では、比較対象のフォルダーやファイルを、エクスプローラーのコンテクストメニューから登録できます。
複数のファイルを一括選択しておいてすぐに比較結果を表示することもできるし、ひとつずつ順に選択して起動することもできます。
この記事の目次
シェル統合でエクスプローラーから起動する
コンテクストメニューから比較対象を登録するには、シェル統合機能をオンにしておく必要があります。
インストール時に追加タスクの設定で、「エクスプローラーのコンテキストメニューに追加」をチェックしてあれば、すぐに利用可能です。
インストール時に設定していなかったばあいは、後ほど紹介する設定方法を参考に、シェル統合を行ってください。
右クリックで比較対象を選択
対象をすべて選んでおく
コンテクストメニューからWinMergeを起動するなら、比較するフォルダーまたはファイルを2つ、または3つまとめて選択しておくのがお奨めです。
ひとつだけ選択した状態で起動すると、1番目のファイルまたはフォルダーに登録された状態で選択画面が現われます。
2番目以降は、ふつうにタブ上の選択画面で操作することになるから、エクスプローラーから起動する意味があまりありません。
でも最初にエクスプローラーで2つまたは3つ選択しておけば、一気に比較画面を開けるので手間が省けます。
[WinMerge]コマンドを実行
ファイルやフォルダーを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[WinMerge]コマンドを実行しましょう。
対象指定のタブを飛ばして、いきなり比較結果の画面が現われ、すぐに作業できます。
シェル統合の設定法
コンテクストメニューに追加する
インストール時に追加タスクを設定していなかったばあい、[編集]メニューの[設定...]でシェル統合を行ってください。
オプション設定画面で左のリストから「シェル統合」を選択します。
「エクスプローラー」グループで「コンテキストメニューに追加する」チェックボックスをオンしてください。
拡張メニューを有効にする
シェル拡張には「拡張メニューを有効にする」という追加オプションがあります。
この追加オプションをオンにすると、比較対象の連続選択が可能になり、コンテクストメニュー内のコマンド名も変わります。
拡張メニューでの操作
step
1ひとつめの対象を選択
ひとつめのファイル/フォルダーを選択してコンテクストメニューを開きます。
[比較対象として選択」を実行すると、見かけ上はなにも起きませんが、ひとつめの対象がすでに登録されています。
続いて別のファイル/フォルダーを選択してコンテクストメニューを開くと、コマンド名が[比較]に変わっています。
そのまま[比較]を実行すると、比較画面が現われます。
比較のほかに最初の選択をやりなおす[再選択]も実行できます。
選択~起動をスピードアップ
シェル統合を使えば、エクスプローラーから比較対象を簡単に選択できるようになります。
ダイアログボックスでひとつひとつ選択していくより、格段に手間が省けるのでせひ使ってみましょう。