ソフトウェア

ファイル管理で楽したいならリネームソフトは必携

Windowsでファイル名を書き換える方法については以前紹介しましたが、書き換えるファイルの数が増えてくるととても手間がかかります。

いくつものファイルに同じような名前を付けていったり、順番がわかりやすいように連続で番号を振ったりするのはたいへんです。

こういった単調な作業こそパソコンの得意技。

専用ソフトを使ってちゃちゃっと片付けてしまいましょう。

 

ファイル名の変更は意外にめんどうだ!

当サイトではWindows画面のスクリーンショットをたくさん使っています。

スクリーンショットを撮ったらそれぞれ名前をつけて保存するわけですが、後からもっと分りやすいように名前を変更したいというのはよくあります。

急いでいるときや適当な名前が思いつかないときは、とりあえずキャプチャソフトがつけてくれるデフォルト名で保存しておいてあとから名前を変更するばあいもあります。

そのほかにも、手順を説明するために連番を振ったあとで、途中に画像を追加したくなって番号を振り直すなんてこともあります。

こんなときにひとつずつリネームしていったら時間のムダです。

 

リネームソフトがあればまとめて書き換え、ドン!

そこで活用したいのがファイル名一括変更ソフト。リネームソフトともいいます。

ファイル名の書き換え(リネーム)は、Windows本体でももちろんできます。やり方は以前紹介したので、まだ見てない方はそちらもぜひお読みください。

関連記事
Windowsアイキャッチ
Windowsでファイル名を書き換えるときの基本

ファイル名を変更する 文書を作成したときにはもちろん名前を付けて保存しますが、いちど付けた名前を後から変更することもできます。 これを一般的にはリネーム(rename)といいます。 ファイルを整理しや ...

続きを見る

 

ただし、エクスプローラーでできるリネームはファイルひとつひとつに対して。

ファイルがたくさんあったら一気にめんどうになってお手上げです。

そんなときこそファイル名一括変更ソフトの出番。50個でも100個でもまとめてリネームできます。

 

決まったパターンの処理で本領発揮

リネームソフトがあるとどんなことができるのか、イメージしやすいように例を挙げてみましょう。

  1. すべてのファイル名に部署名やプロジェクト名などを入れて統一

  2. すべてのファイル名に作成日を入れる

  3. 関連するファイルに連続番号を振る

つまり決まったパターンにしたがって処理をするのが得意

こういった作業をファイルひとつひとつにやらなくても、まとめて一発処理してくれます。

逆にいうとまったく関連性・共通性のないファイルに、ひとつずつユニークな(個別の)名前をつけていくのにはむきません。

 

リネームソフトの基本的な考え方

どのようにリネームする?

リネームソフトにもいろんなものがありますが、基本的な使い方はだいたいどれも共通しています。

  1. リネームしたいファイルを登録したリストを作る

  2. ファイルに共通している文字を探し、ほかの文字へ置き換える

このふたつが基本です。

要するにやっていることは、ワープロなんかでの文字列置換といっしょで、それをリストに登録したたくさんのファイルに対し、まとめて実行するってことです。

リストの順番は自由に並べ替えできるので、連続番号を振るのもカンタンです。

 

どんな変換ができる?

リネームソフトにはファイル名の変更でよく使うパターンが登録されていて設定が簡単にできます。

一般的によく使われる変換パターンは、次のような感じでしょうか。

  • 既存のファイル名に文字を追加したり、逆に削除する

  • 大文字・小文字や半角・全角を統一する

  • 連続番号を振る(連番生成)

  • ファイルの作成日や更新日をファイル名に追加する

  • 拡張子を書き換える

このほかに厳密な意味ではリネームではありませんが、ファイルの作成や更新日時をまとめて変更するというのもあります。

たとえばいろんなファイルを集めてひとつの資料を作るとき、日付が統一されていればどの何月何日版かカンタンにわかってバージョン管理がしやすくなります。

 

さらに使いやすくする機能は?

一括変更をより使いやすくするために以下のような機能を備えているものもあります。

  • 変換結果を事前に確認できるプレビュー

  • 間違って変換した後も元に戻せるアンドゥ

  • 変換パターンを繰り返し使える、保存/読み込み

  • いろんな変換処理を連続実行できるマクロ

この中でも、プレビューやアンドゥは搭載しているのが当たり前という感じです。

 

リネームソフトはどこで手に入れる?

こんなに便利なリネーム機能ですが、これまでのところWindowsには標準搭載されていません(近い将来追加される予定はあるようです)。

そこで昔からいろんなユーザーが、自分なりの工夫を盛り込んで自作したツールをオンラインソフトとして公開してきました。

Windows用では、お~瑠璃ね~む(オールリネーム)やFlexible Renamerが代表格でしょうか。どちらも無料で使えるフリーソフトです。

お~瑠璃ね~むの配布ページ(Vector)

お~瑠璃ね~む

お~瑠璃ね~むの画面

 

Flexible Renamerの配布ページ(Vector)

Flexible Renamer

Flexible Renamerの画面

 

中でもお~瑠璃ね~むは2019年に最新アップデート版がリリースされています。

リネームソフトは基本がシンプルなだけにほぼ熟成しきっていてアップデートが止まっているものも多いんですが、開発が継続されているのは嬉しいところです。

 

リネームソフトで退屈なファイル名書き換えから卒業しよう

リネームソフトがどんなものか、だいたいのところは理解していただけたかと思います。

次回は、リネームソフトの代表としてお~瑠璃ね~むの入手方法と基本的な機能について紹介します。

リネームソフトに興味を持った方はぜひ併せてお読みください。

-ソフトウェア
-,