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タスクマネージャーってなんに使うの?

Windowsには、ユーザーが仕事のために操作するアプリケーションを管理するためのタスクマネージャーというツールが用意されています。

エクスプローラーのようにふだんから使うツールではありませんが、トラブルを未然に防いだり、トラブルを解決するのに役立つツールなので、基本的なことはぜひ知っておきましょう。

なお、タスクマネージャーの起動方法についてはすでに前回の記事で紹介していますから、そちらをご覧ください。

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まずは「タスク」についておさらい

パソコンを使っているとときどき出てくるのがタスクという単語です。

カンタンにいうとまとまった単位として処理する仕事といったニュアンスでしょうか。

ある仕事から別の仕事へ移ることをタスク切り替えとか、タスクスイッチングといったりします。

また、同時にふたつ以上の仕事を処理する能力をマルチタスクといいます

 

ワープロで文書を入力しているとき、同時にファイルのバックアップも進行しているというように、平行して処理を行うのがマルチタスクです。

もうすこし広い意味になると、ある仕事を行うために使っているアプリケーションプログラムのことを指すこともあります。

 

タスクマネージャーの役割

Windowsのタスクバーを使うと、どんなアプリケーションが起動しているか確認したり、アプリケーションを切り替えることができますね。

このばあいは、ユーザーが使っているアプリケーションがそのままタスクということですね。

 

しかし、Windowsは大がかりで複雑なので、ユーザーが知らないところで勝手に動いている仕事もたくさんあります。これらももちろんタスクです。

 

タスクマネージャーは、こういったWindowsで動いているタスクすべてを確認するためのツールです。

どんなタスクが動いているか知ることでトラブルの原因になっているプログラムを見つけたり、ときには強制的にそれを停止させたりできます。

 

もちろんタスクの切り替えもできますが、それについては日常的にはウィンドウのクリックだったり、タスクバーのアイコンをクリックすればいいので、わざわざタスクマネージャーを使う必要はありません。

つまり、タスクマネージャーは平常時よりはトラブル発生時におもに使うツールということなります。

 

簡易モードと詳細モード

タスクマネージャーには、そのとき起動しているアプリケーションの一覧が表示されます。

タスクマネージャーの簡易ビュー

タスクマネージャーの基本画面(簡易表示)

 

この状態では起動中のアプリケーションを終了するくらいしかできませんが([タスクの終了]ボタン)、詳細モードに切り替えることで、より多くの情報を表示し、アプリケーションの管理を行えるようになります。

タスクマネージャー詳細表示

tasukuマネージャーの詳細表示画面

ここからは詳細表示モードの内容について紹介していきます。

 

実行中のプログラムを表示する

タスクマネージャーに表示されているプログラム一覧を詳細表示に切り替えたものが「プロセス」タブです。

プロセスタブでは、アプリケーションが使用しているCPUの占有率、メモリの利用量/利用率、ディスクのアクセス速度、ネットワークの使用量などを確認できます。

 

これらのデータを確認することで、パソコンに負荷を掛けているプログラムやトラブルの原因になっていそうなプログラムを判断するときの参考になります。

 

プロセスタブのリストはアプリケーションごとのツリー構造になっていて、ツリーを展開するとひとつのアプリケーションの中でより詳しい情報が表示されます。

タスクマネージャーのプロセス一覧

プロセスの中には階層化されているものもある

 

プロセスタブに表示されるCPUやメモリ、ディスクなどをまとめてリソースといいます。

パソコンが仕事をするときに使える資源(リソース)と考えてもらえばいいでしょう。

CPUやメモリの利用率が小さいほどリソースにゆとりがあり、余裕をもって仕事をしているということになります。

 

プロセスタブの画面上を右クリックするとコンテクストメニューが現われます。

[リソース値]をクリックすると、データの表示単位を切り替えることができます。

タスクマネージャー リソースの単位切り替え

リソース表示の単位を切り替える

 

実際の仕事量をリアルタイムで確認する

CPUやメモリといったリソースごとに、実際に仕事をしているようすをリアルタイムでチェックできるのが「パフォーマンス」タブです。

タスクマネージャーのパフォーマンスタブ

いろいろなリソースの実行状況を表示

 

CPU、メモリ、ディスク0、イーサネットなどの項目があり、クリックするとそれぞれの基本スペックや実行状況を表示してくれます。

ハードディスク(SSDも)を増設すると、ディスク1、ディスク2・・・と順に追加されていきます(最初のドライブがディスク0)。

 

CPU使用率やディスクディスクアクセスは、パソコンになにか仕事をさせるごとにグラフがどんどん変化していきます。

もしこれらがいつまでたっても100%付近から下がらないようであれば、パソコンの性能が低すぎるか、またはアプリケーションが誤動作しているなどのトラブルが考えられます。

トラブルの原因をつきとめるとき役に立つので覚えておいてください。

 

要約ビューに切り替える

パフォーマンス」タブでは、表示をシンプルにした要約ビューに切り替えられます。

タスクマネージャーのビュー切り替え

パフォーマンスタブで要約モードへの切り替え

 

ウィンドウのサイズが小さくじゃまにならないので、なにか作業をしながらリソースの変化をチェックしたいときに便利です。

要約モード グラフ表示

要約モードでグラフ表示

 

また、要約ビューのグラフを消して数字だけにすることでさらにコンパクトにできます。

要約モード グラフなし

要約モード グラフなし

 

要約ビューをふつうの表示に戻すにはちょっとしたコツがあります。

グラフが表示されているときは、グラフ上を右クリックすればコンテクストメニューが現われるので、[要約ビュー]をクリックしてチェックを外してください。

要約モードの切り替え

要約モードと通常モードの切り替え

 

やっかいなのは要約ビューでグラフを非表示化しているときです。

このばあい、右クリックしてもコンテクストメニューが出ないので元に戻せません

このときはタスクマネージャーのタスクボタンを右クリックして、コンテクストメニューから[ウィンドウを閉じる]を実行してください。

グラフなしの要約モードを解除

グラフなしの要約モードを解除する

 

パフォーマンスのデータをコピー&ペーストする

パフォーマンス」タブでリソースを表示しているとき、右クリックでコンテクストメニューを開くとそのなかに[コピー]というコマンドがあります。

[コピー]を実行すると、各リソース(つまりCPUやメモリ)の基本スペックやその時点での使用率などの情報をクリップボードにコピーします。

そのままアプリケーションに貼り付けできるので、ハードウェアスペックの記録を採ったり、トラブル発生時の状況を記録するのに使えます。

パフォーマンスデータのコピー&ペースト

パフォーマンスタブのデータをペースト

 

アプリごとの利用状況を確認する

アプリの履歴」タブでは、アプリケーションごとにCPUの利用時間やネットワークの通信量を表示してくれます。

タスクマネージャーの履歴リスト

タスクの履歴を表示する

 

使用履歴を削除することで記録をリセットできるので、ある時期以降のリソース使用状況などもある程度わかります。

これもトラブルの原因特定などに役立つでしょう。

 

また、右クリックでコンテクストメニューから[切り替え]を実行することでアプリケーションを呼び出せます。

待機中でデスクトップには表示されていないアプリケーションを呼び出したりするのに役立つでしょう。

履歴からのタスク切り替え

履歴リストでタスクを切り替える

 

スタートアップ項目を管理する

スタートアップとはWindowsが起動するとき、同時に自動で実行するプログラム(アプリケーション)のことです。

 

絶対に必要なプログラムをWindowsが最初から設定することもありますが、そのほかに使用頻度が高く毎回いちいち起動するのがめんどうなプログラムをユーザーが追加したり、アプリケーションをインストールしたときに付属のプログラムを登録するばあいもあります。

 

典型的な例だと、ソフトのアップデートをチェックするための専用プログラムをインストーラーが組み込んだりします。

スタートアップに登録されると自動で起動してくれるので便利ではありますが、私たちユーザーが知らないうちに勝手にどんどん追加されるのも困りものです。

追加されたプログラムの分だけメモリを消費するので、肝心の作業をするためのメモリがその分目減りしたり、動作が遅くなったりします。

 

そこで「スタートアップ」タブでは、スタートアップに指定されているプログラムを確認していらないものは無効化できます。

リストで確認して、不要なものがあったら右クリックでコンテクストメニューから[無効化]を行ってください。

逆に停止されているものを有効化することもできます。

スタートアップアイテムの管理

スタートアップの有効化/無効化を切り替え

 

ユーザーごとの利用状況を確認する

これは個人で使っているふつうのユーザーにはあまり関係ないかもしれません。

Windowsを使うときにログインするユーザーごとに、リソースの使用率を表示します。

タスクマネージャーのユーザー一覧

ユーザーごとの情報を表示

さらにツリーを展開することで、プログラムごとの利用状況を確認し、タスク(プログラム)を停止させることもできます。

ユーザーのツリーを展開

ユーザー内タスク一覧を表示する

 

タスクの詳細を表示する

詳細」タブでは実行中のプログラムの詳細を表示します。

あるプログラムをWindowsのシステム自体が動かしているのか、あるいはログオンしているユーザーが起動したものかといったことがわかります。

タスクの詳細

タスクの詳細情報を表示

 

コンテクストメニューでは、タスクの実行を終了したり、実行の優先度を変更することができます。

タスクの優先度を指定

タスクの実行優先度を変更する

 

また「プロセス」タブでプログラムを選択した状態からコンテクストメニューで[詳細の表示]を実行することで、そのプログラムを選択した状態で詳細情報を呼び出せるので、詳細タブ上で探す手間が省けます。

プロセスタブから詳細表示

選択したタスクの詳細データを表示する

詳細データの表示

選択しているタスクの詳細情報が表示される

 

「サービス」の状態をチェックする

Windowsでサービスというと、いつでも働けるように常駐しているプログラムを指します。

いわばWindowsを動かすための裏方さん。

「サービス」タブでは、実際に動いているプログラムや停止中のプログラムを確認しますが、そのほかにユーザーが任意で実行を開始したり、逆に停止させたりできます。

またサービスに何らかの問題が起きているときには、再起動させることもできます。

サービス多武

サービスの開始/停止/再起動などを行う

 

トラブル対策のだいじな情報源

以上、駆け足で紹介してきましたが、初心者向けにカンタンにまとめると、タスクマネージャーとはいまどんなプログラムが動いているのかを確認して、ばあいによっては動作を止めることができるものといったところになります。

最初のうちは、万が一なにかトラブルが起ったときにその原因になっているプログラムを見つけ出してムリヤリ止めるためのツール、というくらいに考えておいてもいいでしょう。

とりあえずは、タスクマネージャーの起動方法とパフォーマンス情報の見方、タスクの停止方法といったところを押えておいてください。

 

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