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メモリを最適化してWindowsを快適に使おう

パソコンを使っているうちに動きが悪くなってきたなと感じたら、メモリの使用量が増えて空きが少なくなってきている可能性があります。

メモリ最適化ツールを使ってリフレッシュしてあげましょう。

 

メモリ最適化ツールの役目

パソコンで作業をしていると、使ったデータやプログラムがメモリに読み込まれます。

それが溜まっていくと、パソコンを使っているうちにだんだん空き容量が減ってきて、動作が遅くなります。

仕事が終わったプログラムはメモリから消えてくれればいいんですが、なかにはうまく削除されずに残ってしまうものもあって、それがメモリ消費量が増えていく原因になります。

もう使っていないデータをメモリ上から削除して空き容量を確保してやれば、また速度は元に戻ります。

いってみれば、仕事で散らかった机の上をキレイに整理するようなもの。

これをやってくれるのがメモリ解放ツールメモリ最適化ツールと呼ばれるソフトです。

 

Reduce Memoryで最適化

メモリ最適化ツールには、その場で実行するもの、定期的に実行するもの、空きが少なくなってきたタイミングで自動的に実行するものなどがあります。

今回は、その場で実行と定期的実行のふたつができるツール、Reduce Memoryを例に紹介します。

英語版ですが、起動しておけば基本的に操作するところはないので問題はありません。

フリーソフトなので、無料で自由に使っていただけます。

他のツールもみてみよう

同種のメモリ最適化ソフト Wise Memory Optimizerを紹介しています。

比べてみて好みに合うほうを使ってください。

 

ウィンドウの解説

Reduce Memoryを起動すると次のようなウィンドウが現われます。

Physical Memory Infoにメモリの使用状況が、その下にある緑のバーグラフには利用率(パソコンに搭載している全メモリ容量と現在の利用量の比率)が表示されます。

これらはリアルタイムで刻々と変化していきます。

ReduceMemory ウィンドウ

ReduceMemoryのウィンドウ

 

Reduce Memoryは、起動してしまえばあとはなにもしなくても自動的にメモリを最適化してくれます。

ウィンドウのいちばん下には次の最適化までの時間が表示されています。

ReduceMemoryボタン解説

メモリ利用率の表示とボタン

 

その場で最適化を行いたいときは[Optimize]ボタンをクリックしてください。

 

オプションの設定

Reduce Memoryでは、次のようなオプションを設定できます。

  • スタートアップに登録してWindowsと同時に起動
  • トレイアイコンに最小化
  • 最前面表示
  • 最適化の自動実行と実行間隔

設定を変更するには[Options]ボタンをクリックしましょう。

ReduceMemory オプション画面

オプション画面の設定項目

 

スタートアップに登録

チェックボックスのいちばん上にある「Automatically start at windows startup」は自動起動の設定です。

スタートアップに登録することで、Windowsの起動時にReduce Memoryもいっしょに起動してくれます。

毎回起動する手間が省けるので、チェックボックスをオンにしておくといいでしょう。

 

起動時にウィンドウを隠す

Hide window on startup」は、起動したときにウィンドウを表示せずシステムトレイに常駐待機します。

ふだんReduceMemoryウィンドウがじゃまだったら、このチェックボックスをオンにしておきましょう。

スタートアップとの使い分け

なお、「Automatically startt windows startup」がオンのときは、このオプションは強制的にオンになるので、起動後は常に常駐待機します。

 

システムトレイに常駐

Minimize to the system tray」をオフにすると、ウィンドウを最小化したときにタスクトレイではなく、タスクバーのボタンとして表示されます。

タスクバーのプレビューは有効でバーグラフの確認もできますから、ときどきメモリ消費量を確認したいときは、このチェックボックスはオフにしておくといいでしょう。

ReduceMemory タスクプレビュー

タスクボタンのプレビューで利用率を表示

 

最前面表示

Show ”ReduceMemory" Always on top」は最前面表示です。

ほかのウィンドウを選択しているときでも、常にReduceMemoryのウィンドウをいちばん上に表示するので、いつもメモリの利用状況を確認できます。

逆にほかのウィンドウに重なって見にくかったら、このチェックボックスはオフにしておき、上の「システムトレイに常駐」もオフにしてタスクアイコンのプレビューを使うといいでしょう。

ReduceMemory 最前面表示

常に他のウィンドウより前に表示する

 

自動実行設定

オプション画面に並ぶチェックボックスのうち、いちばん下が自動最適化の設定です。

初期設定では、15秒ごとにメモリの最適化を実行します。

実行間隔は5秒~120秒の間で11段階から選択できます。

ReduceMemory 実行間隔指定

最適化のインターバルを指定

 

自動最適化が不要なときはチェックボックスをオフにしましょう。

そのばあい、ユーザーが[Optimize]ボタンをクリックして手動で最適化を行います。

 

システムトレイアイコンの操作

システムトレイに常駐待機しているときは、ダブルクリックでウィンドウのオープン、右クリックでメニューの表示になります。

メニューのいちばん上が、メモリ利用率の表示。

その下は上から順に

  • ウィンドウのオープン
  • オプション設定画面の表示
  • About画面の表示
  • Reduce Memoryの終了

となります。

ReduceMemory トレイアイコンメニュー

トレイアイコンからメニューを開く

 

ダウンロードと起動

ReduceMemoryは無料ですから、気になった人はぜひダウンロードして使ってみてください。

 

step
1
公式ページにアクセス

ReduceMemoryの配布ページにアクセスします。

Reduce Memory V1.3

ReduceMemory 公式ページ

公式ページにアクセス

 

step
2
ダウンロードボタンをクリック

ページを下へスクロールしていくと[Download]ボタンがあるのでクリックします。

ReduceMemory ダウンロード

[Download]ボタンをクリック

step
3
ダウンロード開始を待つ

ダウンロードページが表示されたら、ファイルを保存するダイアログボックスが現われるまで少し待ちましょう。

ReduceMemory ダウンロードページ

保存ダイアログが出るまで少し待つ

 

ダイアログボックスが表示されたら、保存先フォルダを指定して書庫ファイルを保存します。

書庫ファイル名はReduceMemory.zipです。

 

step
4
ダウンロードした書庫を展開

ダウンロードした書庫ファイルを展開します。

ReduceMemory 書庫ファイル

ダウンロードした書庫ファイルを展開

 

step
5
ReduceMemoryを起動

インストーラーはないので、展開した書庫の中から実行ファイルを直接起動します。

32bit版64bit版、ふたつの実行ファイルがあるのでお使いのWindowsに応じたほうを実行してください。

ReduceMemory 実行ファイル

展開した実行ファイル

 

 

使ったあとはいつもきれいに

メモリ最適化ツールといえば、昔はパソコンユーザー必携のツールとしてパソコン雑誌でもよく採り上げられていました。

最近はパソコンのメモリ搭載量も増えて、最適化ツールをあまり必要としなくなり、話題になる機会も減っているようです。

でも逆に言うと、パソコンにあまり詳しくない方はこういったツールの存在を知ることもなく、動作の遅いパソコンに耐えているのかもしれません。

メモリ搭載量が少ない古いパソコンや、増設が難しいノートパソコンを使っていて、動作が遅いと悩んでいる人は最適化ソフトをぜひ使ってみましょう。

特に、メインメモリが4GBまでしか使えない32bit版Windowsを利用されている方にとっては、メモリ最適化ツールは必須でしょう。

 

ReduceMemoryのメリット - まとめ

  • メモリを自動で最適化して速度低下を抑える
  • 最適化の間隔は5秒~120秒の11段階から選択
  • 自動最適化を停止して手動での実行も可能
  • スタートアップに登録すれば起動の手間が省ける
  • フリーソフトだから無料で自由に使える

 

 

 

 

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