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いまさらだけど知っておきたい書庫ファイルの基礎知識

シロウトWordPressサイト構築実践レポート

WordPress テーマ "Astra"とページビルダー"Elementor"を使ったサイト構築の経過を紹介。 実践Webサイト構築記はこちらで掲載中

書庫ファイルについて知っておきたいこと

書庫ファイルってどんなファイル?

書庫ファイル(アーカイブファイル)は、パソコンで扱うファイル形式のひとつですが、ワープロや表計算ソフトで作る、おなじみの文書ファイルとは少し意味が違います。

いろんなファイルをひとつにまとめて管理する入れ物のようなものだから書庫と呼ばれていますが、たくさんの書類をまとめたバインダーのようなものをイメージしてもらうとわかりやすいですね。

書庫ファイルイメージ

書庫ファイルはどんなときに使う?

書庫ファイルは文書ファイルの入れ物ですから、たくさんの文書ファイルをひとまとめに整理したいときに使います。

フォルダにまとめて保存するのに似ていますが、ひとつのファイルだからデータを持ち運んだり、ほかの人との受け渡しするにとても便利なんです。

とくに使われるのはネットでファイルをやりとりするとき。

オンラインソフトやWordPressテーマ、プラグインなどはもともとたくさんのファイルを含んでいるので、簡単に扱えるように書庫ファイルの形で配布しています。

WordPress本体やプラグイン、テーマなども書庫ファイルで配布されています。

書庫ファイルにすると元のファイル全部の大きさを足したものより、ファイルサイズが小さくなるので、その分通信時間が短くなり費用も節約できるからです。

書庫管理には専用ツールが必要

書庫ファイルを扱うには、アーカイバや書庫管理ツールと呼ばれるソフトを使います。
書庫管理ソフトを使って新しい書庫ファイルに書類を収納したり、中から書類を取り出したりするわけです。

Windows10の場合、ZIPという形式の書庫ファイルを直接扱うことができます。

なのでZIP形式を扱うだけなら専用ソフトは不要です。でも、書庫ファイルを本格的に使うなら専用ソフトを用意した方が便利でしょう。

 

書庫ファイルの役割をもうちょっとだけ詳しく

書庫ファイルがどんなもののかだいたい判ったところで、機能についてもう少しだけ詳しく紹介します。

たくさんのファイルをひとつにまとめする

書庫ファイルの役割ひとつめは、名前のとおりたくさんのファイルをまとめたひとつのファイルを作ることです。

書庫ファイル作成イメージ

複数のファイルをまとめ、サイズを圧縮して書庫ファイル化します。

先ほど書庫ファイルはバインダーのようなものと説明しましたが、引っ越し用の荷物を入れた段ボール箱といったほうがもっとイメージが湧くかもしれません。

ただし荷物と違うのは、元のファイルと作成した書庫ファイルは別物だということ。

たとえばファイル1、ファイル2、ファイル3の3つから新しく書庫ファイルAを作るとファイル1、ファイル2、ファイル3はそのまま残っています。

なのでディスク容量節約のために書庫ファイルAを使うなら、もとの3つの文書ファイルは削除しないといけません

サイズの大きなファイルを圧縮して小さくする

書庫ファイルふたつめの役割はファイルのサイズを小さく「圧縮」することです。

圧縮状態で保存しておけば場所をとらないので、ハードディスクやSSD、USBメモリなどにもっと多くのファイルを保存できるようになるし、ネットでファイルをやりとりするときアップロードやダウンロードの時間を短縮できます。

イメージとしては布とん圧縮袋といったところです。

ただしデジタル写真などの画像データや音声などにはすでに圧縮がかかっているものがあり、その場合ファイルサイズはほとんど変わりません

圧縮イメージ

ファイルの圧縮は、布団袋の空気を抜いて小さくするイメージです。

書庫にまとめたファイルを取り出す

書庫にまとめた文書ファイルをもういちど使うのにも書庫管理ツール(アーカイバー)が必要です。

いちばん手っ取り早いのは、書庫ファイルをもういちどばらばらのファイルに戻してしまうことです。引っ越しの荷物を段ボール箱から取り出す感じですね。
この荷物を解いて元に戻す作業のことを展開(Extract)といいます。

書庫ファイル展開イメージ

書庫ファイルに格納したファイルを元の形に戻します。

先ほど例にあげた書庫ファイルAの例だと、書庫ファイルAは残ったまま、元の形に戻ったファイル1、ファイル2、ファイル3ができます。

そのほかにも、書庫の中から必要なファイルだけ取り出すいらなくなったファイルだけ削除する更新したファイルを入れ替えるといったこともできます。

書庫からファイルを取り出すと、当然ファイルサイズも元に戻ります。

展開と解凍

圧縮してガチガチに固めたファイルを元に戻すのを、そのイメージから解凍ということもあります。そこで書庫管理ソフトのことを圧縮・解凍ツールといったりします。

昔ばなし

書庫管理と、圧縮・展開ツールはもともと別のソフトでしたが、どうせならひとつにまとめたほうが便利ということで、ふたつを兼ね備えた現在のような書庫管理ツールの形になりました。

暗号化とパスワードでファイルを守る

書庫ファイルの形式によっては暗号化できるものがあります。

書庫ファイルを作成するときにパスワードを指定すると、暗号化したうえでパスワードロックで二重に保護するので、万一ファイルを盗まれたり、USBメモリを紛失したとしても、内容を知られる心配がありません。

 

書庫ファイルにはいろんな種類がある

書庫ファイルにはいろいろんな形式があるんですが、代表的なものとしてZIPとLZHのふたつを覚えておけばいいでしょう。

Windows標準対応のZIP形式

世界でいちばん使われているのがZIP(ジップ)形式です。
Windows10ならZIP形式を直接扱えるから、専用ソフトを必要としません。

書庫ファイルをダブルクリックすると見ためはふつうのフォルダを開いたのと同じように、中のファイルを扱うことができます。

書庫ファイルを作るときはエクスプローラから操作します。

日本生まれのLZH形式

ZIP形式の次によく知られているLZH形式は日本で生まれで、圧縮の効率がいいのが特徴です。
そのため、一時期日本で使われる書庫ファイルのほとんどがLZH形式でした。

現在は以前ほど使われていないので必須とまではいえませんが、いまでもZIPに次いでなじみのある形式なので覚えておくといいでしょう。

操作には書庫管理ツールが必要です。

自己展開形式

自己展開形式は、ZIPやLZHのような書庫形式とは少し意味が違います。

名前のとおり、書庫ファイルから元の状態へ戻す展開を自動で行えるようにしたものです。
展開には書庫管理ツールを必要としませんが、作成には書庫管理ツールが必要です。

いったんZIP形式やLZH形式の書庫ファイルを作っておいて、そこからさらに自己展開形式に変換します。

自己展開形式書庫ファイルは、書庫管理ツールを持たない人に大量のファイルを配るときや、書庫管理ツールそのものを配布するのに使います。

一般ユーザーはとりあえず3つを知っておけばOK

そのほかにもたくさんの書庫ファイル形式がありますが、ふつうは上記の3つを知っていれば充分です。

特に、実際に使うとなるとZIP形式がほとんどでしょう。自己展開形式はプログラムを実行するのと同じ感覚なので、書庫ファイルを扱っているという意識することもないかもしれません。

 

書庫ファイルを使えればパソコンがもっと便利になる

ほかにもいろいろな特徴はありますが、ふつうのパソコンユーザーならこれぐらい知っておけば充分です。もういちどまとめておきましょう。

  • 書庫ファイルは複数のファイルをまとめてサイズを小さくしたもの
  • ファイルの取り扱い、ネットでのファイルのやりとりに便利
  • オンラインソフトやWordPressのファイルも書庫ファイルで配布されている
  • 書庫ファイルを扱うには専用ツール(アーカイバー)が必要
  • ただしWindows10はZIP形式であれば直接扱える

たくさんのファイルをひとまとめにして、そのうえファイルを小さくできるのだから、大量の文書を送りたいときなんかにぴったりなのはすぐにわかりますね。

次はWindows10でZIP形式書庫を実際に扱う方法を紹介しましょう。

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