Vimiumの基本を知ろう
VimiumはGoogle ChromeでのWebブラウズをキー入力で操作できる拡張機能です。
ChromeにVimiumをインストールするとアドレス入力や検索を行うVomnibarの呼び出しから、ページのスクロール、タブの移動や新規タブの作成などほとんどの操作をキーボードで行えるようになります。
Vimiumが初めての方はまず下の記事からご覧ください。
-
キー入力で快適ブラウズ、Chromeの拡張機能Vimium
調べ物などで長時間Webページを検索していて肩が凝ったり、腕や肘、手首が疲れてきたことはありませんか? そんな経験がある人は、Vimiumを使ってみましょう。 ブラウザをキー入力で操作することで、疲労 ...
続きを見る
Vimiumでは割り当てられたコマンドを使ってブラウザを操作するだけでなく、コマンドのキー割り当てをカスタマイズして、自分だけの使いやすい操作環境を作ることができます。
今回はキー割り当てのカスタマイズ方法を紹介します。
この記事の目次
Vimiumのオプション設定画面を開く
Vimiumで使用するキーの割り当てそのものをカスタマイズすることもできます。
アドレスバーのVimiumアイコンをクリックしてウィンドウを表示したら、左下の[Options]というリンクをクリックして、設定ページにアクセスしましょう。
ふたつめのグループがキーマップの割り当てです。
キー割り当ての変更方法
Vimiumのキー割り当てを変更するには、オプション設定ページのテキストボックス右側にあるサンプルを参考に設定を行ってください。
map j scrolldown
unmap j
unmapAll
map j scrolldownは、【j】キーに[Scrolldown]コマンドを割り当てます。
unmap j は【j】キーへの割り当てを解除します。
次の画像の例では以下の3つを割り当てています。
- Gキーの割り当てを解除
- A に[先頭のタブへ移動](firstTab)を割り当て
- F に[最後のタブへ移動](lastTab)を割り当て
大文字と小文字はそれぞれ別の文字として扱われます。
設定を書き込んだら、必ずいちばん下にある[Save Changes]ボタンをクリックして、設定を保存してください。
キー割り当てと利用可能なコマンドを確認する
カスタマイズ例のすぐ下にある[Show Available Commands]をクリックするとコマンド一覧を表示できます。
下のキャプチャ画像で赤枠内が割り当てられているキー、黄色いマーカーで示しているのがコマンドです。
スクロールアップ/ダウンをWZエディタ風にアレンジしてみる
私が愛用するテキストエディタ "WZエディタ"では【Ctrl】+【e】でスクロールダウン(上の方へ戻るスクロール)、【Ctrl】+【c】でスクロールアップ(下の方へ進むスクロール)ができます。
実はVimiumでも【Ctrl】キーを押しながら【e】を押すとスクロールダウンが割り当てられていますが、この場合のスクロールダウンはWZ Editorとは逆で下の方へ進んでいきます。またスクロールアップのほうは、【Ctrl】とのコンビネーションは割り当てられていません。
そこでWZ Editroと同じ動作になるように割り当てを行ってみましょう。
実際にやってみました。
上で紹介したコマンド一覧によると【Ctrl】+【c】のコンビネーション操作は次のように記述するようです。
<c-c>
そこで下の図のような設定を書き加えたところ、見事動作しました。
ふだん使うエディタなどに合わせて好みの操作環境を作ろう
このようにVimiumのキー割り当てをカスタマイズすることで、不用意にコマンドを実行しないように保護したり、ほかのアプリケーションとの競合を避けることができます。
Vimiumを本格的に使いこなしたいときはぜひチェックしておきましょう。