Positive Grid社のギターアンプシミュレーターが割り引きセール中です。
主要商品を紹介します。
POSITIVE GRID BIASシリーズ
BIASシリーズはDTMで、ギターの音作りを行うための製品シリーズです。
パソコンまたはiOSデバイスで動作するソフトウェアで、ギターアンプやエフェクターがなくてもパソコン上でいろんな音を作り出せます(当然ながらUSBオーディオインターフェイスは必要です)。
Tone Cloudというクラウドサービスからユーザーが作った音をダウンロードすることで、音作り初心者でも好みの音を探せます。もちろん、自分が作ったサウンドの公開も可能。
単独のアプリケーションとして動作するだけでなく、プラグインとしてDAWと連携することでBIASシリーズで作った音を直接パソコン上で録音することもできます。
最廉価版のStandard、ミドルグレードのProfessional、最上位のEliteの3グレードで展開しています。
掲載した価格(日本円)は為替レートの変動に応じて自動的に変化している可能性がありますので、あくまで参考にしてください。
BIAS FX 2
はギターアンプの中でも特にメジャーな製品のシミュレートに加えて、定番エフェクターを組み合わせたセットです。
パソコン/iOSデバイス上で好きなアンプとエフェクターの組み合わせを選び、さらに好みの音を作れます。
初心者がまず買うならこれです。
グレード | Standard | Professional | Elite |
---|---|---|---|
割引価格/価格 | 6,489円/10,888円 | 13,087円/21,885円 | 19,686円/32,883円 |
アンプ数 | 30 | 60 | 100 |
エフェクター数 | 43 | 115 | 122 |
プリセット | 70 | 130 | 210 |
Guitar Match | 2 | 6 | 18 |
Low Gain/Crunch/High Gain/Acoustic/Bassの5カテゴリに分かれています。
Guitar Match
Guitar Matchを使うと、手持ちのギターからほかの超有名モデルの音を出すことができます。つまりギターそのもののシミュレーターです。
曲のイメージに合わせてギターを交換する必要がないので、ライブに持って行くギター選びが楽になるし、お金のないアマチュアでもいろんなギターのサウンドを楽しめますね。
Standardでは2種類のギターに対応しますがが、Professionalでは6種類、Eliteでは18種類に増えます。
Pro版以上の機能
Professional 以上になるとIRローダーという機能が使えるようです。
”IR”は実際のギターアンプ/キャビネットから出る音を収録してデジタル化したデータで、これを使うと実機の音を再現してくれます。
MIDI/オートメーションに対応しているので、外部のペダルを接続することで、ペダルを使ってサウンドの切り替えができるようになります。
Eliteになると、同社の”BIAS PEDAL”シリーズが付属しているので、エフェクター(ディストーション/ディレイ/モジュレーション)のフルカスタマイズが可能になります。
また、IRについても有名スピーカーメーカー”Celestion”社のIRデータが付属し、より高品質な音作りができます。
BIAS Amp 2
はギターアンプのシミュレートだけに特化した、ものすごくトンガった製品です。
エフェクターに頼らずアンプとギターだけで音作りしたいひとならこれだけでもだいじょうぶですが、ふつうの人はFX2でもの足りなくなったとときに追加するパワーアップオプションと考えていいでしょう。
FX2に比べて対応アンプ/キャビネット数が増えるだけでなく、真空管やスピーカーなどアンプの各パーツを交換することでより自分好みのサウンドを作り上げることができます。
ということはアンプ全体で大まかに音を決めているのではなく、いろんなアンプで使われている真空管やスピーカーぜんぶをそれぞれにシミュレートして音を作っているということです。
しかもプリアンプ、パワーアンプ、トランス、キャビネットなどのブロックごとにカスタマイズ可能。
これらはサウンドキャラクターに応じていくつかのタイプが用意されているので、それを組み替えるだけで現実には存在しない自分だけのアンプも作れます。
さらに懲りたい方は、真空管を交換することでさらに味付けを変えられます。
グラフィカルな画面上でメニューを操作するだけなので簡単です。もちろん現実にパーツを交換するわけではないので故障の心配も電気回路の知識も必要ありません。
マニア中のマニアのための製品という感じですね。
グレード | Standard | Professional | Elite |
---|---|---|---|
割引価格/価格 | 6,489円/10,888円 | 13,087円/21,885円 | 19,686円/32,883円 |
アンプ数 | 36 | 100 | 100 |
アンプマッチ | - | ✔ | ✔ |
IRローダー | - | ✔ | ✔ |
CelestionCabモデル | - | - | ✔ |
アンプマッチは、目標にしたいサウンドと実際のギターの音を解析して、理想の音に近いセッティングを作り出す機能です。
IRローダー
FX 2 & Amp 2 Combo
グレード | Standard | Professional | Elite |
---|---|---|---|
割引価格/価格 | 11,987円/19,686円 | 24,085円/39,481円 | 33,982円/55,977円 |
FX 2 All Access Bundle
FX2のパソコン版とモバイル(iOS)版をバンドルしたセット。
自宅ではパソコンを、出先ではiPadをというように使い分けている方にお奨めです。
グレード | Standard | Professional | Elite |
---|---|---|---|
割引価格/価格 | 7,592円/13,093円 | 15,294円/27,396円 | 22,985円/43,900円 |
BIAS PEDAL
は、ディストーション系/ディレイ/モジュレーション系の3タイプのエフェクターを自由にカスタマイズできるソフトです。
タイプ | ディストーション | ディレイ | モジュレーション |
---|---|---|---|
割引価格/価格 | 5,391円/10,893円 | 5,391円/10,893円 | 5,391円/10,893円 |
3つ揃えると割引価格で1万6000円になりますが、FX2 Eliteにはこれらが含まれていてPro版との差額は1万1000円程度なので、どうせだったらFX2 Eliteを買うのがお得ですね。
アンプシミュレーターで機材を減らせる
これはBIASシリーズに限ったことではありませんが、アンプシミュレーターを使うことで、アンプやエフェクターの実機が必要なくなります。
自宅録音派だったらこれで充分まかなうことができるし、ライブ演奏でも大がかりな機材セットを持ち運ぶ代わりにノートパソコンやiPadとオーディオインターフェイス、あとは、モバイル用電源と足下で音色を切り替えるためのMIDIフットコントローラー程度になるのでなるので、搬入/撤収も簡単ですね。
ただし、Syncroom派はちょっと慎重になる必要があるかもしれません。
遅延に弱いSyncroomだと、パソコンの負荷は少しでも抑えたいところなので、アンプシミュレーターが遅延にどれくらい影響するかは検証する必要があります。
ばあいによってはシミュレーターよりマルチエフェクターのほうがお奨めということもあるでしょう。
初心者はFX2から
製品展開が複雑でどれを選んだらいいか迷いますね。
本当のギター初心者だったらFX2のStandardでいいと思いますが、残念なことに私が手持ちのマルチエフェクターでお気に入りのアンプはFX2のどのグレードにも入っていないようです。
そうなるとAmp2まで買わなければいけません。
まずは14日間使用可能なFX2の体験版に収録されているアンプで音作りを試してみるのがいいでしょう。
幸い、Positive Gridは頻繁にセールを行っているようなので、慌てる必要はありません。じっくり調べてから検討しましょう。