は、Windowsパソコンで行った作業を記録しておく機能です。
使用したアプリケーションとファイルの組み合わせが記録されているので、数日前に行った作業でもカンタンに復元できますが、逆にプライバシーを知られてしまう可能性もあります。
そこでデスクトップ履歴を使わないようにする設定と、すでに記録されている履歴を消去する方法を紹介します。
この記事の目次
デスクトップ履歴の開き方
デスクトップ履歴を開くにはタスクバーの[タスクビュー]ボタンをクリックするか、または【Win】キーと【Tab】キーを同時に押します。
タスクビュー画面の上側には、いま使っているウィンドウの縮小イメージが表示されていて、その下がデスクトップ履歴を表示するタイムラインエリアになります。
タイムラインのいちばん上には、今日使ったアプリケーションとファイルの組み合わせが並び、その下に前日、前々日と縮小イメージが並んでいます。
右側のスクロールバーを使ってタイムラインを遡ることで、数日前に行っていた作業をカンタンに続行できます。
デスクトップ履歴を保存しない
デスクトップ履歴は便利ですが、場合によってはどんな作業を行っていたのか他人に知られてしまう危険性があります。
たとえCCleanerのようなメンテナンスツールでアプリケーションごとの履歴を消したとしても、デスクトップ履歴の方から情報が漏れる可能性があるので注意が必要です。
そこでセキュリティを重視するなら、デスクトップ履歴を保存しないように設定を変更しておきましょう。
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1[Windowsの設定]を開く
[スタート]メニューの[設定]ボタン(歯車のアイコン)をクリックして「Windowsの設定」画面を開きます。
キーボードショートカット
【Win】キーを押しながら【I】キーを押します。
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2[プライバシー]をクリック
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3[アクティビティの履歴]をクリック
左のメニューから[アクティビティの履歴]をクリックします。
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4[アクティビティの履歴]をオフ
「このデバイスでのアクティビティの履歴を保存する」と「アクティビティの履歴をMicrosoftに送信する」のふたつのチェックボックスをクリックして、設定をオフにします。
これで、アクティビティの履歴つまりデスクトップ履歴は記録されなくなります。
デスクトップ履歴を消去する
アクティビティの履歴をオフにすることで、デスクトップ履歴が記録されることはなくなりましたが、過去の履歴はまだ残っています。
次はこれを消去しましょう。
注意ポイント
履歴の消去方法は一括のみです。履歴をひとつずつ個別に消去することはできません。
デスクトップ履歴の消去も「アクティビティの履歴」画面から行います。
ただし実行するにはふたつの条件があります。
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「アクティビティの履歴」がオフになっていること
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オフにしたあともういちど「アクティビティの履歴」を開くこと
まず、アクティビティの履歴がオンになっているときは履歴を削除するためのボタンが現れません。必ずいちどアクティビティの履歴をオフにしてください。
さらにアクティビティの履歴をオフにしただけでは、まだ削除用の[クリア]ボタンが表示されないのでもうひと手間必要です。
設定ウィンドウをいちど閉じてからもういちど開くか、いったん初期画面に戻ってもういちど[アクティビティの履歴]画面に戻るようにしてください。
そうすれば、[クリア]ボタンが現れて履歴のクリアが可能になります。
消去できないアイテムがある?
実際にはすべてのデスクトップ履歴を消去できるわけではないようです。私(Fukuzumi)のパソコンではLibre Officeで作業した履歴については消去できずに残っています。ほかにも同様の事例があるかもしれませんから、充分気をつけてください。
便利な機能も使い方しだい - 充分に理解して使おう
これでデスクトップ履歴を使わないための設定と、履歴の削除方法をご紹介しました。
デスクトップ履歴は比較的新しい機能なので、そんなものがあると知らずに使っている方もまだまだ多いと思います。
思わぬところからプライバシーが漏れることのないように、機能をきちんと理解してしっかり管理してください。
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