File Explorer Previewは、エクスプローラーのプレビュー機能で表示できるファイル形式を追加する機能です。SVG形式の画像とマークダウン形式のドキュメントに対応し、プレビューペイン上でファイルの中身を確認できます。
PowerToysの概要は以前の記事で紹介しているので、初めての方はまずそちらからご覧ください。
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この記事の目次
プレビュー表示できる形式を追加
Windowsのエクスプローラーにはファイルの内容を表示できるプレビュー機能があります。
つまり、アプリケーションを起動しなくても中身を確認できるわけですが、どんなファイル形式にも対応できるわけではありません。
テキストファイルや主要な画像ファイルは表示できますが、Microsoft Office文書などは実際にOfficeをインストールしていないと見ることができません。
File Explorer Previewは、このプレビュー機能を強化します。いまのところSVG形式の画像とマークダウン形式のドキュメントのふたつに対応しています。
SVG形式
SVG形式は画像ファイルの一種で、その中でもベクターグラフィックス形式と呼ばれるもののひとつです。
デジタル写真は細かい点の集まりなのに対し、ベクターグラフィックス形式の画像は点の位置や線の長さ、方向などで図形の形を表します。
デジタル写真は拡大/縮小などの加工を行うと画質が低下しますが、SVG形式の場合は画質の低下がなく、自由に拡大/縮小ができます。
ピクトサインなどのシンボルマーク的な図形を表すのが得意で、Webサイトでもよく使われています。
サムネイル対応
バージョン0.20ではSVG形式ファイルのアイコンサムネイルをサポートしました。
マークダウン形式
Webページ作成に使われるHTML形式をもっと簡単に使えるように考案されたもので、軽量マークアップ言語の一種です。
見出しや文字装飾、画像の貼り付けなどの指定を標準的なHTMLよりも手軽に指定できます。
ソフトウェア開発などの技術文書を作成するのによく使われています。
File Explorer Previewの使い方
ブレビューに画像フォーマットを追加するだけの機能ですから、特に使い方というものはありません。
エクスプローラーでのプレビュー表示のやり方さえ判っていればだいじょうぶです。
エクスプローラーの「表示」タブをクリックすると、リボン上に「プレビューウィンドウ」というボタンがあるのでこれをクリックしてください。
ウィンドウの右側にプレビューペインが表示されます。
File Explorer Previewの設定
File Explorer PreviewはPowerToys設定画面のふたつめです。
プレビュー機能単独でのオン/オフ設定はなく、SVGとマークダウンそれぞれの形式に対して、オン/オフを切り替えます。
不要な方はオフにしても構いませんが、両方オンでも特に問題はないでしょう。
人によっては手放せなくなるかも
File Explorer Previewの魅力は、結局あなたがSVGやマークダウン形式のファイルをどれくらい使っているかによります。
Webサイト用の画像としてSVG形式を多用していたり、私のようにブログ記事をもっぱらマークダウン形式で書いている(といってもまだ1年も経っていませんが)んだったら、File Explorer Previewをオンにしておくことで、ファイル管理が便利になるでしょう。
File Explorer Preview - まとめ
- エクスプローラーのプレビューに表示できる形式を追加
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