では、デスクトップの静止画キャプチャーと画面操作の録画ができます。
今回は静止画キャプチャーの方法について紹介します。
この記事の目次
ワークスペースを開く
Screenpressoを起動すると、Windowsのシステムトレイに常駐します。
トレイアイコンをクリックするとワークスペースというウィンドウがポップアップします。
ワークスペースはキャプチャの実行や画像の編集を行う場所です。
キャプチャーした画像は自動的に保存、ワークスペースにサムネイルが表示されます。
キャプチャーを行うにはワークスペースの左下にあるカメラのアイコンをクリックします。
静止画キャプチャーを行う
クリックするとメニューがポップアップします。
ひとつは静止画キャプチャーでもうひとつは録画です。
静止画キャプチャーを行うばあいは[指定領域のスクリーン]をクリックしましょう。
デスクトップから開く
キャプチャー用のパレットは、デスクトップ上端の中央付近をポイントすることでもポップアップします。
キャプチャー領域の指定
領域の自動認識
キャプチャーモードになると、画面上に細い十字線が現れ、この交点を基準にキャプチャーしたい範囲が自動で認識されます
特定のウィンドウやツールバーをキャプチャーしたいばあいは、希望するエリアが赤い枠戦で囲まれるようにマウスポインタを動かしてください。
任意の領域を指定
任意の範囲を指定したいばあい、多くのキャプチャーソフトでは専用のコマンドを使いますが、Screenpressoでは、コマンドの使い分けは不要です。
キャプチャーを開始して画面上に十字線が現れたら、そこからマウスで希望する領域をドラッグすれば、自動認識から任意の領域指定へシームレスで切り替わります。
画面上にはポインター周辺の拡大ビューも表示されるので、精密な範囲指定が可能です。
キャプチャした画像は自動保存
自動領域指定のばあいは、マウスの左ボタンをクリックすればキャプチャーが実行されます。
任意で領域指定するばあいは、ドラッグで範囲を選択して2点めをクリックすれば実行です。
キャプチャーした画像は、自動的に名前をつけて保存されます。
保存先は、ユーザーのピクチャフォルダーの中に作られるscreenpressoサブフォルダーです。
保存先については、設定ダイアログボックスの「基本設定」タブの中にあるワークスペースの保存先設定で変更できます。
ファイル名は、キャプチャー実行時のタイムスタンプが自動的に割り当てられます。
ファイル名の書式をカスタマイズするばあいは設定ダイアログボックスの中の「スクリーンショット」タブでファイル名の部分を変更します。
キャプチャーできる数
ワークスペースに保存できる数は、初期設定では30になっています。
設定は1~10000まで変更できます。
指定の数を超えると古いものから削除されていきますが、削除せずに隠すだけに変更することもできます。
その他のキャプチャー方法
このようにScreenpressoのキャプチャーコマンドはシンプルです。
全画面キャプチャー用のコマンドと前回の領域の繰り返しコマンドはありますが、たいていは通常のキャプチャーコマンドで充分でしょう。
ちなみに通常のキャプチャーコマンドでも全画面キャプチャーは可能です。十字線がデスクトップ上に来るようにすれば、つまり十字線の交点が特定のウィンドウにかかっていなければ画面全体をキャプチャすることになります。
自動スクロールを使ったキャプチャーもありますが、これはまだベータ版の段階だそうです。
操作も、数回に分けて実際にスクロールしながらキャプチャしたものをあとからつなぎ合わせる形なので、HyperSnap8やPicPickに比べると、いまひとつ見劣りがします。
Screenpressoのキャプチャコマンドはシンプルではありますが、実際によく使うのは全画面キャプチャーとアクティブウィンドウ/コントロール、領域指定の3つがほとんどなので、一般的なユーザーにとっては充分でしょう。
コマンド数が少ない分、キーボードショートカットを覚えるのも簡単です。ふつうは[PrintScreen]キーだけ覚えていればだいじょうぶ。
画像編集機能と共有機能の便利さを考えれば、充分使えるツールだと思います。
ファイルの管理には要注意
実際に利用するうえで注意が必要なのは、ファイルが自動保存だという点です。
保存のたびに名前を付ける必要がないのは便利ですが、あとから名前を変更するのがたいへんなのでリネームソフトとの併用を検討したほうがいいでしょう。
また、キャプチャのたびに画像ファイルが溜まっていくので不要なファイルの削除も忘れないようにしましょう。
逆に、数が増えると自動的に削除されてしまうので、大事なものは別の場所にコピーしておくといった対策も重要です。
キャプチャ画像がどこに保存されているかしっかり把握して定期的にメンテナンスするよう心がけてください。
なお、ワークスペースからはファイルの保存先フォルダーを直接開くことができます。