2021年春に新しく買ったミニタワーPCの環境設定を少しずつ進めています。
今回はディスプレイに関する設定から次の4つをピックアップします。
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Windowsにアニメーションを表示する
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Windowsの表示に透明性を適用する
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Windowsのスクロールバーを自動的に非表示にする
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デスクトップの背景画像を表示する
アニメーションの表示や透明性の設定はWindowsのグラフィック処理に影響するので、非力なPCで少しでもレスポンスを改善したいと考えている方はチェックしてみるといいでしょう。
一方、個人的になぜこの設定を変更するのかは、記事中で紹介します。
この記事の目次
設定は「簡単操作」から
今回紹介する設定は、「Windowsの設定」の中の「簡単操作」にカテゴライズされています。
ディスプレイ設定は、「システム」の中にもありますが、違いを確認しておきましょう。
「システム」内の「ディスプレイ」は画面解像度やマルチディスプレイの設定を行うのに対し、「簡単操作」のほうでは、文字サイズや画面の明るさなど、個人の好みに応じたカスタマイズとなります。
中でも今回紹介する項目は「Windowsのシンプル化と個人用設定」のなかに含まれています。
Windowsにアニメーションを表示する
アプリケーションの起動/終了や最小化/復元のときに、ウィンドウの動きがアニメーション表示されます。
これをオフにすることでアニメーションがなくなり、描画の負荷が減ることでレスポンスが向上します。
Windowsの表示に透明性を適用する
設定画面を開いたときなどに、背景のデスクトップやほかのウィンドウがうっすらと表示されている場合があります(例:上のスクリーンショットの左側メニュー部分)。
これも半透明化の処理を行うことでグラフィック処理の負担となっているので、オフにすることでレスポンス改善が見込めます。
より個人的には、記事に掲載するスクリーンショットでえは背景が見えていないほうがすっきりする(文字が見やすくなる)という理由のほうが重要です。
関連
この設定は、「個人用設定」-「色」の中の透明効果と連動しています。
どちらか一方でオン/オフを切り替えると、もう一方も自動的に切り替わっています。
Windowsのスクロールバーを自動的に非表示にする
これは、設定画面に表示されるスクロールバーに関する設定です。
エクスプローラーやメモ帳、ワードパッドなどのアクセサリには関係ありません。
設定画面のスクロールバーは、マウスポインターが近づくと本来のスクロールバーが現れ、離れると折り畳まれるようにコンパクト化されます。
この設定をオフにすることで、常にスクロールバーが表示されるとともに、グラフィック処理の負荷がわずかながら減ります。
これも個人的には、オフにしておいたほうが、スクリーンショットがよりわかりやすくなると考えています。
デスクトップの背景画像を表示する
この設定は「個人用設定」の中の背景設定そのものを無効化します。
つまり、背景画像(壁紙)や背景の色指定そのものを無効化します。
上のスクリーンショットは"Windowsの背景画像を表示する"をオフにしたときのもので、ご覧の通りデスクトップ全体が黒になっています。
このとき「個人用設定」ー「背景」のほうは自動的に無効化されているので、色や背景画像の指定はできなくなります。
背景が変化しないばあい
この記事を書くために動作を確認してみたところ、背景色が単色の状態からオフにした場合は上で説明したように画面が真っ暗になりました。
ところが背景画像を表示した状態からオフにしても背景画像は表示されたままでした。
また、背景が黒い状態から設定をオンに戻しても元の単色の状態には戻りませんでした。
このような現象が起きたため、実際にこのオプションの説明は非常にやっかいというかめんどう臭いものです。
ちなみに黒いままだった背景ですが、いったん背景を”画像”に設定して背景画像を表示したあとで”単色”に切り替えることで元に戻りました。
表示オプションでより判りやすくカスタマイズ
上でも述べているとおり、個人的に、これらの設定は説明用図版を作るとき、スクリーンキャプチャー画像をより判りやすくするのが主な目的です。
ただし、アニメーションに関しては、画面操作の解説動画やライブ配信などではむしろオンにしておいたほうがいいかもしれません。