マルチウィンドウでいくつもタブを開いて使ってる方は試してみてください。
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Chromeのタブ一覧を表示するボタン
最初に気づいたのは、Google Chromeを最小化しようとしたのにタブ一覧のリストが現れたからでした。
よく見ると、最小化ボタンのさらに左側に下向きの三角形をしたボタンがあり、これをクリックしてしまったわけです。
全ウィンドウのタブを一覧表示
リストには現在開いているタブと最近閉じたタブのふたつのグループが表示されます。
ふつうタブの操作といえば、ブラウザ上のタブを直接操作すればいいわけだから、わざわざメニューを開く意味がわかりません。
最近閉じたタブを開くのも、これまでは履歴コマンドを使ってきたのであまりメリットがあるとは思えませんでした。
ところがじっくり見てみると、現在操作している(アクティブな)ウィンドウにはない、閉じたばかりのタブもこのリストに表示されているのがわかりました。
マルチウィンドウを使い分け
FukuzumiがWebブラウザでよくやる方法として、検索結果の中から気になるものをそれぞれ別のタブで開き、内容を比較することがあります。
そして、そのなかから特に重要だと思ったモノは別ウィンドウに分離させます。
こうすることで、タブを切り替えるのではなく独立したウィンドウを並べていちどに見ることができます。
ところが開いているタブが増えてくると、チェックしたい記事をどのウィンドウで開いていたかわからなくなることがあるのです。
こうなると、まずウィンドウを探さなければならないのでページを探すのがめんどう。
しかし、今回見つけたこのドロップダウンメニューを使えば、ウィンドウに関係なく開いているすべてのタブが表示されるから、ブラウザウィンドウを複数開いて使うにはとても便利だとわかりました。
インクリメンタルサーチで検索も簡単
メニュー上で目的のページが見つかったら、クリックすればウィンドウも切り替えてそのページ(タブ)を表示してくれます。
さらに便利なのが検索機能。
タブをたくさん開いていても、キー入力でヒットしたタブを絞り込み表示してくれます。
もちろんどのウィンドウで開いているかは関係ありません。
さらにこの検索機能、インクリメンタルサーチ対応なのでタブ名をまる暗記してなくてもだいじょうぶ。
一文字入力するごとに絞り込みを行ってくれるので、数文字入力するだけで候補を絞り込んでくれます。
もちろん、最近閉じたタブも検索できます。
マルチモニターや仮想デスクトップで威力を発揮
もうおわかりのとおり、このタブリストメニュー、Chromeのウィンドウをひとつしか開いてない人にはあまりありがたみがありません。
ウィンドウがひとつだけだったら、目の前に出ているタブを探した方が早いですから。
やはりマルチウィンドウでタブを開いている人のための機能といっていいでしょう。
さらに有効なのは、マルチモニターや仮想デスクトップで別々の画面にウィンドウを開いているときです。
仮想デスクトップでも、別のデスクトップで開いているタブがちゃんとメニューに表示され、リストから選択すればちゃんと仮想デスクトップを切り替えてくれます。
同種の機能は同じベースを使っているMicrosot Edgeにも、Mozilla FireFoxにも見当たらないようです。
複数のウィンドウを立ち上げてWebブラウズする方はぜひ使ってみてください。