ところが、バックアップからの復元に失敗してしまい、データが消えてしまったあげくにアプリのインストールをやりなおす羽目に。
しかも、Wi-Fi接続時にアプリのダウンロードができないというトラブルの追い打ち。
このうち、Wi-Fi接続中にアプリをインストールできない件については、ようやく原因を特定できたので対処方法について紹介します。
この記事の目次
ことの起こりは
注文していたiPhoneが届いたという連絡を受けてiTunesでバックアップを行い、古い6sは下取りしてもらって(その場でデータ消去)帰宅したんですが、いざバックアップを復元しようとしたらパスワードが違うといわれて受け付けてくれません。
あとで確認したら、バックアップ時に暗号化を指定するとパスワードの入力が必要なようですが、暗号化を指定したつもりもパスワードを入力した記憶もなし。
なのになぜかパスワード入力が求められます。どっかで勘違いしてるんでしょうが、さっぱり思い当たる節がない・・・
Appleのサポートにも電話してみたけど、すでにiPhone6sを処分済みなので対処方法がないようです。
電話帳のデータやこれまで購入したアプリの情報はバックアップとは別に保存されているので、データの方は諦めて(大したものは入ってないし)、アプリの再インストールだけやることにしました。
アプリのダウンロードで躓く
とはいっても、復元できなかったのが地味にショックだったのか、Wi-Fiの接続で慌ててしまい、ルーターの設定をろくに確認せず初期化してしまいます(記録を残していた場所を勘違いしてた)。
それから躓きの連続で、PCがインターネットに接続できなくなるわ、OneMeshの中継器まで再設定が必要になるわとドタバタが続きます。
ようやくWi-Fiがつながるようになったところで、アプリの再インストールに取り掛かったら、なんとダウンロードできないのが発覚。
モバイルデータ通信(4G/LTE)だと問題なくダウンロードできるんですが、Wi-Fiで繋いだ時にはまったく反応してくれません。
最初にITunesからの復元に失敗しているせいかiPhoneの設定ばかり疑ってしまい、Webで情報を探そうとしたら、こんどはGoogleの検索結果からリンク先へ飛べない。
パソコンのインターネット接続設定までおかしくなったようです。
こうなるとLANの設定からやり直しですが、ここらでなんとなく原因が見えてきました。
繋がってるけど届いてない
iPhone12からWi-Fiへの接続は間違いなくできているし、Webページの表示もできています。
なのに、アプリのダウンロードはできない・・・。
原因を確信したのは、音楽サービスSpotifyのアプリを4G/LTEでダウンロードしたあと、Wi-Fi接続で曲を流そうとしたときでした。
はっきりと「インターネットに接続していない」という警告が出たので、Wi-Fi接続に問題があるのは確定です。
ルーターにはつながっているけど、そこから先のインターネットには接続できていない・・・、これはもう、IPアドレスの割り当てに問題があるのは確定ですね。
デバイスこそ違いますが、です。
PCの設定を再確認
そこでまず、PCの設定から見直して、ルーターの設定を再確認します。
[スタート]メニューを右クリックしてアドバンスドメニューを開き、その中から[Windows PowerShell]を実行。
PowerShell画面が開いたら"ipconfig"と入力して、ネットワーク設定を確認します。
"IPv4"のところが、いま使っているパソコンに割り当てられたアドレス。”デフォルトゲートウェイ”がインターネットに接続しているWi-Fiルーターのアドレス。
このふたつをチェックしておきます。
続いて、コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」>「アダプターの設定の変更」と開いていき、「イーサネット」を右クリックしてコンテクストメニューから「プロパティ」を開きます。
ネットワークのリストから「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択して、[プロパティ]をクリックすると設定画面が現われるので、「IPアドレスを自動的に取得」を「次のIPアドレスを使う」に変更。
ここでIPアドレスとデフォルトゲートウェイのふたつに、先ほどipconfigコマンドでチェックした値を登録します。
ちなみに、ルーター(TP-Link Archer C6)の方の設定は次のようになっています。
IPアドレスは”ISPから動的に取得”、DNSは”次のDNSアドレスを使用”を選択して、プロバイダから指定されたプライマリ/セカンダリのDNSアドレスを登録してあります。
ここまでで、PCからのインターネット接続は復旧しました。
iPhoneのIPアドレスを手動設定
続いてiPhoneのWi-Fi接続設定をやり直します。
設定を開いて、Wi-Fi接続をオンにしたら接続先をタップして設定画面を開きます。
画面を下へスワイプしてIPv4アドレスのところを確認。「IPを構成」が自動になっていたので、タップして切り替えます。
”IPv4を構成"に入って、自動→手動に切り替え。
"IPアドレス"と"サブネットマスク"は、もともと自動で割り当てられていたのをそのまま使っています。
”ルーター"はたしか空欄だったんで、Wi-Fiルーターで調べたアドレスを入れたはず(よく覚えていないので申し訳ない)。
これで、Wi-Fi接続は正常化。
ちなみに、DNSのほうは自動のままで特にいじっていません。
ようやくアプリを再インストール
App Storeでアカウントのアイコンをタップして、購入済みをタップするとすでに購入(ダウンロード)したアプリのリストが現れます。
右端のアイコンが雲型になっているものは、すでに購入したか以前ダウンロードしたことのあるアプリなので、アイコンをタップすれば再インストールできます。
購入済みアプリを忘れてしまっても、ここから簡単に再インストールできるのはありがたいですね。
とりあえずは問題解消
ちょっと取り乱してたんで、いつの時点でiPhoneからのWi-Fi接続がおかしくなってたのかさだかでないんですが、そういえばここのところ洗面所でTwitter使おうとするといつもタイムラインが更新できない状態だったのを思い出しました。
ただ、これがWi-Fiの不調だとはまったく思ってませんでした。というのも、Wi-Fiルーターのある仕事部屋では少なくとも週に3回はRadikoプレミアムで音楽番組を聴いてたから。
おまけに壁一枚通して洗面所の反対側の部屋にはOneメッシュ用のWi-Fiレンジエクステンダーがあって、電波強度にはまったく問題ありません。
ちなみに、仕事部屋にいるときはほぼWi-Fi接続しっぱなしで、オフにするのは基本的に外出時間のみです。
これまでTwitter以外でトラブルになっていなかった(少なくとも表面化はしていなかった)理由は、いまのところまったく思い当たりません。
ともあれ、IPアドレスを手動割り当てに切り替えることで、Wi-Fi接続時の再インストールは可能になりました。もし同様のトラブルに悩んでいる方がいたら、参考にしていただければ幸いです。