行すれば、3つが重なった状態をまとめてキャプチャできます。

ポイントは、メインウィンドウの上にダイアログボックスとドロップダウンリストがすべて収まるように配置することです。特にドロップダウンリストが途中で切れてしまわないように注意します。

リピートを使うと、ぴったり同じサイズ同じ位置でキャプチャできるので、同じ領域を繰り返しキャプチャするのにも役立ちます。特に[Lock Last Capture]との組み合わせは便利です。

今回はキャプチャコマンドのみの紹介でしたが、次は主要なキャプチャオプションについて説明します。

「HyperSnap道場」では、HyperSnap8の実践的な使い方を紹介しています。

キャプチャーソフト特集のリンクからご覧ください。

 

この記事の画面キャプチャはどうやって撮っている?

HyperSnap8を操作しているところをHyperSnapでキャプチャすることはできません。そこで、操作中のスクリーンショットについてはWindows10の[切り取り&スケッチ]でキャプチャしています。

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