ページの読み込みが遅かったり、動画が途切れたりするとストレスが溜まりまくり。
ルーターの性能を疑ったり、友達の家と比べたりすることもあるでしょう。
そんなときカンタンに速度をチェックできるGoogle Chrome用の拡張機能を紹介します。
過去の履歴と比較できるスピードテストってよくない?
「インターネット スピードテスト」などで検索すると、ネットワークのスピードを計測できるサイトが見つかります。
これらのサイトを使って計測するのがカンタンですが、ひとつ弱点があります。
というのもこれらの計測サイトには、パフォーマンスを評価する基準がありません。
ネットの接続速度は日中や夜間など時間帯で変化するし、プロバイダの乗り換え、ルーターの交換など環境や機材を変更したばあいにも変化します。
これでは、どれを参考にしたらいいのかわかりません。結局、繰り返しデータを録ってその結果から推測することになります。
しかし、ふつうのスピードテストは毎回そのときの通信速度を計測するだけなので、過去と比べてどう違うかわからない。
そこで注目したいのがGoogle Chrome用の拡張機能Speedtest by Ooklaです。Ooklaは”ウークラ"と発音するようです。
Chromeから即実行、しかも履歴が残せる
SpeedtestにはWeb版、アプリケーション版などいくつかのバージョンがありますが、今回紹介するSpeedtest by OoklaはGoogle Chromeにインストールする拡張機能です。
Chrome ウェブストア - Speedtest by Ookla
拡張機能を追加するとChromeのアドレスバー(オムニバー)上にアイコンが追加され、ここからすぐにテストを実行できます。
わざわざサイトを検索してアクセスしなくても、Chrome上からすぐ実行できるのはカンタンでいいですね。
計測結果はその場で、TwitterやFacebookに投稿(共有)できます。
同時にSPEEDTESTのサイト(speedtest.net)にも記録されているので、以前の計測結果とカンタンに比較できるんです。
SPEEDTESTサイトで記録を確認しよう!
SPEEDTESTのサイトにアクセスするには、Chrome上のSpeedtestボタンでSpeedtestのポップアップを開いて、アカウントにサインインします。
サインインした状態でアカウントアイコンをクリックするとメニューの中に[結果履歴]というコマンドがあるのでクリックしましょう。
するとブラウザでspeedtest.net/resultsというページにアクセスします。
このページでは、過去に行ったテストの記録を表示します。
上側のRESULT HISTORYではダウンロードとアップロードのタブに分かれていてそれぞれをグラフの形で見ることができます。
下のINDIVIDUAL RESULTSでは、テストの実行日時、PINGの応答時間、ダウンロード/アップロードのスピード、サーバーの位置、回線業者などの情報が一覧表形式で表示されます。
また、この一覧表からも各テストの結果をTwitter、Facebook、Pinterest、LinkedInなどのSNSで共有できます。
それに加えて、Webページや画像ファイルとして公開したり、Webページへ埋め込むためのコードを取得できます。
このようにSpeedtest by Ooklaがあればいつでもすぐスピード測定ができて、過去のデータとの検証もカンタン。SNSを使って情報交換なんかもできちゃいます。
ネット環境のチェックにマルチプラットフォームで使える
今回はChromeの拡張機能を紹介しましたが、実はいろんなプラットフォーム向けにアプリ版もあります。
- Windows版
- Mac版
- iOS版
- Android版
- Apple TV版
- CLI版
Windows版も探してみたところ、Micorosoft ストア版のアプリでした。
Microsoft ストア版 Speedtest by Ookla
ストアアプリとして起動するので、ブラウザからの実行に比べるとひと手間かかります。
画面サイズのほうも拡張機能版に比べ大きくなっています。
そのかわりにアプリ画面上で履歴を表示できます。
また、ストアアプリ版ではSpeedtestサイトへのサインインが不要なようです。
アカウント管理がめんどうな人はストアアプリ版のほうがおすすめですね。
最後のCLI版というのはLinuxのコマンドラインで実行するバージョンだそうです。
AndroidやiOSのモバイル機器、Apple TVなんかを使っているならそれらのデバイスでも計測できるのはうれしいですね。
ネット環境の見直しにぜひ活用してください。