新しいキーボードに替えてから2週間ほど経ったので購入のまでのいきさつ、機種選択のポイント、ここまでの使用感などをまとめて簡単に報告します。
この記事の目次
- 1 ProgresTouch RETRO Tiny 英語配列を購入
- 2 ProgresTouch Tinyに決めた5ポイント+α
- 3 2週間使ってわかったこと総ざらえ
- 4 英語キーボードが快適だから、かな入力したくなった
ProgresTouch RETRO Tiny 英語配列を購入
キーボードが調子悪くなった
かなり長く使っていたパンタグラフタイプの薄型キーボードがだんだん、文字を拾いにくなってきたので、購入を検討し始めたのが6月のはじめぐらい。
そこから最新キーボード事情について調べたことをブログにまとめながら、買い替え候補を絞り込んでいきました。
その後もだんだんと症状は悪化し、【D】【L】【K】あたりのレスポンスが悪くなったので、6月末にAmazonで新キーボードを注文。
月末には手元に届いてすぐに使い始めました。
英語版のコンパクトモデルがほしい
選択の条件にしたのはだいたい次の5つです。
- メカニカルキーボード
- 英語配列
- テンキー、ファンクションキーなしのコンパクトモデル
- PS/2接続
- 派手さのない落ち着いたルックス
以上の条件から絞り込んだのが、ArchissのProgresTouch RETRO Tiny 英語配列モデルです。
最終候補としては、FilcoのMajestouch NinjaとStingrayのテンキーレスモデルが残りましたが、ファンクションキーまで削ったコンパクトさとその割に機能面でのトレードオフが少なそうだったことからProgresTouch RETRO Tinyを選びました。
ProgresTouch Tinyに決めた5ポイント+α
キースイッチは赤軸
メカニカルキーボードは絶対条件で、久しぶりに昔ながらのキーボードタッチを味わいたいと考えていました。
悩んだのはキースイッチの違いで、ここの知識がなかったのでひたすらWebとYouTubeを検索し仕入れた情報を整理してブログにまとめました。
結果選んだのは、Cherry MXの赤軸。黒軸と悩みましたが、身近に現物を触れる環境がないので、スペックのみでの判断です。
赤軸にした理由は、自分が経験したメカニカルキーボードはたぶん青軸や茶軸といった作り分けがなかった頃なのでタクタイル/クリッキー型よりはリニア型のほうが馴染みやすいだろうと考えたこと。
そして、長時間のタイピング、特に 2ストロークキー多用で【Ctrl】や【Esc】キーを押す機会が増えると考えて左小指の負担を少なくするために、オペレーティングフォースの値が低い赤軸に決定しました。
英語配列で指の負担を減らしたい
英語配列を選んだのは、キーボードショートカットを自然な配置で使いたいという理由。要するに右手の負担を減らしたいということです。
一方【Enter】キーの形が変わることについては、逆L型で縦に長いより、一段分でも横に長いほうが打鍵しやすいと考えています。
ファンクションキーよりコンパクト優先
コンパクトタイプを選んだのも手首や指の負担を減らしたいから。もともとファンクションキーはあまり使わないほうで、日本語入力中の全角/半角変換などもファンクションキーではなく、キーボードショートカットを使います(【Ctrl】+【U】|【I】|【O】など) 。
ファンクションキーに頼るのは、Excelでのセル内編集で使う【F2】キーと、画面キャプチャ系ツールぐらいなんで、まぁなんとかなるだろうと踏みました。
それより重要なのがテンキーの有無。事務作業で数値入力をすることがけっこうあるので悩みましたが、これはむしろタイプライタキー側の数字キーを正確にタッチタイピングできるようにトレーニングする機会だということにして省略です。
【Fn】キーとの組み合わせでファンクションを代用
ファンクションキーについては【Fn】キーを押しながら数字の【1】~【0】とさらに横に並んだ【-】キー、【=】キーで【F1】~【F12】を代用します。
【PrintScreen】や【Scroll Lock】などの特殊キーも右手の中指、薬指の担当でキー3段分に割り当てられています。【Pause/Break】については【P】に割り当てられているので、唯一小指を使います。
【Fn】キー自体は右【Shift】の下にあるので、小指で押すにはホームポジションからちょっと手を離す必要がありますが、利用頻度はそう高くないので充分妥協の範囲です。
ダビンチリゾルブとの相性が意外に良さそう
英語配列を選んだのはすでに書いたとおりキーボードショートカットの操作性を重視してのことです。
特に最近は動画編集ソフトダビンチリゾルブを使うことが多く、このソフトのショートカットは英語配列基準なのでこれを最優先にしました。
ダビンチリゾルブでは実は、意外にファンクションキーを使いません。【F9】~【F12】あたりをクリップの上書きや挿入に使いますが、これまでまったく使ったことがなかったので問題なしとしました。
逆に気になったのが、ダビンチリゾルブではタイムラインの先頭と末尾へのジャンプに【Home】【End】キーを使うことです。
幸い【Fn】キーと【K】【,】の組み合わせで代用できるようになっていて、しかも【Fn】キーとの位置関係が、ダビンチリゾルブのスクラブ再生という操作に適していました。
左手でのスクラブ再生と周辺再生にちょうどいい
スクラブ再生はキーボードの【J】【K】【L】キーをそれぞれ逆再生|停止|再生に割り当てた操作で、連続押しでの早送り/早戻しや同時押しでのコマ送りなどができます。
この【J】【K】【L】に左手の小指、薬指、中指を置くと、ちょうど親指が【Fn】キーのところに来るので親指と小指で【Home】【End】の移動ができます。
小指操作が苦手な人でも、指一本ずらした薬指、中指、人差し指での操作で充分、親指が【Fn】キーに届きます。しかし、できれば頑張って、小指、薬指、中指の3つを使うほうがさらにメリットがあります。
ダビンチリゾルブでは、編集中のポイントの前後を確認するのに【/】キーや【Alt】+【/】キーなどを使いますが、【J】【K】【L】に小指から3本を使うと【/】が人差し指で押しやすい位置にあります。
また、ホームポジションを表す【J】キートップのマーク(突起)が小指の位置にあるのも地味ながら手を置きやすくなっています。
ダビンチリゾルブの話が長くなったので、キーボード選びに戻します。
Bluetooth接続ならいらない
PS/2接続も重要なポイントです。以前買ったパソコンについてきたワイヤレスキーボードが使いづらくて、ユーザーインターフェイスに関しては徹底的に徹底的にBluetooth排除派です。
ちなみにFilcoのMajestouch MINILAは現在、ワイヤレスタイプのAirしかラインナップされていないので、ここで真っ先に脱落しました。
接続はUSBケーブルでキーボード側は昔ながらのmini-B端子。PC側はA端子でさらにPS/2接続用変換プラグが付属。PS/2接続ならNキーロールオーバーに対応なので、入力のスペックとしても文句なしです。
USBケーブルのコネクタはキーボードに正対したとき右側奥。ケーブル長は1.8mほどあるので充分です。万が一ケーブルが断線しても、簡単に交換できるのも隠れたメリットです。
落ち着いたルックス、派手なLEDはなし
ルックスはシンプルなブラックで落ちついています。Archissの売りである2色成形キーキャップは文字の刻印が独特で、その書体を嫌う人もいるようですが、私は気になりません。
ゲーミングキーボードのような派手なLED装飾はありません。それどころかCapsLockなどのインジケータも見当たりませんが、実はCapsLockキーの下にLEDがこっそり仕込まれていて、オンのときは点灯します。
日中なら明るすぎることもなく目立ちませんし、そもそもCapsLockなんてオンにすることもないので問題なしです。
日本語切り替えのためのキー割り当て
LEDについてはもうひとつ、【Fn】キーとのからみがあります。
独立した半角/全角キーがないコンパクトモデルなので、日本語切り替えのために【Esc】キーを半角/全角キー(`)に固定する(Escとして使わない)ことができます。
この切り替えを【Fn】+【Q】で行うと【Ins】キーの下にあるLEDが点灯します。
これも私の場合使わないので、結局LEDのないシンプルな状態です。
DIPスイッチのカスタマイズ
ProgresTouchシリーズは全モデルに、DIPスイッチを使ったキー割り当て変更機能があります。スイッチは4つで、以下の設定ができます。
- 【CapsLock】と【Ctrl】の入れ替え
- 【左Alt】と【Windows】の入れ替え
- 【Windows】と【Fn】の入れ替え
- 【Windows】の無効化
私は今のところ1.しか使いませんし、いざとなったらソフトウェアでのカスタマイズもできるので、DIPスイッチ自体はさほど重要ではりませんが、おまけのほうが魅力でした。
交換用キーキャップと引き抜き工具
たとえば【CapsLock】と【Ctrl】の場合、もともと【CapsLock】のほうが長いので、DIPスイッチで入れ替えたとしても、キートップ自体は引き抜いて入れ替えることはできません。
そこでProgresTouchシリーズではDIPスイッチによるキー入れ替えを想定して、全モデルに入れ替え用のキートップが付属しています。これで、見た目にも自然な状態で使えます。
【Ctrl】と【CapsLock】だけでなく、【Windows】【Alt】【Fn】キー用も付属です。
もちろんキーキャップの引き抜き工具も付属しています。マニュアルではプラスチック製のものがイラストで紹介されていますが、私が買ったモデルにはもうひとつ、金属ワイヤー製のも付属していました。
2週間使ってわかったこと総ざらえ
さて、届いてから2週間ほど使ったところでの初期レポートです。
しっかりした作りで安定した打鍵
筐体はコンパクトですがしっかりした重さがあります。さすが鉄板入りというところで、強く打鍵しても安定しています。
底面にはスリップ防止のゴム足があり、入力作業中にちょっと触ったくらいでズレることはありません。
逆に少し動かしたいときはちゃんと持ち上げてから移動しないと、奥行き方向に押したときに、高さ調整用の脚が畳まれてしまうことがあります。
ずぼらに斜めに押したりすると、片脚だけ少し畳まれた状態になっていることがあって、打鍵しはじめたらぐらつくので慌てたりします。
ディスプレイ、資料、キーボードが一直線で視線移動も少ない
コンパクトなのは想像以上のメリットでした。
以前は紙の資料を見ながらキー入力するのに、脇に置いた紙を横目で見ながらというスタイルでしたが、ProgresTouch Tinyならキーボードを手前に置いてその奥にA4サイズの資料を縦置きできます。
視線にまっすぐ正対して、資料の上に視線を起きながら入力作業、ときどき少し視線をずらしてディスプレイの文字を確認するという感じです。
私のデスクだと、A4サイズなら横置き、縦置きどちらでもこのレイアウトで作業できます。資料の上にメモを書き込んだりするのにも便利です。
重さは、ケーブルを含まない本体のみで720g。メカニカルキーボードらしく高さもあるので、コンパクトだからといってモバイル用途での持ち歩きには適しません。
高さの違いは意外にすぐ慣れた
これまでけっこうな期間薄型キーボードを使ってきたので、メカニカルキーボードだと手首が高すぎるのではないか、リストレストが必要ではないかというのが心配でしたが、実際に使ってみたら手首を浮かせるタイピングをあっさり思い出して何の問題もありません。
筐体のいちばん手前の低いところで高さは19mmほど(ゴム脚含む)。手前のキートップ(スペースバーのいちばん手前のあたり)の高さは2 8mmぐらいになります。
奥側の脚を立てて高さを稼いでいるので、筐体のいちばん高いところでは39mmぐらいです。
キーのタッチは予想以上に軽い
長時間の入力作業を見越して、初期の重さ(イニシャルフォース)は標準的、フルストローク付近はあまり重くならないという仕様の赤軸を選びましたが、最初の印象だとちょっと軽すぎたかもという感じです。
リニア型なので、戻るときの重みがもっとあるのかと予想していましたが、意外に軽い気がします。
打鍵感だけとってみると、今のところはもっと重いほうがよかったと思います。とはいっても、まだ本格的に長時間入力に没頭して作業していないので、疲労感などはわかりません。
ミスタッチが増えた
キーボードを変えた直後ということもあるでしょうが、ミスタッチがちょっと増えました。
キーを押し間違えてのミスじゃなくて、スイッチが入るオペレーティングポイントまで押さないうちに次のキーへ動いてしまって入力できていない感じです。
この辺は、ショートストロークの薄型キーボードを長く使ってきたからということも考えられますね。
クリック音はないけれど底突きの音はする
リニア型なのでストローク途中のタクタイルポイントでのクリック音はないのですが、結構フルストロークさせてしまって、底突きのカチャカチャした音がします。
自宅オフィスなので、音の大きさ自体は気にする必要がありません。音自体は軽い感じ。
ゆっくり運指しているとフルストロークさせなくても入力できるし、そもそも入力回数も少なくなるから音はあまり気にならないかと思いました。
もうちょっと重いキーで、フルストロークまでいかないところで入力してから反発を利用して次のキーへ運指できると、ひょっとしたら静かな感じになるのかもと思います
その代わり、重いキーを押し込もうと力を入れると却って底突き音が大きくなる可能性もあります。
このあたりは個人の筋力差などもあると思うので、人それぞれ評価が分かれるでしょう。
ホームポジションマーカーは嫌い
いまどき、たいていのキーボードはホームポジションを示すマーカーが人差し指にあたる【F】と【J】キーにあります。
私の記憶だと昔は【D】と【K】にあったので、長い間ずっとこれが不満でした。そこで今回この記事を書くにあたって調べてみたら、昔のMacintoshのキーボードは確かに【D】と【K】にあったそうです(私がMacを使っていたのは、Macintosh PlusからⅡci、LCシリーズの頃あたりまで)。
これに慣れているせいか未だに【F】と【J】には違和感があるし、【D】【K】のほうが合理的だとも思っています。
理由は、いずれ機会があったら記事にしましょう。
日本語入力にはカスタマイズで対応
英語キーボードには【漢字】キー(半角/全角)キーがないので、日本語入力のオン/オフができません。日本語入力ソフトによっては【変換】キーでオン/オフできますが、もちろん【変換】キーもありません。
ではどうするかというと【Alt】キーを押しながら、【`】キー(バッククォート)を押すことで英語配列キーボードでも日本語入力のオン/オフができます。バッククォートキーは本来なら【1】キーの左隣にあります。
ところが、今回買ったのはファンクションキーがないコンパクトキーボードなので、その位置には【Esc】キーがあり【`】キーを押すには【Fn】もいっしょに押さないといけません。
ということは、【Alt】+【`】を押すには、【Fn】+【Alt】+【`】の3つを同時押しする必要があります。これではホームポジションから手が大きく離れることになって、頻繁な操作にはとてもストレスが溜まります。
この問題については、すでに別の記事で紹介しているので詳しくはそちらを読んでください。
-
20年前の裏技で英語キーボードをさらに使いやすくカスタマイズ
前回の記事では、新たに買った英語配列キーボードで日本語を入力するための基本的な設定を紹介しました。 今回はさらにつっこんで、日本語入力の切り替えを便利にする技を公開します。 Win11の ...
続きを見る
結論から言うと、ちょっとした知識があれば、【右Alt】キーで日本語入力のオン/オフが可能になります。
もちろん、このやり方以外にもキー入れ替えソフトを使って漢字キーの代わりを割り当てることもできます。
【右Alt】での日本語オン/オフは使いやすいか?
カスタマイズで日本語入力のオン/オフ切り替えに割り当てた【右Alt】キーですが、実際の使い勝手はどうでしょうか?
英語キーボードはスペースバーが長いので、右手側の機能キーはだいたい端のほうによっています。日本語キーボードの【変換】のように親指で押すのはムリです。
キー配列図を見ると【右Alt】は【I】【K】【,】の斜めのライン上にあるので右手中指の守備範囲のように見えます。しかしキートップの中心で考えると、実際にはそのラインよりやや右に寄っているので、中指を直線的に下ろしてくると【右Alt】のちょうど左上角あたりでコンタクトすることになります。
そこから中指を右へオフセットして正確にキートップをタッチするのは、手の甲のちょうど真ん中あたりにけっこうストレスがあるのが判りました。
それよりは薬指で押した方が自然なようです。
右手薬指の動線を考えてみる
薬指が描く動線は【O】【L】【,】の斜めラインよりも少し内側に入ってくるのが自然なので、キーボード上だと中央寄りにやや左へずれてくる方が打ちやすいようです。
これは右手でぐっと拳を握るような動作をしてみるとよく分かります。5本の指を自然に伸ばした状態から拳を作ってみると薬指の指先は付け根の位置よりもやや内側、掌のくぼみのほうに寄っているはずです。
これはおそらく、手の中を通って薬指につながっている骨が、 手首の中心からやや斜めに伸びているせいだと思います。
したがってProgresTouch RETRO Tinyの【右Alt】キーは薬指で押すのが自然、というのが私の結論です。
少し意識してトレーニングすれば、右手の薬指で自然に【右Alt】キーを押せるようになると思います。
Markdown記法も英語配列のほうが合いそう
その他のキーについては事前に想像していた英語キーボードのメリットどおりです。【-】と【+】キーが隣に並んでいるのは自然だし、セミコロンとコロン、シングルクォートとダブルクォートはどちらも【Shift】キーの有無で押し分けるので判りやすい。カッコ(ブラケット)も私の場合は英語配列のほうが楽に打てます。
このあたりが自然に打てるようになると、Markdown記法の入力効率も良くなるのではないかと期待が持てます。
一方、キートップにない¥記号はバックスラッシュで代用できるし、日本語キーボードよりはむしろムリなく打てるので問題なし。
バックスペースは相変わらず遠いですが、WZエディタでのテキスト編集に限っていえば、【Ctrl】+【H】で代用しますから、そもそも使いません。
【Enter】キーはすでに書いたとおり、横に長い英語配列の勝ち。
日本語入力中の半角/全角変換なども、私はもともとファンクションキーを使わないのでまったく問題なし。
テンキーレスの不利はタッチタイピング練習で補う
となると唯一の弱点はテンキーパッドがないことによる、数値データ入力の手間です。
ただし、私の場合数値入力といっても連日大量のデータを扱うわけではありません。そこで、むしろこれまであまりしっかり練習してこなかった数字キーのタッチタイピング練習と考えて取り組むことにしました。
それに、前にも書いたようにコンパクトキーボードならではの利点で、キーボードとモニタディスプレイの間に書類を置けるようになったので、視線移動なども含めた作業効率は意外と悪くないかもしれません。
英語キーボードが快適だから、かな入力したくなった
ということで、英語配列のコンパクトキーボード導入は、いまのところデメリットなしという評価になりました。あと、残るは耐久性の問題ぐらいでしょうが、これはさすがに長く使ってみないとわかりません。
ついでにいうとキー数が少ないためか、しっかりしたメカニカルキーボードにしては比較的価格が安い(1万円未満)なのも、ProgresTouch RETRO Tinyの魅力です。
ところで、購入から約2週間、使っているうちにだんだんと日本語のタイピングそのものをもっと効率化したくなってきました。
そこで、こんどはこのキーボードをベースに、ローマ字かな入力をやめてかな入力にできないかと考えはじめています。しかも、おなじみのJISかな配列じゃなくて、ちょっと特殊な、ふつうのパソコンユーザーはたぶん名前を見たことも聞いたこともない方式です。
かな刻印のない英語配列キーボードをわざわざ選んでおいて、それをかな入力、しかも一般に普及していない配列で使おうという一見ムダの積み重ねみたいに見える行動ですが、少しずつテストを重ねてこれはいけそうかもという手応えを掴んでいます。
うまくいくにせよ失敗するにせよ、いずれレポートしますから日本語入力環境の改善に興味がある方は、楽しみにお待ちください。