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ZOOM G1fourのエフェクトをやりくりして厚みのある音をだす

Zoomのギター用マルチエフェクターG1fourでギターの音の厚みを増やせる方法を探していたらちょっとした発見がありました。

ブースターを使うのに比べて劇的に効果があるというほどでもありませんが、それとは別に意外なメリットがあったので紹介します。

 

G1fourはスロットのやりくりがたいへん

まず、次のスクリーンショットをご覧ください。

 

G1fourの一般的なパッチ設定

ふつうは5エフェクトで6つのスロットを使用

G1fourでパッチを作成する画面はだいたいこんな感じですね。

エフェクトを設定できるポジション(スロット)が6カ所あります。

 

カタログスペック上登録できるエフェクトは5つなんで、空っぽのときは5つしかないんですが、アンプは2ブロック分を使用するので、アンプを登録した瞬間にスロットが増えて結果的に6つ分表示されます。

とはいえ、処理の上ではあくまで5つの処理を行っていることになります。

 

5つのスロットに7つのエフェクトを押し込んでみた

さて次のスクリーンショットはどうでしょうか。

G1fourで7つのスロットを使った例

Echoplexを使うと7スロットを使用できる。

 

なぜかスロットが7つあります。

どういうことでしょうか?

 

実は、アンプ以外にもスロットをふたつ消費するエフェクトがあり、それを使ったらこうなりました。

2スロットのエフェクト×2 + 1スロットのエフェクト×3で合計7スロット消費していますが、使用しているエフェクトはあくまで5つというこです。

 

アンプ以外で2スロット消費するエフェクトの代表は、6バンドや7バンドのグラフィックイコライザーですが、そのほかにもDuoPhase、Dual DLY、A-Pan Dly、Phase DLYなどがあります。

 

なんとか音の厚みを出したい

なんでこんなことになったかというと、元はといえばOutputBoosterというエフェクトの使い方を調べていたからです。

ZOOMのG5nについているOutputBooster機能をエフェクトの形にしたものが、G1fourで使えるようになったのでダウンロードしてみたんですが、謳い文句どおり厚みは増すもののなんか音がこもった感じ(よく言えば中域が膨らんだ感じ?)になってしまいます。

 

そこでエフェクターの使い方を調べていたら、ディレイを利用して音の厚みを出すダブリングというテクニックがあるのを見つけました。

 

そこでいろんなディレイを試してみたんですが、ふつうのディレイ、アナログディレイ、テープエコーのどれもなんか変調がかかったように音が変化してしまい、いまひとつしっくり来ません。

 

そこでパッチリスト(PDFファイルを印刷してあります)を眺めていたら、TapeEcho3のところにMAESTRO ECHOPLEX EP-3をモデリングしたテープエコーサウンドです。と書かれているのに気がつきました。

 

伝説の銘機TapeEcho3

ブースターのカテゴリに登録されているEP Stompというエフェクトがあります。セットしてゲインをちょっといじるだけでけっこういい音が出るのでけっこうお気に入りです。

そのEP Stompの元になったのがXoticのEP Boosterという製品で、非常に人気がある定番商品。エフェクトとして採用されるくらいだから当然ですね。

 

そして、そのEP Boosterのレビューを読むと、「エコーマシンなのにギターをつなぐだけで音が良くなるといわれるEchoplexのプリアンプ部をシミュレートしたもの」、みたいな説明が出てきます。

つまりG1fourではご本家EchoplexとそのアンプだけをシミュレートしたEP Booster(をシミュレートしたEP Stomp)のふたつが使えるわけですね。

 

ダブリングしたのをブーストしちゃえ

というわけでTapeEcho3を使ってみたら、変調感みたいなのが少なくてほかのディレイよりいい感じです。

 

そこで今回は、エコーではなくダブリング効果を狙っています。

ダブリングというのは、エコーの時間差を極力小さくし、繰り返しもさせないという、いってみればエコーの根底をひっくり返しちゃう使い方です(だそうです)。

こうすることで、元の音にほとんど同じ音を重ねることになり、それで厚みがでるというわけです。

 

そして、これをディレイのセオリーに逆らってアンプの前に入れてあります。

G1four Echoplexの設定例

ダブリングとブーストの設定例

この並びにすることで、ダブリングで厚みの増した音をアンプに押し込んでやろうというもくろみ。

いざとなったらEchoplexのプリアンプでゲインを挙げれば、けっこう歪みますが、ここではクリーントーンを狙ってゲインは絞ってあります。

 

使えるエフェクトが多いんだよ

さてこのセッティングの真骨頂、実はここから。

というのも、EP Stompとディレイでも似たようなセッティングはできるわけですが、それだとアンプ+キャビネットと合わせて4つのエフェクトをすでに消費しています。

なので、使えるエフェクトは残りひとつ。

 

それに対して、Echoplexを使えばブーストとダブリングを1エフェクトでまかなえるので、残りはふたつあるわけです。

 

使えるエフェクトが少ないG1fourでは、これは大きい。

さて、なにを入れましょうか。

 

ディレイをもうひとつ入れちゃう

いろいろ考えて、ディレイとリバーブを入れることにしました。

もともとフェイザーとかコーラスとかのモジュレーション系がいまいち肌に合わないので。

 

ここでは、ダブリングじゃなくて、ふつうのディレイとして使っています。

ディレイタイムは8分音符にして、フィードバック(エコーの繰り返し回数)とミックス量はどちらも控えめに、うっすらと味付け程度。

G1four ディレイ設定

ディレイの設定例

 

 

最後にリバーブですが、これはアップデートで追加されたAirがあっさりめでお好み。これでいきます。

 

エフェクトひとつぶん、何に使う?

実は今回作ってみたパッチ、音の厚みについてはそれほど凄いわけではありません(アンプのEQでミッドを絞っているせいもあります)。 EP StompRC Boostなどのブースターを単独で使ってもこれ以上押し出しの強い音は簡単に作れます。

 

ただし、その代わりに、ディレイとリバーブを加えたことで広がり感を出せるわけです。

もちろん、ディレイとリバーブにこだわらず2スロット使って音作りの幅が広がるので、エフェクトが足りなくてやりくりに苦労している人にとっては解決のアイディアになるかも、といったところです。

 

あとブースターを使うとだいたいノイズが増えるのでノイズリダクションを入れたくなる(当然その分使えるエフェクトはひとつ減ります)わけですが、なぜか今回のパッチだとノイズがあまり気になりません。

 

というわけでEchoplexを使うとエフェクトひとつ分稼げるかも、というお話でした。

 

エフェクトのやりくりで苦労したくなかったら、もう1クラス上のモデルがお奨めですね。

同メーカーだったらこれ。

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BOSSのGT-1も評価高いですね。

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