Vimiumでページをいくつも連続で開くコマンド

Vimiumを使うとキー操作で自在にリンク先のページを開けますが、さらに上級者向けとしてたくさんのページをどんどん開いていくワザを紹介します。

気になるリンク先だけ先にぜんぶ開いておいて、あとからゆっくりチェックすることができるからこれは便利ですよ！

マルチオープンはふつうのリンク呼び出しとどう違う？

今回紹介するコマンドは"Open multiple links in a new tab"といいます。
便宜上、当記事ではマルチオープンと読んでおきます。

マルチオープンは通常のリンクアクセスとどう違うのかをまず説明しておきましょう。

 

【f】キーはリンク先を呼び出すモード

ふつうのリンクオープンでは【f】キーを押すと各リンクの脇にボタンが現れて、その中に書かれているキーを押すとリンク先のページが開きます。

つまり【f】キーの役目はリンク先を呼び出すモードに入ることです。キーを入力してリンク先を開くとこの「リンク先を呼び出す」モードは自動で終了して、通常のモードに戻ります。

 

 

マルチオープンはモードを終了しない

これに対しマルチオープンでは、リンク先を開いたあともモードを終了しません。
なので、次にキーを入力するとまた別のリンクを開くことができます。
モードを終了するまで、いくつでもリンクを開けるのが通常のリンクオープンとの違いです。

リンクは新しいタブで開かれるので、リンクを開くたびにタブが増えていきます。

リンクオープンのモードを終了するには【Esc】キーを押します。

逆にいうと【Esc】キーを押すまで、いつまでも新しいタブでリンクを開き続けます。

 

マルチオープンモードの使い方

マルチオープン機能を使うには、【Alt】+【f】キーを押します。
【Alt】と【f】の同時押しです。連続押しではないので注意しましょう。

これで通常のリンクオープンと同じように各リンクにボタンが現れます。
見かけ上は通常のリンクオープンとなんら違いはありません。

 

操作も同じで、ボタンの中に書かれているアルファベットをキー入力します。
アルファベットは大文字で書かれていますが、キー入力の方は小文字でだいじょうぶです。

キー入力してリンクが開いてもボタンは消えませんから、続けていくつもリンクを開けます。

必要なだけ開いたら【Esc】キーを押してモードを抜けてください。

 

マルチオープンといっしょに覚えたいコマンド

マルチオープンでは、リンクを新しいタブで開いていくのでタブがどんどん増えます。

なので、キー操作でのタブ移動とタブを閉じるコマンドはぜひ覚えておきましょう。

• 【Shift】+【j】　左のタブへ移動
• 【Shift】+【k】　右のタブへ移動
• 【x】　タブを閉じる

マウス操作と併用することも考えると、直前のタブへジャンプするコマンドも覚えておくといいでしょう。

• 【^】　直前のタブへジャンプ

 

記事の多いポータルやニュースサイトで活用したい

このようにマルチオープンモードは、ポータルサイトやニュースサイトのようにリンクの多いページでたくさんの記事を読みたいときに便利です。

ひとつ記事を読んでからインデックスに戻ってまた別の記事を探していると、自動更新でリンクの位置が変わって分からなくなったりすることがありますが、前もって開いていれば安心ですね。

ぜひ活用してください。