フォルダーの同期です。
今回は、同期用のソフトとして人気の無料オンラインソフト、FreeFileSyncの概要とインストール方法について紹介します。
この記事の目次
FreeFileSyncの特徴
FreeFileSyncは、ふたつのフォルダの内容を比較してファイルをコピーしてくれる同期ツールです。
海外製のソフトですが、インストールの段階から日本語に対応しているので比較的使いやすいのが大きなメリットです。
ウィンドウの表示やメニューなどもきちんと日本語化されています。
FreeFileSyncの同期処理のパターンには次の3つがあります。
- ふたつのフォルダーの内容を完全に一致させる両方向
- 比較元の内容を比較先に反映させるミラーリング
- 比較元のほうが新しいばあいのみコピーする更新
上記の3つの設定はボタンの切り替えでカンタンに切り替えられますが、そのほかにカスタム設定も可能です。
また、ファイルを削除するばあいにゴミ箱に入れるか完全消去するかを選んだり、同期の対象となるファイルや除外するファイルをフィルターで指定したりと、細かい指定ができます。
比較元と比較先のセットは、いちど保存しておけばリストからカンタンに切り替えできるのも便利ですね。
同期の実行は基本的に手作業ですが、一括ジョブというファイルを作っておくとショートカットから実行したり、Windowsのタスクスケジューラーで自動実行させることもできます。
また、FreeFileSync本体とは別プログラムになりますが、指定したフォルダーを監視して自動で同期を実行してくれるRealTimeSyncというツールが付属しています。
FreeFileSyncをダウンロードする
FreeFileSyncの公式サイトへアクセスして、左側のメニューから[Download]ボタンをクリックします。
ダウンロードページに移動したら、ページを下へスクロールしていきます。
[Download FreeFileSync]セクションの中に、アーカイブファイルへのリンクがあります。
いちばん上がWindows用なので、これをクリックしてください。
FreeFileSyncをインストールする
ダウンロード先に指定したフォルダーを開くと、FreeFileSync_xxxx_Windows_Setup.exe(xxxxの部分はバージョン番号)というインストーラーがあります。
これをダブルクリックして実行しましょう。
ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが現われるので[はい]をクリックして先へ進みます。
使用許諾契約が表示されるので同意するを選択して[次へ]をクリックします。
インストール先のフォルダーを指定します。初期設定のままで構わない人は、そのまま[次へ]をクリックし手ください。
インストールコンポーネントを選択します。ふつうは変更しなくていいでしょう。
広告代わりの画像が表示されます。次のページへ進みます。
インストールが始まります。
インストールが終了したら[完了]ボタンをクリックしてください。
FreeFileSyncを起動する
インストールが完了すると、FreeFileSyncとRealFileSyncのふたつのアプリケーションが登録されます。
まずはFreeFileSyncを起動しましょう。
[スタート]メニューをクリックして”F"グループからFreeFileSyncを実行してください。
FreeFileSyncが起動します。
最初から日本語モードになっているので、設定の変更などは必要ありません。
RealTimeSyncもスタートメニューに登録されていますが、最初は使う必要はありません。
以上、人気の同期ツールFreeFileSyncの概要とインストール~起動についてのご紹介でした。
きちんと日本語化されていることもあり、Windowsパソコンにある程度慣れた人なら画面を見ただけでおおよその使い方は想像がつくと思います。
ただしヘルプに関しては、英語のサイトを表示するのでここだけは要注意です。
次回は、FreeFileSyncの基本的な使い方としてフォルダーの登録や同期パターンの指定などを紹介します。