Windows10のタスクバーにある検索ボックスは便利な一方で、横幅が広くてじゃまに感じる人もいるでしょう。
今回は、検索ボックスの表示を変更する方法を紹介します。
検索ボックスを非表示化する
タスクバーの検索ボックスを隠すには、タスクバー上のなにもないところを右クリックしましょう。
コンテクストメニューを開くと、上の方に[検索]というメニューがあり、サブコマンドとして表示しない/検索アイコンを表示/検索ボックスを表示の3つを切り替えられます。
検索アイコンを表示にしておけばルーペ型のアイコンだけになり、タスクバーがずいぶんすっきりします。
タスクバーからの検索をまったく使わないんだったら、表示しないにしてしまえばルーペアイコンも消せます。
非表示でもキーボードショートカットは有効
検索ボックスや検索アイコンを非表示にしても、キーボードショートカットは有効です。
【Win】キーを押しながら【S】を押せばすぐに呼び出せます。
図04
ほかにも、以前紹介したようにスタートメニューを表示したところでなにかキー入力すれば検索パネルにすぐ切り替わるので、これらを覚えておけば検索ボックス自体は隠れていてもさほど不便はないでしょう。
キーボードショートカット
【Win】+【S】
検索ボックスを表示できないとき
ところで、逆に検索ボックスを表示したくてもメニューから操作できないこともあります。
実はこれは、タスクバーのボタンを小さくしているからです。
タスクバーのボタンサイズを小さくしたことで、検索ボックスを表示させるゆとりがないのでしょう。
タスクバーのボタンサイズが小さいときは、[検索]メニューの内容はアイコンの表示/非表示切り替えだけにしてしまって、検索ボックスを選択する項目は隠しているというわけです。
どうしても検索ボックスを使いたかったら、まずタスクバーのボタンサイズを大きくする必要があります。
コンテクストメニューのいちばん下にある[タスクバーの設定]をクリックすると、設定のなかに「小さいタスクバーボタンを使う」というオプションがあります。
これをオンにすれば、検索ボックスの表示を切り替えられるようになります。
Cortanaボタンも非表示化
ところで、検索バーのところにはCortana(コルタナ)というボタンがあります。
丸いリング型のアイコンです。
CortanaはWindows10で導入された音声認識アシスタント機能で、ファイル検索などを声で操作できます。
今回紹介している検索に関する設定は、実は以前は[Cortana]というメニューに表示されていましたが、いつの間にか変更されていたようです。
いきなりなじみのないCortanaというメニューが登場しても何のことかわからず使いにくかったのでしょうか。
いまではCortanaと検索のコマンドは分離されています。
Cortanaを使わない人は、これも非表示にしてしまえばアイコンひとつ分ですがさらにタスクバーを広く使えます。
図08
ラベル表示との組み合わせで使いやすく
すでに紹介したように、検索機能はキーボードショートカットで呼び出したり、いちどスタートメニューを開いてからなにかキーを押して切り替えることもできます。
いちど操作を覚えてしまえばタスクバー上に、検索ボックスどころか検索アイコンも必要としません。
タスクバーの有効範囲が広ければ、ラベル表示も使いやすくなります。ぜひ、覚えておいてください。
ラベル表示については別の記事で紹介しています。