では、表作成も簡単です。
独自の表作成機能でマークダウンの書き方を覚える必要がないうえに、Excelなどで作った表を貼り付けることもできます。
この記事の目次
Typoraで表(テーブル)作成
Markdown記法での文書作成にTyporaをお奨めするメリットというよりアドバンテージは、表の作成がとても簡単なことです。
Markdownで表を作るのはけっこうめんどうですが、Typoraならふたつのやり方があります。
Typora独自の表作成機能
Typoraには、独自の表作成機能があるのでMarkdown記法での表の書き方を覚える必要がありません。
表を作るには、メインメニューの[段落]またはコンテクストメニューの[挿入]から[表]を選びます。
キーボードショートカット
【Ctrl】+【T】でも実行できます。
続いてダイアログボックスが現われるので、行と列の数を指定するだけで表を作れます。
表の形ができたら、セルの中をクリックすれば文字の編集ができます。
マークダウンからシームレスで表作成
マークダウン記法で表を作り始めると、1行めの入力が終わったところで自動的にTyporaの表作成機能が働きます。
スプレッドシートから貼り付け
TyporaではExcelやLibre Office Calcなどのスプレッドシートで作成した表を貼り付けることもできます。
単にコピー&ペーストするだけなので簡単です(ドラッグ&ドロップでもOK)。
ただし、表の装飾や文字の位置揃えなどまで再現できるわけではありません。
あくまで表の基本的な形を作るものと考えてください。
表の編集
表編集の基本コマンド
セル内をクリックしている間は、表の左上と右上にそれぞれ小さなボタンが現われます。
左上のボタンでは、[表のリサイズ]で行列数を一気に変更できるほか、セル内の文字配置(左揃え/中央揃え/右揃え)を指定します。
右上のボタンではポップアップメニューから、行の挿入/削除、列の挿入/削除、表のコピー、削除ができます。
表の削除についてはメニューコマンドのほかに独立したボタンでも可能です。
同様のコマンドは、表を右クリックしてコンテクストメニューから実行したり、メインメニューの[段落]>[表]からも実行できます。
行・列の入れ替えはドラッグ&ドロップ
コマンドにはありませんが、実は列の入れ替えを簡単にできるのをたまたま発見しました。
移動したい列のいちばん上の外枠部分をマウスでポイントして、ポインターが左右方向の矢印(⇔)形状になったところでドラッグを開始すると、その列が動きはじめます。
移動したい列の上下に黒い三角(▲)が現われたところでボタンをリリースすると、列が移動して入れ替えが起きます。
同様のやり方で行の入れ替えもできます。
作成は表計算ソフト、修正はTypora上で
Typora独自の表作成機能だけでもかなりラクになるんですが、やはり餅は餅屋。
表計算ソフトでささっと作ってペーストするのには敵いません。
とはいえいちど貼り付けた表にちょっと手を加えたいとき、表計算ソフトに戻ってやりなおすのもめんどうですから、独自の編集機能があるのはやはりありがたいですね。
マークダウン形式の文書で表を扱う機会が多いならTypora