ソフトウェアの紹介記事にはスクリーンショットが欠かせませんが、特に操作の流れを説明するばあい、静止画をたくさん並べるよりは動画にしたほうがわかりやすいものです。
またコンテンツを作る側(ブロガー)としても、ファイルの管理が簡単になるというメリットがあります。
そこで今回は、画面操作をキャプチャーしてアニメーション化するソフトScreenToGifの概要とインストールとセットアップに絞って紹介します。
この記事の目次
操作をアニメでわかりやすく表現
百聞は一見に如かず、実際にScreenToGifで作ったアニメーションを見てください。
これはギターのタブ譜を作成して演奏もできるTuxGuitarというアプリケーションを操作しているところです。
アニメーションGifのほかにアニメーションPNG(APNG)も作成できます。
Wordpressの謎
EWWW Image Optimizerというプラグインを使っているばあい、作成したAPNGファイルをWordpressのメディアメニューからアップロードすると、なぜか拡張子がjpgに変換されてしまい、結果的にアニメーションを表示できなくなるようです。
上の画像は、FTPツールで直接アップロードしたものを、ClassicEditorの[挿入]>[メディアを追加]コマンドを使って貼り付けています。
ScreenToGifのメリット
すでに紹介したScreenpressoでも画面の録画はできましたが、MP4など一般的な動画の作成が主眼でアニメーションGIFはおまけといった感じでした。
今回紹介するScreenToGifは、逆にアニメーション化のほうが基本で、その他の動画フォーマットのほうが補助といった印象です。
また、専用エディタを備えていて、不要なフレーム(コマ)を削除したり、タイトル文字の入力、描画ツールを使ってよりわかりやすく説明を加えるといった加工が可能です。
ムダな操作をしてしまった不要なフレームを削除することで操作が明快になるだけでなく、ファイルサイズを小さくできるのもメリットです。
ScreenToGIfをインストールしよう
インストーラーのダウンロード
にアクセスして、インストーラーを入手します。
PCにインストールするタイプとポータブル版のふたつがありますが、ここではインストーラー版で紹介します。
ScreenToGifx.xx.x.setup.msiという名前のインストーラーファイルをダウンロードします(x.xx.xの部分はバージョンナンバー)。
インストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動すると、インストールオプション画面が現れます。
5つのチェックボックスのうち4つがマークされていますが、MP4などの動画ファイルでも保存したいならこれもチェックしておきましょう。
FFmpeg.exeという変換ツールを自動でダウンロードしてくれます。
続いてインストール先のフォルダーを指定します。
特に変更の必要がなければそのままで構いません。
その下の”Shortcuts”オプションは、デスクトップやスタートメニューにショートカットを作成します。
ここはご自分のお好みでどうぞ。
[Install]ボタンをクリックするとインストールが始まるので、処理が終わるまでしばらく待ちましょう。
終了メッセージが出たら、インストールは完了です。
変換用ライブラリの設定
インストールが終わったらScreenToGIfを起動しましょう。
海外製のソフトですが、自動的に日本語モードで起動します。
[オプション]をクリックして、基本的な設定を行います。
設定ダイアログボックスを開いて「外部ツール」タブに切り替えましょう。
ここでは、インストール時に選択したFFmpegをはじめとして、GifskiやSharpDxといったライブラリ(外部ツール)を使用するためのパスを登録します。
ライブラリはすべてScreenToGifのインストール先フォルダに保存されているので、それを選択するだけでOK。
FFmpegとGifskyは実行ファイルを、SharpDxのほうはフォルダー(つまりScreenToGifのフォルダー)を登録します。
アニメでより判りやすいコンテンツ作りに
これで基本的な設定は終わりです。
冒頭で紹介したTuxGuitarの操作アニメーションが簡単に作れます。
途中操作を間違えてしまった余計な部分をScreenToGifの編集機能でカットしたほか、先頭部分のタイトル文字もScreenToGifで作成しています。
PC系のブロガーはもちろん、Webデザインや動画コンテンツの作成にも役立つでしょう。