Windowsパソコンの中に保存しているファイルを勝手に見られたくないときに手早く隠してしまう方法を紹介します。
暗号化や偽装と違って完璧に保護できるわけではありませんが、とりあえず存在を知られたくないときに使える方法です。パソコンに詳しくない人なら、きっと目をごまかせますよ。
選択した項目を表示しない
Windowsには隠しファイルという機能があります。
Windows本体に必要となる重要なファイルを間違って削除したりしないように、最初から隠しておこうというわけです。
今回紹介する目隠し機能は、この隠しファイルを使います。
隠しファイル機能は、エクスプローラの[表示]タブにあります。
隠したいファイルを選択してから、[選択した項目を表示しない]をクリックしてください。
でも、隠したファイルを使いたくなったときはどうすればいいでしょう?
隠したファイルを見る方法
[選択した項目を表示しない]で隠したファイルを表示させるのも簡単です。
隣にある[隠しファイル]というチェックボックスをクリックしてオンにしましょう。
これでファイルが現れますが、隠しファイルなのでちょっと淡いグレーで表示されています。
[隠しファイル]チェックボックスをオフにすれば、またファイルは見えなくなります。
隠しファイルを解除する
隠しファイルの指定を解除してふつうのファイルに戻したいときは、[隠しファイル]チェックボックスをオンにしてファイルが見えている状態で、[選択した項目を表示しない]ボタンをクリックしましょう。
これでふつうに表示されます。
初歩とはいえ、セキュリティ対策の第一歩
もうおわかりの通り、このやり方でファイルを隠すにはひとつ大きな弱点があります。
私のようにふだんから隠しファイルオプションをオンにしていると、[選択した項目を表示しない]をオンにしても、つねにファイルは見えているからです。
それでも、パソコンにあまり詳しくない人が相手なら、この程度の偽装でもかなり役に立つはずです(そんな機能があることすら知らないでしょうから)。
本格的な暗号化や遮蔽偽装は後日改めて紹介するとして、まずはとりあえずこんなところから始めてはいかがでしょう。