Open-Shellというオープンソースのソフトを使ってきました。
ところがWindows11へアップグレードしたことで、メニューの操作方法が少しだけ変ってしまいました。
簡単にいうと[スタート]ボタンのクリックではメニューを開けなくなっています。
注意
2023年春のアップデートあたりから、本記事の内容ではWindows11での操作ができなくなりました。
対処方法を新しい記事で紹介しています。
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Windows11でOpen-Shellを使う | 2023年版
古くからWindowsパソコンを使っているユーザーにとって、Windows8で登場した新しいスタイルのスタートメニューは使いにくくなじめないものでした。 そんなユーザーの助けになってきたのが、Clas ...
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この記事の目次
Win11用に自動で再設定
Open-Shell自体は、いまのところ特にWindows11対応のバージョンアップはないようで、従来のものがそのまま使えています(バージョン4.4.160)。
ただし、設定の再構築は必要で、Windows11へのアップグレード後には次の様なメッセージが表示されました。
[OK]をクリックするとユーザーアカウント制御画面が現れるので、[はい]をクリックしてやれば再設定自体は自動で行ってくれるので特に操作の必要はありません。
設定が終了したのを通知するメッセージが現れます。
Open-Shellメニューの開き方
従来はWindows自体の[スタート]ボタンをクリックすると、スタートメニューの代わりにOpen-Shellのクラシックスタイルメニューが出てきました。
しかしWindows11では、[スタート]ボタンをクリックしてもクラシックスタイルメニューが表示されることはありません。
かといって従来[スタート]ボタンがあった場所(画面の左下隅)をクリックすれば現れるわけでもありません。
ではOpen-Shellは使えなくなったのかというと、そういうわけではなくちゃんと動作します。
操作は簡単で、【Win】キーを押すだけです。
つまりキーボードショートカットでメニューを開くことになります。
ほかにもやり方があるかもしれませんが、いまのところはわかっていません。
クラシックスタイルメニューを開くと、メニューサイドのバージョン表記が「Windows10 Pro」となっていますが、これはご愛嬌というところでしょう。
Windows11の設定でタスクバー表示を左に変更しても、スタートボタンクリックでOpen-Shellを表示することはできません。
スタートメニューとの使い分けは?
従来、スタートメニューとクラシックスタイルの使い分けは、【Shift】キーで行っていましたが、Windows11ではスタートメニューはWindows11本来のメニュー操作、Open-Shellはキーボードショートカットでの操作と、使い分けることになりそうです。
今後、Open-Shellのバージョンアップでなにか手が加えられるかもしれませんが...。
ちなみに、キーボードショートカットでWindows11のスタートメニューを開くには、【Shift】キーを押しながら【Win】キーを押します。
新スタートメニューの印象
一方、Windows自体のスタートメニューも従来とはかなり違いがあります。
個人的なファーストインプレッションとしては、コマンド入力タイプのラウンチャーに履歴機能などを追加したような印象で、従来のスタートメニューよりは使いやすく感じました。
ちょうどPowerToysのコマンドラインラウンチャーであるPowerToys Runをグラフィカルにして、機能を追加した感じでしょうか。
もちろんこれはキー入力前提の話なので、マウスでのメニュー操作が当たり前の一般ユーザーだと使いにくくなったと感じる方も多そうです。
新スタートメニューの使い方については、改めて別記事で紹介します。
Windows11でOpen-Shellを使う方法 - まとめ
- Win11にアップグレードしたら設定の再構成を行う(自動)
- クラシックスタイルメニューを開くには【Win】キーを押す
- 【Shift】+【Win】キーを押すと、Win11のスタートメニューが開く