2019年7月末のアップデートで、Windows Ink ワークスペースの機能や起動方法が変更されています。
ここでは、新しくなったメニューの内容と、マイクロソフトホワイトボードの概要について紹介します。
この記事の目次
従来の起動メニュー
Windows Ink ワークスペースを起動する場合、タスクバーにアイコンを表示させてそこをクリックか【Ctrl】キーを押しながら【W】キーを押します。
すると従来は次のようなウィンドウがポップアップしていました。
このウィンドウからは、付箋(Sticky Notes)やスケッチパッド、切り取り&スケッチなどのツールを呼び出すことができましたが、今回のアップデートではこのメニューが大幅に整理されて、一見ぜんぜん別物に見えるほどシンプルになっています。
新しいInk ワークスペースメニュー
新しいメニューも呼び出し方は同じですが、見た目が大幅に変わっています。
表示される項目は次のふたつです。
- Whiteboard(マイクロソフトホワイトボード)
- 全画面表示の切り取り
これまでのように付箋やスケッチバッドを呼び出すことはできませんし、[全画面表示の切り取り]を実行するといきなりフルスクリーンキャプチャが実行されるため、領域を指定してのキャプチャはできません。
スケッチパッドはなくなった?
さいわい、切り取り&スケッチも付箋もなくなったわけではなく、スタートメニュー>アプリから呼び出せます。切り取り&スケッチではフルスクリーンキャプチャだけでなく領域指定もできます。
しかしスケッチパッドについては見当たりません。ホワイトボード(Microsoft Whiteboard)が役割を引き継ぐのかとも思われますが、スケッチパッド自体比較的最近追加された機能なので細かいところはわかりません。
ホワイトボードは名前の通り手描きで絵を描けるツールです。単なるフリーハンドではなく、手描き風のタッチを残しつつきれいな図形や表を描くことができ、他のユーザーと共有が可能です。
ホワイトボードの概要については別の記事をご覧ください。
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ちなみに、全画面切り取りでキャプチャした画像は従来通り切り取り&スケッチに表示されます。ホワイトボードに貼り付けられるわけではありません。
全画面切り取りの画像をホワイトボードで使用する場合
[全画面切り取り]でキャプチャした画像はそのまま「切り取り&スケッチ」に取り込まれるので、その場で絵を描くことができます。
キャプチャ画像をホワイトボードで使用したいときは、「切り取り&スケッチ」の右上にある[コピー]ボタンをクリックします。
続いてホワイトボードを起動し、画面下のメニューで[挿入]をクリックしてポップアップメニューから[貼り付け]を実行しましょう。
貼り付けた画像は拡大や移動、回転などができます。「いいね!」を付けたり、スクリーンリーダー(音声読み上げ機能)用に説明のテキスト(代替テキスト)を入れることもできます。