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スマホアプリ版Windyでレジャーから災害対策まで

2020年7月上旬の大雨で、Fukuzumiが住んでいる福岡県もかなりの被害を受けました。

そこで今回は、気象予報アプリWindyの使い方を紹介します。

 

アプリ版Windyとは

Windyは、気象予報サイトwindy.comのデータを表示するための専用アプリです。

windy.comは世界中の気象観測施設から集めた情報をもとに、いろんな気象データを視覚化してわかりやすく表示します。

中でも、名前のとおり風の予報が得意で、風向風速などをアニメーション化してリアルタイムに表示します。

天気についてはいわゆる「晴れ」「雨」といった概況ではなく、実際の雨量データや予測値をもとに色分けで表示。

さらに時間経過にともなう雨量の変化もアニメーション化して見せてくれます。

このようなWindy.comの機能をスマートフォンから利用できるようにしたのが、Windyアプリです。

 

Windyの入手場所

Windyアプリは下記のページから入手できます。

AppStore iOS版Windy

Google Play Android版Windy

 

Windyの基本操作

ここでは、iOS版の画面をもとに使い方を紹介します。

 

起動

Windyのアイコンをタップして起動しましょう。

Windyアイコン

iOS版Windyのアイコン

 

マップの移動、拡大/縮小

起動すると、モバイル機器の現在位置をもとにマップを表示します。

Windyの対象は全世界なので、だいたい日本が表示されると思ってもらえばいいでしょう。

Windy初期画面

起動直後のWindy画面

 

スワイプでマップを移動、ピンチアウト/ピンチインで拡大/縮小です。

ここらへんは、スマートフォンアプリのお約束通り。

Windyのマップ操作

スワイプやピンチで操作

 

移動や拡大/縮小を行うと、画面上部にあった現在地の天気情報は消えます。

ホームアイコンをタップすると、マップは現在地に戻り、天気情報も表示されます。

 

タップした場所の天気を表示

マップ上をタップすると、その地域(観測所)の気象データを表示する天気ピッカーが現われます。

Windy 天気ピッカー

タップした地域の情報

 

天気ピッカーには、風速・風向や降水量などのデータが表示されます(表示は後述するオプションに応じて変わります)。

天気ピッカーの脇にある[∨]をタップすると、天気予報画面が現われます。

Windy タップした地域の天候

天候を表示する

 

ココがポイント

マップ上を長押しするとメニューが現われて、天気ピッカーや天気予報をメニューから選ぶことができます。

Windy 長押しメニュー

長押しでメニューを表示

 

予測日時を移動する

画面下の帯は時間帯の移動です。

帯の上でスワイプすることで、日付と時刻を移動して予測データを表示できます。

吹き出しに表示される時間をめやすに動かしてください。

Windy タイムラインの移動

10日先までの予報を表示

 

10日後までの予測を表示できます。

過去のデータを表示することはできません。

 

時間の変化をアニメーション表示

時間帯の左端にある三角のボタンをタップすると、時間が動きはじめ、それにつれてマップ上の表示も変化していきます。

Windy 時間経過アニメーション

時間経過をアニメ表示

 

表示を切り替える

Windyを起動するとまず、風の情報が表示されます。

風向きを粒子(パーティクル)アニメーションで、風の強さは色分けで表示します。

画面右下の三本線アイコン(バーガーメニュー)をタップすることで、いろいろなデータを観ることができます。

Windy 表示の切り替え

表示データを切り替える

 

    • 最大瞬間風速
  • 雨・雷
    • 累積雨量
    • 新雪
    • 雷雨
  • 気温
    • 湿度
    • 下層雲
    • クラウドベース
    • 視界
    • うねり
    • うねり2
    • 海水温
  • 大気質
    • 二酸化窒素
    • PM2.5
    • エアロゾル
    • オゾン層

このほかに[その他のレイヤー]というメニューでは、上記のメニューに表示させる項目を選べるようになっています。

Windy レイヤーメニューのカスタマイズ

メニューのカスタマイズ

 

デフォルトでは表示されていないデータとして次のようなものもあります。

  • 一酸化炭素濃度
  • 粉塵質量
  • 二酸化硫黄質量
  • 火災発生中
  • 気圧
  • 極端な予報
  • 気象警報
  • ハイキングマップ

地図に表示する情報を選ぶ

メニューを下へスクロールすると画面表示をカスタマイズできます。

カスタム設定を保存するには、ユーザー登録(無料)してログオンする必要があります。

Windy マップのカスタマイズ

マーカーの表示を変更

 

メニューの中からマップ上に表示したいものを選びます。

マップ上のマーカーをタップするとその場所の天気が表示されます。

Windy 気温スポット

気温を計測したポイント

Windy タップしたポイントの情報

マーカー位置の気象情報

 

Webカメラのマーカーをタップしたばあいは、Webカメラの映像も見ることができます。

Windy Webカメラのスポット

Webカメラ位置を表示

Windy Webカメラ映像

Webカメラの映像を表示

 

 

都市の天気を表示

マップ上に表示されている市名や町名をタップすると、その場所の天気予報が現われます。

Windy 地名のタップ

地名をタップしたばあい

 

正確には市や町にある気象観測所を表しているようです。

さらに右上の♡マークをタップすると、お気に入りに登録できます。

Windy お気に入りに追加

お気に入りの場所を登録

 

マップ表示のカスタマイズが「お気に入り」になっているときは、マップ上にお気に入りの♡マークが現われます。

画面右下の♡マークアイコンアイコンをタップすると、お気に入りに登録した地域の天気を表示できます。

Windy お気に入りアイコン

お気に入りアイコン

Windy お気に入りリスト

お気に入りのリスト

 

ユーザー登録してログインしておくと、複数のデバイス(PCやスマートフォン)でお気に入りを共有できます。

 

お気に入り登録と同じメニューで[このスポットのアラート]をタップすると、その地域の天気に応じてアラート(警告)メールを送信できます。

アラートを送信する条件として、以下のような設定ができます。

オプションは組み合わせが可能です。

  • 風速、風向
  • 条件が継続する時間、時間帯、曜日
  • 波の高さ、方向
  • 降雨量と時間
  • 新雪の積雪量
  • 気温と天気(雲量)
Windy アラート機能

天気の変化を通知する

 

レジャーから災害対策まで確実な気象情報を

Windyを使えば、風の強さや風向き、雨の量、雨雲の動きなどが時間と共にどのように変化していくか手に取るようにわかります。

予測は個人的にはかなり正確だと感じていて、台風の時期はいつも進路予測に使っています。

また空港の天気をはじめとして、パラグライダーやカイト、ウィンドサーフィンのようにレジャーに役立つ情報も表示できます。

日本だけでなく世界中の天気がわかるのもメリットですね。

日常生活から災害予防まで幅広く役立つサービスなのでぜひ活用してください。

 

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