Flexible Renamerのリネームパターンはツリー形式でカテゴリごとに整理されています。
いろんなパターンが用意されているので、一般的に使用するには充分でしょう。
また、数字の桁を揃えたり、値を増減させるといった細かい修正も可能です。
ここでは、ツリーのカテゴリごとに全パターンを紹介します。
連番や文字列の追加
「連番や文字列の追加」11パターン
文字列（日時）+連番
指定した文字列の後ろに連番を追加します。
文字列が空欄（指定しない）ばあい、連番だけになります。
連番は開始番号と桁数を指定できます。
連番+文字列（日時）
連番の後ろに指定した文字列を追加します。
文字列が空欄（指定しない）ばあい、連番だけになります。
連番は開始番号と桁数を指定できます。
文字列（日時）を先頭からn文字目に追加
既存ファイルの文字列に対し、指定の文字列を追加します。
文字列の挿入位置を先頭から何文字目の形で指定します。
文字列（日時）を末尾からn文字目に追加
既存ファイルの文字列に対し、指定の文字列を追加します。
文字列の挿入位置を末尾から何文字目の形で指定します。
連番を先頭に追加
既存ファイル名の先頭に連番を追加します。
連番の開始番号と桁数を指定できます。
連番を末尾に追加
既存ファイル名の末尾に連番を追加します。
連番の開始番号と桁数を指定できます。
日時
既存のファイル名を削除し、新たに日時を元にファイル名を付けます。
日時の書式をドロップダウンリストから選択できます。
日時を先頭に追加
既存ファイル名の先頭に日時を追加します。
日時の書式をドロップダウンリストから選択できます。
日時を末尾に追加
既存ファイル名の末尾に日時を追加します。
日時の書式をドロップダウンリストから選択できます。
フォルダ名を先頭に追加
既存ファイル名の先頭に保存先フォルダ名を追加します。
オプション指定はありません。
フォルダ名＋連番
既存のファイル名を削除し、新たに保存先フォルダ名と連番でファイル名を付けます。
連番の開始番号と桁数を指定できます。
数字や文字列の削除
「数字や文字列の削除」13パターン
先頭からn文字目よりn文字を削除
既存ファイルから一部の文字列を削除します。
削除範囲の先頭となる文字を、ファイル名の先頭から何文字目という桁位置で指定し、そこから数えて何文字分を削除するかを指定します。
末尾からn文字目よりn文字を削除
既存ファイルから一部の文字列を削除します。
削除範囲の先頭となる文字を、ファイル名の末尾から何文字目という桁位置で指定し、そこから数えて何文字分を削除するかを指定します。
先頭からn文字目より後を削除
既存ファイル名のうち、指定した桁位置より後ろの部分をすべて削除します。
開始する桁位置を指定します。
末尾からn文字目より前を削除
既存ファイル名のうち、指定した桁位置より後ろの部分をすべて削除します。
開始する桁位置を指定します。
”コピー（数字）～”を削除
コピーしたファイルにつく"コピー ～"という文字を削除します。
コピーに連番が付いているばあいはそれも削除します。
”- コピー（数字）”を削除(Vista)
コピーしたファイルの末尾につく"- コピー"という文字を削除します。
コピーに連番が付いているばあいはそれも削除します。
括弧とその中身を削除
丸カッコ（パーレン）、隅付き括弧、角括弧（ブラケット）などで括られた文字、数字を削除します。
波括弧（ブレース）、カギ括弧には対応していません。
[数字]、または(数字)を削除
角括弧（ブラケット）や丸カッコ（パーレン）で括られた数字だけを削除します。
[数字]を削除
角括弧（ブラケット）数字だけを削除します。
(数字)を削除
丸カッコ（パーレン）で括られた数字だけを削除します。
"へのショートカット"を削除
ショートカットファイルにつく"へのショートカット”の文字を削除します。
"- ショートカット"を削除(Vista)
ショートカットファイルにつく"- ショートカット”の文字を削除します。
8.3形式化
以前に使われていたファイル名8文字+拡張子3文字形式のファイル名に変換します。
文字種の変換
「文字種の変換」13パターン
語頭を大文字
ファイル名先頭の英字だけ大文字化します。
先頭以外の英字は小文字化します。
小文字→大文字
ファイル名内の小文字をすべて大文字化します。
大文字→小文字
ファイル名内の大文字をすべて小文字化します。
半角→全角（拡張子を除く）
ファイル名部分の半角文字を全角文字に変換します。
全角→半角（拡張子を除く）
ファイル名部分の全角文字を半角文字に変換します。
ひらがな→カタカナ（拡張子を除く）
ファイル名のひらがなをカタカナに変換します。
カタカナ→ひらがな（拡張子を除く）
ファイル名のカタカナをひらがなに変換します。
大文字↔小文字
大文字、小文字を相互に変換します。
ダイアクリティカルマークをクリア
ウムラウトやセディーユのような発音区別符号を消去します。
半角カナ→全角カナ
半角カタカナを全角カタカナに変換します。
全角カナ→半角カナ
全角カタカナを半角カタカナに変換します。
半角↔全角（拡張子を除く）
半角文字と全角文字を相互に変換します。
カタカナ↔ひらがな（拡張子を除く）
カタカナとひらがなを相互に変換します。
文字列の置換
指定した文字列を他の文字列で置換します。
「文字列の置換」
数値の整理
「数値の整理」4パターン
先頭からn番目の数値の桁合わせ
ファイル名に含まれる数字（のグループ）のうち、先頭からn番目に現われるものの桁数を統一します。
末尾からn番目の数値の桁合わせ
ファイル名に含まれる数字（のグループ）のうち、末尾からn番目に現われるものの桁数を統一します。
先頭からn番目の数値を増減
ファイル名に含まれる数字（のグループ）のうち、先頭からn番目に現われる数字を指定した値だけ増加、または減少させます。
末尾からn番目の数値を増減
ファイル名に含まれる数字（のグループ）のうち、末尾からn番目に現われる数字を指定した値だけ増加、または減少させます。
拡張子の変更
「拡張子の変更」5パターン
拡張子を大文字
拡張子部分を大文字化します。
拡張子を小文字
拡張子部分を小文字化します。
拡張子を削除
拡張子部分を削除します。
拡張子を追加
指定した文字列を拡張子として追加します。
拡張子を置換
拡張子部分に対し、指定した文字列を他の文字列で置換します。
以上が、Flexible Renamerのカテゴリツリーから選べるリネームパターンです。
より複雑な処理を求める方には高度なリネームというオプションもあるので、ほとんどの要求には応えてくれるでしょう。
Flexible Renamerのページ（ベクター ソフトライブラリ）