文書を作成したときにはもちろん名前を付けて保存しますが、いちど付けた名前を後から変更することもできます。
これを一般的にはリネーム(rename)といいます。
ファイルを整理しやすくするためにも、まず基本的なリネーム方法を知っておきましょう。
この記事の目次
ファイル名を変更する4つの方法
ファイル名を変更するには、ふつうエクスプローラーでファイルを表示させます。
ただし、デスクトップ上にあるドキュメントやショートカットについては、わざわざエクスプローラーを使わなくても、その場で変更できます。
ファイル名を変更するためには、当然ですがあらかじめファイルを選択しておきます。
そこから先の操作方法は4つあります。
- ファイル名部分をクリックする
- 【F2】キーを押す
- コンテクストメニューから[名前の変更]を実行する
- コンテクストメニューから[プロパティ]を実行し、プロパティ画面で変更する
このうち4.は手間がかかるので、3.を使った方が簡単です。プロパティ画面を開いているとき、ついでに変更するくらいでしょう。
ここでは、1.~3.について紹介します。
ファイル名をクリックする
ファイルを選択した状態から、さらにファイル名をクリックします。
アイコンの上をクリックしてもダメなので、必ずファイル名の上をクリックしてください。
ファイルの表示モードがアイコンではなく、一覧や詳細モードのときも同様にファイル名のところをクリックします。
選択→ファイル名のクリックを連続してもかまいませんが、クリックの間隔が短すぎるとダブルクリックになってファイルを開いてしまうので注意しましょう。
ファイル名部分全体が青い強調表示になり全体が黒い細線で囲まれたら、ファイル名の変更(書き換え)が可能です。
キーボードの【F2】キーを押す
ファイルを選択した状態で、キーボードの【F2】キーを押します。
【F2】キーはMicrosoft Excelでも、セルの内容を編集するときに使います。
書き込まれている内容を変更するときに使うキーと覚えておきましょう。
コンテクストメニューから[名前の変更]
ファイルを選択した状態から、マウスの右ボタンをクリックしてコンテクストメニューを開きます。
コンテクストメニューの中にある[名前の変更]をクリックすると編集モードに入ります。
ファイル名編集モードでの操作
3つの方法のどれかでファイル名編集モードに入ったら、ファイル名部分の文字が青い反転強調表示になっています。これはファイル名の文字列がすべて選択されていることを意味します。
ここで【BackSpace】や【Delete】キーを押すと青く反転しているファイル名部分がすべて消えるので、改めてファイル名を入力します。
ファイル名をぜんぶ書き換えたいときに便利です。
ファイル名の一部分だけ書き換えたいときは、矢印キーを使います。
【←】キーを押すと選択反転状態を解除して挿入ポインタ(キャレットまたはカーソル)がファイル名の先頭に移動します。
【→】キーを押したときは逆にファイル名の末尾に移動します。
あとは変更したいところまで矢印キーで挿入ポインタを移動してから、一文字ずつ削除や入力を行ってください。
名前の変更が終わったら【Enter】キーを押すと、黒い枠線が消えて編集モードが終了。元の状態にもどります。
うっかり名前編集モードに入ってしまったら
逆に名前を編集する気がないのに、編集モードに入ってしまうかもしれません。
そんなときはキーボードの【Esc】キーを押すか、画面上のなにもないところをクリックすると編集モードから抜けます。
クリックするのはエクスプローラーの背景部分でもタイトルバーでも、デスクトップでも構いません。とにかく、なにもないところでクリックすればだいじょうぶです。
まとめて一気に編集したかったらリネームソフトを
これでファイル名の書き換えができますが、たくさんのファイルをこのやり方でひとつずつ修正していくのはたいへんだし、ミスも起きやすくなります。
そういうときは、ファイル名をまとめて変更できるリネームソフトを使いましょう。
リネームソフトにできることや具体的な使い方などはいずれまとめて紹介します。
ファイル名を編集するには
- ファイルを選択して、ファイル名部分をクリックする
- ファイルを選択して【F2】キーを押す
- 右クリックでコンテクストメニューから[名前の変更]