に登録してギターのレッスンを始めたんですが、最近肝心のエレアコの調子がいまいちです。
プリアンプのメンテナンスと併せて、万一の故障に備えて代わりの方法を検討してみました。
本サイトのテーマからはだいぶずれてしまいますが、アコースティックギターでYousicianのレッスンを受けてみたいと考える方には参考になるかもれないので記事に残しておきます。
この記事の目次
エレアコが不調で音が出ない(たまに)
Yosicianの概要やギターのセッティングについては別の記事で紹介していますが、簡単にいうとスマホのマイクでアコギの音を拾うと誤判定が多くて正しいレッスンが受けられないので、Windows版のアプリに乗り換えてエレアコ(エレクトリックアコースティックギター)の出力信号をUSBオーディオインターフェイス経由でPCに入力しています。
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ところが、このエレアコからときどき音が出ないことがあり、そうなるとレッスンを開始できなくてイライラします。
エレアコからの信号が入力されているかどうかは、オーディオセッティング画面で確認するか、チューナーを実行してみれば、レッスンに入る前にわかります。
原因はエレアコ内蔵プリアンプ?
Yousician側のオーディオ入力設定は確認しているので、次はエレアコ内蔵プリアンプのほうでバッテリーの消耗を疑ったんですが、テスターで測ってみるとしっかり電圧が出ています。
ということは、プリアンプ自体がおかしい?
20年ぐらい前のモデルだし、これまでほとんどアンプを通さずに使ってきたので劣化していても不思議ではありません(それどころか、新品時の正常な状態を知らない)。
ただし、まったく音がでないわけでもなく、ふとした拍子で出ることもあるので完全に故障しているわけではなさそう。
Googleで検索すると、タカミネ(ギターのメーカー)製のエレアコ用プリアンプの不調は、接触不良のばあいもあるようなので、とりあえずメンテナンスしてみることにしました。
プリアンプの取り外しに手こずる
実は、タカミネのエレアコ用プリアンプは単品販売していますが、今回のトラブルに遭うまではそんなことも知りませんでした。
楽器屋に持ち込んで修理してもらうといくらぐらいかかるかなぁと費用の心配ばかりしていましたが、メーカーのサイトでメンテナンスの情報を探していたらプリアンプが単品販売されているのを発見。
かなり昔のモデルとも互換性があるようです。
また、単品販売のプリアンプには交換用工具が付属しているとのこと。
つまりFukuzumiのギターでも交換できる可能性がある!
とはいえいきなりアンプを買うのもどうかと思ったので、まずはプリアンプの取り外しにチャレンジしますが、ギター本体を見ているだけではこれがさっぱりわかりません。
バッテリーコンパートメント内にあるフックはすぐにわかったんですが、それだけでは外れません。常識的に考えて反対側にもうひとつフックがあるはずですが、それがどこだか見当が付かない。
現行品のプリアンプは専用工具を差し込む穴があいてるんだけど、古いモデルにはそれがないんです。
いろいろ調べてみたら、トーンコントロール用スライダーの隙間から平たい棒を突っ込むというのがわかりました。
YouTubeで海外の情報まで探したところ、ワイヤーを使って工具を自作したり、スティックアイスの棒みたいなのを使って外している動画もあります。
さっそく真似してマルチツールのブレードを突っ込んで押してやると、みごとに外せました。
古い機種なんで、プラスチックが劣化していてフックの爪が折れるんじゃないかと冷や汗ものでしたが。
さっそくピックアップからの入力と出力ジャックの2箇所に接点復活剤を吹き、ついでに基盤部分も分解してトーンコントロールスライダーの接触部分にも吹いておきました。
あとは長年溜まったホコリを吹き飛ばして、とりあえず今回のメンテナンスは終了です。
Yousicianに接続してみると今回は一発で信号が来ました。
どうやら悪影響で状態を悪化させてしまう失敗は避けられたようです。
万一のときはコンタクトピックアップで
内蔵プリアンプの取り外しに成功したので、これで楽器屋に持ち込まなくても自分で交換できます。
ネット通販で買えばかなり安くなるのでこれは助かります。差額で上位モデルも狙えるし。
今回はこれでしばらく様子を見ますが、もし完全に故障していたらということで、代わりの手段も考えてみました。
つまり内蔵のプリアンプとピックアップは放棄して、汎用のアコースティックギター用ピックアップを使うという方法です。
ギターのボディに貼り付けるコンタクト型のピックアップなら、安いものだと数百円程度で買えるので、とりあえずそいつを使ってシールドケーブルでUSBオーディオI/Fにつなぐという事態も想定しました。
これならふつうのアコースティックギターでもYousicianへの接続ができます。
もちろんオーディオI/Fが必要ですが、シールドケーブル型のものなら安価で入手できそう。
アコギでYousicianのレッスンを受けてみたいと思う方は、ぜひ候補のひとつとして検討してください。
ちなみに、Youtubeに上がっている動画だとエレキでレッスンを受けているのがほとんどですが、フィンガーピッキング用の練習メニューもちゃんとあります。
コンタクトピックアップは発展性もある
ところで、タカミネのエレアコ用プリアンプ3機種のうち、エントリーグレード以外の2機種はピックアップの入力が2系統あります。
つまり、もともとギターについているピエゾ式パラスティックピックアップのほかにもうひとつピックアップをつけてミックスすることで、さらに音の広がり、深味をだせるようになっているわけです。
なので、もし今後プリアンプを交換することになったら、そのときはぜひ上位モデルを買ってマルチピックアップにしてみたいと思います。
さらに安価なコンタクトピックアップだけでなく、マグネット式(エレキギターのピックアップと同じしくみ)のも使えるようです。
市販されているマグネット式ピックアップにはコンデンサーマイクとプリアンプを搭載しているものもあるので、それを使えば、パラスティックピックアップ+マグネット式ピックアップ+コンデンサーマイクの3つを組み合わせた音作りができるのかも、と妄想中。
Yousicianにアコギを接続するための機材
ARTECのA1-OJSは低価格ながら評判もよく、Youtubeでもたくさん紹介されてますね。
さらに安価だけどAmazonでは評判のいい製品。
ほかにもいろいろありますが、数が多すぎて紹介しきれないので、とりあえずふたつだけ。
マグネティックピックアップ
エレキギターと同じ構造のマグネティック式ピックアップ。コンデンサーマイクもいっしょに搭載しているモデルもあります。
Fishman Rare Earth Mic Blend
ここがいちばん有名なのかな?
L.R.Baggs M1 Passive
こちらも有名ブランド。アクティブタイプはもう少し高価になります。
Adeline B-99
Youtubeでもけっこう評判よさげなAdeline。コンデンサーマイクは、磁気ピックアップ部分に一体化しています。
Muslady SKYSONICピックアップ
本家?SKYSONICの名前をパクったのかよく似た名前の製品。関係は知りません。
これも磁気ピックアップとコンデンサーマイク搭載のツイン仕様。コンデンサーマイクはグースネック型。
タカミネ Tri-AX2
タカミネのギター専用品。専用ケーブルが付属しているので取り回しがラク。コンデンサーマイクはついていないようですね。
USBインターフェイスケーブル
ピックアップのほかには、USBオーディオインターフェイス仕様のギター用シールドケーブルが必要。
これはエレキギターでも同様です。
Rocksmith Real Tone Cable
ギター練習ゲーム”Rocksmith”用のケーブル。
ベリンガー ギター/ベース専用 USBオーディオケーブル
もっと安い(1600円前後)製品もありますが、いちおうベリンガーというブランドなのでちょっとは安心感があるかな?
Amazonのレビューも他の有象無象よりは評価高め。
タカミネ製エレアコ 交換用プリアンプ
ベーシックモデル CT4-BII
ミドルグレード CT4-DX
ピックアップの2系統入力が可能になります。
ハイエンド機 CTP-3
真空管を使った暖かみのある独特の音を出せます。
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