Yousicianですが、結局やめることにしました。
大きな理由はふたつです。
Yousicianの概要については、以下の記事をご覧ください。
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Yousicianでギターレッスン始めてみたよ
ふとしたきっかけで、久しぶりにギターを弾くようになりました。 いまは、オンラインで受けられるレッスンやアプリが充実していて、昔に比べるといい環境になりましたね~。 そんな中で見つけたYousician ...
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この記事の目次
Yousicianはだれのもの?
Yousicanを半年ほど使ってみて感じたのは、利用者を選ぶということです。
Fukuzumi個人の見解では、以下にあてはまる方にはお奨めできそうです。
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すでにかなりギターが弾けて、曲のバリエーションを増やしたい人
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ゲーム感覚で楽しみたい人
初心者のレッスンには不向き
対して、ギター初心者の学習用ツールとしてはかなり大きな弱点があるように思います。
それは以下の2点。
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とにかく曲を覚えられない
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自分の演奏に注意を払えない
結果、私個人のスキルアップには適さないと判断しました。
以下、少し詳しく説明します。
とにかく曲を覚えられない
Yousicanを始めて3ヶ月ほど経ったところから感じたのは、ひたすら練習した曲なのにぜんぜん覚えていないということです。
画面の動きがあるとちゃんと弾けますが、結局画面の情報に頼り切っているので、ソラで弾けるようになりません。
曲を覚えたら演奏レパートリーが増えると思うのがふつうですが、Fukuzumiのばあいそうはいきませんでした・・・
自分の演奏に注意を払えない
これも画面に集中してしまうことに起因しますが、演奏のクオリティがあがりません。
音を外したり、タイミングが大きくずれるとミス判定されますが、それ以外の点は判定されないからです。
たとえば、次のような点です。
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休符できっちり音を切る
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共鳴しているほかの弦をしっかりミュートする
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強弱をつけて曲に表情を与える
レッスン中は画面の動きとガイド音に集中しているため、自分が出している音への注意がおろそかになってしまいます。
なので、上にあげたようなプレイのクオリティを上げるのに必要なところが抜け落ちてしまいます。
もちろん、ガイド音を消して自分の演奏だけに集中することもできますが、現実にそれで演奏できるのはすでにかなり弾ける人じゃないかと思います。
つまり、初心者の学習用には向かないというのはそういうことです。
学習コースのレベル5までしか行っていないので、上のレベルだとそういう点に配慮したカリキュラムになっているかもしれませんが、試してみる時間が惜しいと判断しました。
Yousicianを楽しめるのはけっこう上級者?
このような問題を解消するには、Yousicanで覚えた演奏を次はYousicianなしで反復するという練習が必要でしょう。
でも、そもそも曲を覚えるのが難しいわけだから、相当時間がかかると思います。
だったら、ほかの方法で練習した方が効率がいい。
ということでYousicanでのギターレッスンは止めることにしました。
念のためいっておくと、これらは学習コースで感じた問題です。
その他のコースについては体験していないので、評価はできません。
すでにある程度演奏力があって、ゲーム感覚でいろんな曲をクリアできるかチャレンジしたい方にはいいかもしれませんね。
いまチャレンジしていること
Yousicanをやってみて、自分の練習に足りないところがわかったので、そこを強化するためにいろいろ教則本を買ってみました。
ひととおりざっと目を通した上で、自分なりのレッスンプランを立てて、少しずつ併行で練習しています。
基礎レッスン
運指練習から見直しをやっています。
撥弦しない弦をミュートしたり、弦から指を離すときに音がでないようにといった点を注意しています。
参考にしているのは、バークリー音楽大学助教授トモ藤田さんの本。
「耳と感性でギターが弾ける本(CD付き)」
演奏に取り組むための準備とか、運指練習のやり方とか、音感を磨くための基礎レッスンとか、ふつうのギター教則本には出てこないようなところにスポットが当てられています。
CD付きで、実際に藤田さんのレッスンを受けている感覚です。
「アコギ基礎トレーニング365日」
次の本は、実はYousicianをはじめたのとほぼ同じ頃から取り組んでいます。
2小節の短いフレーズを毎日繰り返す基礎練習本。
目安に書かれているテンポだとぜんぜん弾けないので、50~60%程度のスピードでコツコツやっています。
音感の向上
「ギター音程感覚トレーニング」
これはYousicanを始めてから3ヶ月後ぐらいに購入。
ソロギターのアレンジができるようになるのを目標に、その基礎として音を覚えるのが狙い。
リズムも強化しなきゃ
「ギターが下手 原因の90%はリズム感」
Yousicianをやっていると曲が勝手に流れてくるのでリズムはなんとなく覚えられますが、それにもかなり時間がかかります。
そこでリズム譜をちゃんと読めて演奏できるようにまず教則本を買いました。
ちなみに、先ほど上げた「ギター音程感覚トレーニング」にもある程度リズムの読み方がでてきます。
少しやってみて、根本的な改善が必要と痛感したので、ドラム練習パッドと教則本も購入。
これは、パッドのほかにスタンド、スティック2セット、キャリングバッグまでついていてけっこうお買い得だと思います。
スティックの手触りがいまひとつだったので、購入後1セットをすぐにサンドペーパーがけしました。
「ドラム練習パッドフレーズレシピ」
教本はこれ。
本格的なドラム練習をしたいわけではないので、リズムパターン習得に絞った本にしました。
ちなみにですが、練習パッドを叩いていると、全体に体が硬いせいでリズムキープできないのがわかったので、柔軟性の改善とかにも取り組んでいます。
ここまでが2021年6月時点、現在進行形で取り組んでいるものです。
リズム感の本はちょっと後回しになってるけど。
ここから先は、今後の練習用に前倒しで買った本。
リファレンス的なやつ
ギターコードを調べるのと、コードの構成音を覚えるための2冊。
「これだけ覚えればOK! どんな曲でも弾ける15のコード・フォーム」
「コード・トーン反復ギター・トレーニング
とくにこちらは、フレーズの練習用なので取り組むのはしばらく先でしょう。
さらにレベルアップのため
次の2冊もトモ藤田さんの本です。
今のレベルだとまだぜんぜんいらないんですが、Kindle化されてないしいつ絶版になるかわからないのでとりあえず確保。
「3音でギターを制覇するトライアド・アプローチ」 独学ギタリストのためのロジカル・プラクティス」
さっきの「コードトーン反復ギター・トレーニング」にも出てくるトライアドですが、ただフレーズを覚えるだけじゃなくて体系的に学びたかったので。
「ソロ・ギターでうまくなる! 基礎力向上のための独奏エチュード」
どっちかというとやや理論寄りの本を意識的に選んで買っているんですが、これは題名どおり練習曲の本。
ギター一本で、リズム、ベース、コード、メロディをカバーするトレーニングです。
トモ藤田さんのことは最近知ったばかりなので、本の内容としてはすでに買ったものと重複しているところもありますが、バークリーの先生がどのように教えるのかという方の興味が強かったんであえて買ってみたというところです。
「はじめてのソロ・ギター入門」
実際に曲の練習としてやっているのはこれです。
ソロ・ギター