Windowsを便利にする、Microsoft純正(公認?)のツール集PowerToysがアップデートして、日本語表記対応になりました。
これで使い方がわかりやすくなります。英語やPC関連の専門用語が苦手な方もこの機会にどうですか?
この記事の目次
日本語化で細かい設定がわかりやすく
今回のアップデートでバージョンはv0.25.0になりました。
機能面の大きな強化はなく、バグフィックスと安定性の向上が主のようですが、なんといっても設定画面が日本語になったのは大きいですよね。
いま「日本語になった」と書きましたが、アップデートするとすでに日本語化されています。
つまり言語設定をユーザーが切り替えなくてもいいんです。
これは親切ですね。
まだ細かい表記で英語のところがわずかに残っていますが、主要な設定項目は日本語になっているので使いこなしにはほぼ問題はないでしょう。
General
PowerToysの一般設定です。
大きな変化はありません。
ColorPicker
画面上の色情報を取得するツールです。
従来カラーコードは16進数とRGBのみでしたが、新たにCMYK、HLS、HSVの3つが追加されています。
FancyZones
ウィンドウの配置を簡単に整理できるFancyZonesは、日本語化の恩恵がいちばん大きいツールかもしれません。
とにかくオプションの内容がわかりやすくなりました。
ウィンドウの配置を設定するZone Editorも日本語化されています。
Explorer
エクスプローラーにSVG画像やマークダウン形式文書のプレビュー機能を追加します。
ここはさすがに日本語化の恩恵があまりありませんね。
Image Resizer
エクスプローラーのコンテクストメニューから画像のリサイズを行う機能です。
設定画面だけでなく、操作画面も日本語化されてわかりやすくなってますね。
操作画面を呼び出すためのコンテクストメニューは、コマンド名が[画像のサイズ変更]になっています。
ちなみにこのあと紹介する[PowerRename]のほうのコマンド名は英語表記のままです。
Keyboard Manager
キーの割り当てとホットキーの割り当てを変更するツール。
これももともと日本語化の必要があまり高くないツールですね。
操作画面出してもあまり変わり映えしないので省略します。
PowerRename
ファイル名を一括変更するツールです。
リネームのオプションが日本語化されたんで、初心者にも使いやすくなりました。
先ほどImage Resizerのところで紹介したとおり、コンテクストメニューのコマンド名は日本語化されず[Power Rename]のままです。
PowerToys Run
キー入力でアプリケーションを起動するコマンドライン型のラウンチャー。
【Alt】+【スペース】で現れる入力用バーも地味に日本語化。
ちなみに、バグフィックスのほかに環境変数が扱えるようになったり、オプションコマンドが追加されているようです。
次の画像は、公式サイトのアップデート情報をキャプチャーしたもの。
赤枠内が追加されたオプションです。
Shortcut Guide
Windowsのキーボードショートカット一覧を表示してくれる機能。
表示画面からそのままショートカットを実行できます。
一部英語表記が残っていますが、さほど支障はないでしょう。
Windowsがもっと便利になる
PowerToysはWindows本体にない機能を追加したり、使い勝手を補ってくれるのでとても便利ですが、これまでは英語表記だったことで上級者向けという印象もあったかと思います。
しかし、今回のバージョンアップでは画面がほぼ日本語化され、かなり敷居が下がりました。
アップデートも自動化できるので、あとはインストールの問題さえクリアすれば初心者にもお奨めできるツールだと思います。
ぜひトライしてみてください。
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