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Vimiumで検索サイトを使い分ける設定と実際の検索操作方法

Vimiumの基本を知ろう

VimiumはGoogle ChromeでのWebブラウズをキー入力で操作できる拡張機能です。

ChromeにVimiumをインストールするとアドレス入力や検索を行うVomnibarの呼び出しから、ページのスクロール、タブの移動や新規タブの作成などほとんどの操作をキーボードで行えるようになります。

Vimiumが初めての方はまず下の記事からご覧ください。

基礎知識
Vimiumアイコン
キー入力で快適ブラウズ、Chromeの拡張機能Vimium

調べ物などで長時間Webページを検索していて肩が凝ったり、腕や肘、手首が疲れてきたことはありませんか? そんな経験がある人は、Vimiumを使ってみましょう。 ブラウザをキー入力で操作することで、疲労 ...

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今回は、VomnibarからYouTubeやGoogleマップ、Amazonなどいろいろな検索をダイレクトに実行できるカスタマイズの初級編。サンプルに登録されている検索サービスをアクティベートして利用できるようにします。

Webブラウズ中にその場ですぐいろんな検索を使い分けられるので便利ですよ。

 

Vomnibarでいろんな検索を使い分ける

Vimiumでは【o】キーを押すとアドレス入力や検索ができるVomnibarが表示されます。
URLを入力すればそのWebページへアクセスし、その他の語句を入力すればキーワード検索になります。

キーワード検索を行う場合デフォルトではGoogleを利用しますが、ちょっとした操作とカスタマイズでいろいろな検索を使い分けられるようになります。

たとえばYouTubeでの検索やAmazonでの検索を簡単なキー入力だけで切り替え可能です。

ただし、初期設定のままで使えるのはWikipediaだけなので、そのほかのサービスを使うにはオプションをカスタマイズする必要があります。

 

検索オプションを有効化して検索サイトを使おう

アドレスバーのVimiumアイコンをクリックしてウィンドウを表示したら、左下の[Options]というリンクをクリックして、設定ページにアクセスしましょう。

Vimiumアイコン

ブラウザのVimiumアイコンをクリック

Vimiumのオプション画面を開く

オプション画面を開く

オプション画面の3つめにある"Custom search engines"というリストに設定のサンプルが登録済みですが、最初はWikipediaを除いてすべて無効になっています。

サーチエンジンカスタマイズオプション

検索エンジンの設定

 

行頭に#がついている行は無効になっているので、使いたいものがあったら#を削除してコメントアウトを解除します。

たとえば登録済みサンプルの中からYouTubeとGoogleMapsのふたつを利用したいとします。その場合は"# y:~"で始まる行と"# gm:"で始まる行で、どちらも先頭の#を削除してください。

コメントアウトの解除

コメントアウトを削除して設定を有効化

 

テキストの修正が終わったら、ブラウザのいちばん下にある[Save Changes]をクリックして、忘れずに設定を保存しておきましょう。

 

 

サイトを指定して検索する

では有効化した検索オプションを実際に使ってみましょう。

 

youtubeで検索する

まず【o】を入力してVomnibarを呼び出したら、続いて【y】を入力します。

Vomnibarを呼び出す

まず小文字のoを入力してVomnibarを開く

ここまでだとまだ通常の入力モードなので、過去にアクセスしたアドレスの履歴から"y"を含むものだけが抽出されます。

続いてyを入力

yを入力するとyを含む履歴が表示される

ここでさらに【スペース】を入力すると検索エンジン選択スイッチが働いて、YouTubeで検索できる状態になります。

この【y】とそのあとの【スペース】がYouTubeで検索を行うためのスイッチです。

Vomnibarの下に"YouTube"と表示されているので、モードが切り替わったことがわかります。

YouTube検索モード

さらにスペースを入力するとYouTube検索モードに切り替わる

 

あとはキーワードやフレーズを入力して【Enter】キーを押せば、自動的にYouTubeで検索で検索を行い、その結果を表示してくれます。

YouTube検索候補

YouTubeの検索サジェストが現れる

YouTube検索結果

YouTubeの検索結果を表示

 

GoogleMapsで検索する

GoogleMapsで検索するためのスイッチはgmです。

【o】を入力してVomnibarを呼び出したら、続いて【g】【m】と入力しさらにスペースを入力した時点で、GoogleMapsでの検索モードに入ります。

あとは検索したい地名や施設名を入力して【Enter】を押しましょう。

GoogleMaps検索オプション

GoogleMapsで検索するときはVomnibarでgm【スペース】を入力

GoogleMaps検索結果

GoogleMapsの検索結果

 

Amazonで検索する

Amazonで検索するための設定も登録済みですが、ひとつ注意があります。
登録されているのはAmazon.comなので、Amazon.co.jpでの検索ができません

Amazon用検索オプション

amazon.com用オプションが登録されている

そこで、Amazon.co.jpで検索できるようにカスタマイズしておきましょう。

まず先頭の#を削除し、さらにURLのほうのamazon.comのところをamazon.co.jpに書き換えておきましょう。

Amazon.co.jp用に書き換える

設定をAmazon.co.jpに書き換える

 

Amazonも使い方は同じです。

Vomnibarを呼び出して【a】【z】【スペース】と入力するとAmazonでの検索モードになるので、探したい商品名を入力してください。

Amazon.co.jpで商品検索

Amazon.co.jpのサジェストキーワードを表示

Amazon.co.jp検索結果

Amazon.co.jpの検索結果を表示する

 

Vomnibarからの検索だけでも価値あり

このように、Vimiumをインストールしておけば、ちょっとしたコマンドを知っているだけでWebブラウズや検索が格段に効率的になります。

なにか調べたいとき、まずそのサービスにアクセスしてそこからさらにキーワードで探すより、Vomnibarから一気に検索結果までたどり着けたほうが手っ取り早いですよね。

キー入力でのブラウズは特に必要ないという人でも、Vomnibarを使ったこの検索は魅力ではないでしょうか。

特に専門用語の検索や辞書サイトなんかで検索できると便利そうなので、設定できないかもう少し調べてみたいと思っています。

Vomnibarで検索エンジンを使い分けるための設定

オプション設定のサンプル例で行頭の#を消去し、コメントアウトを解除しておく

Vomnibarで検索エンジンを使い分けるには

Vomnibarを表示したあと、検索エンジン選択スイッチとスペースを入力する

 

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