今回はタッチパッドの設定オプションとタッチスクリーンのカスタマイズについて紹介します。名前がよく似ていますが、タッチパッドはマウスの代わりに操作するところで、タッチスクリーンは画面に触れて操作します。
この記事で紹介する設定
- タッチパッドのオン/オフをマウスの接続に連動して切り替える
- タッチスクリーンで触れたところを強調するタッチインジケーターの設定
この記事の目次
マウス接続時はタッチパッドを無効にする
最初に紹介するのはタッチパッドのカスタマイズです。
キー入力時に思わずタッチパッドに手が触れてしまい、思わぬところでメニューが開いたりしていらいらすることがあります。
外付けのマウスやトラックボールなどを使うときはどうせタッチパッドはいらないので、無効にしてしまいましょう。
かといって、マウスをつなぐたびに設定をいじるのはめんどうです。
そこでマウス/トラックボールを認識すると自動的にタッチパッドが無効になるように設定します。もちろんUSB接続でもBluetooth接続でも同じように働きます。
USBマウスのケーブルを抜いたり、Bluetoothマウスの電源を切れば自動でタッチパッドが復活します。
いちいち設定を切り替える必要がないのがメリットです。
以前はマウスのプロパティ設定だった
これは以前の記事ですでに解説していましたが、新しいノートPCでは設定箇所が変わっていたのであらためての紹介となります。
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前のノートPCではマウス関連のコントロールパネルのなかにClickPad設定というタブがあり、そこで指定していましたが、新しいマシンにはこれがありません。
そこで調べたところ、タッチパッドの設定に移動しているのがわかりました。
タッチパッドの設定をカスタマイズ
Windowsの設定画面を開いたら、左ペインのメニューに並んでいる項目の中で上からふたつめの「Bluetoothとデバイス」を選択します。
右のデバイスリストの中に「タッチパッド」という項目があるのでこれを開きます。
タッチパッドの設定画面を開いたら、折り畳まれているオプションを展開すると「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」というチェックボックスがマークされているはずです。
つまり、マウスをつないだときにもタッチパッドが有効になっているわけです。
このチェックボックスをオフにしてやれば、マウス接続時に自動的にタッチパッドは無効になります。
画面にタッチしたポイントをわかりやすく表示する
もうひとつのカスタマイズ例は、タッチスクリーンの表示について。
タッチスクリーン型のディスプレイで、画面に触れたところを判りやすく強調表示してくれる機能です。
タッチスクリーンでは操作している本人がポインタを見失うことはありえないので、プレゼンテーションやオンライン学習などで画面を見ているオーディエンス向けの機能といえます。
設定は先ほどと同じく「Bluetoothとデバイス」から行ないます。
デバイスリストの中にタッチという項目があるのでこれをクリックします。
「タッチパッド」とは違うので注意しましょう。
「タッチ インジケーター」をカスタマイズする
タッチの設定を開くと、関連設定の中に”タッチ インジケーター”という項目があるのでこれを開きます。
タッチ インジケーターの画面を開くと、同名のスイッチがあるのでこれをオンにします。
さらに折り畳まれていたパネルを展開すると「円の色を濃くして大きくする」というオプションもあるので、好みに応じてオンにしてください。
これで、スクリーン上の触れたところにリングが現れるので、プレゼンターが操作しているポイントがわかりやすくなります。
リングの大きさは私のパソコンのばあい、人差し指に隠れるくらいなのであまり大きくはありませんが、画面を見ているオーディエンスにとっては助けになるはずです。