認印だったら簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
この記事の目次
無料版Acrobat Readerで簡単に捺印できる
PDF文書に捺印する必要があり、調べてみたところ無料版のAdobe Acrobat Readerでも簡単にスタンプが使えるのがわかりました。
日付印や「承認」などの基本的なスタンプはすでに登録済みで、とりあえずユーザーの名前や会社名などを登録するだけで使えます。
そこで、今回はそれ以外に認め印の画像を作って、それをAcrobat Readerで使う方法を紹介します。
まず印鑑の画像を作る
有料版のAcrobat ReaderだとJPEGやPNG形式の画像をスタンプとして登録できます。
ところが無料版のAcrobat Reader DCではPDF形式の画像しか使えません。
そこでまず、印鑑風の画像を作り、PDF文書として保存する必要があります。
調べてみたところというページで簡単に印象を作れるのがわかりました。
このページは日本人の名字のなかでも上位1万件分の姓が登録されていて、簡単に印鑑を作成できます。
指定できるのは書体と印鑑の大きさ、色の3つだけ。形は認め印用の丸印だけというシンプルな機能しかありませんが、それだけに簡単です。
電子書類用の認印を急いで作らなければならないときにはお薦めです。
画面上のサンプルを見ながら、名字を入力しオプションを設定します。
名字を入力する
まずテキストボックスに名字を入力しましょう。
1万件の名字について印章が登録されているということなので、かなりレアなお名前でないかぎりだいじょうぶでしょう。
書体を選ぶ
書体は、古印体と印相体のふたつから選べます。
今回は古印体を選んでみました。
大きさ
丸印の大きさを指定します。
10.5mm、12.0mm、13.5mmの3つから選べます。
色
印鑑の色は、朱、赤、紅の3つから選べます。
PDFファイルを作成する
指定が終わったら[作成]ボタンをクリックします。
サンプルが別ウィンドウに表示され、さらにAdobe Acrobat Readerも起動して印鑑が表示されます。
できた印鑑は自動的にPDF文書として保存されます。
捺印したいPDF文書を開く
印鑑用のPDFファイルが保存できたら、こんどは捺印したい書類をAcrobat Readerで開きます。
[ツール]タブを開くと、中に[スタンプ]があるのでクリックします。
自動的に元の文書タブに戻るとスタンプ用のツールバーが追加されています。
カスタムスタンプをクリックして[作成]を選びましょう。
ダイアログボックスが開くので、[参照]ボタンをクリックして先ほど保存しておいた印鑑用PDFファイルを選択しましょう。
印鑑の分類を指定して、名前をつけます。
スタンプの分類は、お気に入り/ダイナミック/標準/署名/電子印鑑の5つがあります。
今回は電子印鑑に登録しました。
登録するとスタンプパレットのウィンドウが開きます。
ドロップダウンリストで「電子印鑑」を選びます。
ここでユーザー情報を登録します。
ユーザー情報は、日付印や承認印などに入る担当者名になります。
認め印では使われることはありませんが、初めてスタンプ機能を使うときに登録するようになっているので、ここで設定しておいてください。
ユーザー情報登録が終わると、電子印鑑カテゴリに印鑑が登録されています。
追加した認印がいちばん下にあるはずです。
認め印をクリックするとマウスポインタの代わりに印影が表示されます。
マウスの動きに合わせて印影が移動します。
希望する位置に移動してクリックすると捺印されます。
捺印した印影をクリックするとオブジェクトとして選択できます。
印影のいちを動かすだけでなく、ハンドルをドラッグして大きさを拡大/縮小できます。
いちばん上のハンドルを動かすと回転もできるので、少し傾けてやると実際の印鑑っぽくなります。
電子文書の捺印が簡単に
を使った電子印鑑作成は、デザインの自由度という点ではかなり制限がありますが、とにかく手早く作れるのが魅力です。とりあえず認め印が必要なときにはお薦めです。
Acrobat Readerのスタンプ機能は、認印以外にもいろんなスタンプが用意されているので認印以外にも使えます。
電子文書といえばやはりPDF形式を使うことが多いので、無料版のAcrobat Readerで簡単に捺印できるのは嬉しいですね。ぜひ使ってみてください
Acrobat Readerで認め印を使う - まとめ
- PDF形式の画像を印鑑として登録できる
- 手軽に画像を作るながお薦め