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Wise Hotkey 無料版を評価する

Windows10のスタートメニューは使いにくいというのを繰り返し主張しているわけですが、だったら代わりのツールを紹介しようということでいろいろソフトを採り上げていく予定です。

第一弾としてWise Hot Key Freeを紹介します。

果たしてスタートメニューの代わりに、あるいは補助になるようなツールだったでしょうか?

 

Wise HotKey Freeとは?

Wise HotKey Freeは、WiseCleaner.comが公開している、無料のラウンチャー(ランチャー)兼タスク切り替えツールです。

名前のとおりキーボードショートカット(ホットキー)でアプリケーションを起動したり、ファイル/フォルダーを開くことができます。

WiseCleaner.comはいろいろ便利なツールをリリースしているイメージだったので、スタートメニューを補う、あるいは置き換えるツールを探すにあたってまっさきに目を付けたソフトの一本でした。

Wise Hotkey Free 公式サイト

Wise Hotkey Freeの日本語版ページ

 

注目したのはシンプルわかりやすいという点です。

スタートメニューの代わりなんだから、パソコン初心者にとって使いやすくなくてはいけません。そもそも上級者なら自分に合ったツールを自分で探せますから、わざわざ紹介する必要もありませんし。

さて、いきなりですが、このソフトはスタートメニューに代わって使うようなものではありません

 

スタートメニュー代わりにならない理由

 

1.ホットキーでしか操作できない

Wise Hotkey Freeは、システムトレイに常駐するソフトです。

アプリケーションやファイル、フォルダーはあらかじめユーザーが登録しておき、好みのホットキー(キーボードショートカット)を割り当てます。これが名前の由来ですね。

キーボードショートカットで操作するので、ウィンドウを操作するのはアプリケーションの登録とホットキー割り当てのときだけです。

Wise Hotkey Free ウィンドウ

メインウィンドウは設定のみ行う

 

スタートメニューの代わりとして考えたとき、問題はホットキーでしか操作できないという点です。

パソコンユーザーの中にはキー操作が苦手な人もいます。もちろんホットキーを暗記する必要もあります。

メニューやツールバーとの併用だったらともかく、ホットキーでしか操作できないのは、初心者には致命的です。

スタートメニューの代わりに別の不便さを押しつけることになります。

もちろんタブレットPCでも、外付けキーボードがないと使えません。

 

2.そもそも登録できる数が少ない

実はこのWise Hotkey Free、ホットキーの割り当てを3つしか登録できません。

しかもすでに、ブラウザ、PC、ドキュメントの3つが登録済みなのでそれを置き換えて使う必要があります。

これではいくら無料版といっても実用にはなりません。

せめて無料版と名乗るのではなく、有料版を買ってもらうための体験版としたほうがよかったと思います。

Wise Hotkey 有料版との比較

無料版はアイテムの割り当てが3つまで

 

3.有料版なら使えるのか?

では有料版だったら使えるのかというと、これも微妙です。

有料版のライセンスを購入しても、登録できるアイテムは最大27個

これではいろんなアプリケーションを使い分けるにはものたりません。ましてフォルダーやファイルを登録するとなれば、少なすぎでしょう。

逆に、ホットキーだけで使いこなすにはすべて暗記しないといけません。

ライセンス料は1,280円ですが、これはパソコン1台あたり、しかも1年間限定です。

これではわざわざ購入する価値があるか疑問です。

 

いちおう使い方も紹介

ついでなので使い方を紹介しておきましょう。

なお、お奨めはしないのでダウンロードやインストールについては省きます。

 

アプリケーションの登録

画面に並んでいるアイコンをクリックすると登録可能な、つまりすでにパソコンにインストールされている、ソフトが現われます。

Wise Hotkey Free アプリケーション登録

アプリケーションを登録する

 

アイコンが12個しか表示されていませんが、よく見ると右の方にスクロールバーがあってさらに表示させることもできます。

でも、よく見ないとわからないようではユーザーインターフェイス失格です。

視力が衰えてきた方なんかは大丈夫なのでしょうか?

 

ホットキーの割り当て

アイテムのアイコンのすぐ下にはホットキーの割り当てが書かれています。

この部分をクリックするとポップアップメッセージが出て、キーの割り当てが可能になったことがわかります。

でも、欲を言えばどのキーが使えるのかといったアドバイスがほしいところです。

こういうところも、パソコン初心者には薦められない点です。

Wise Hotkey Free キー割り当て

ホットキーの割り当て方法

 

無料版の機能制限

無料版は3つまでしか割り当てできないので、空欄になっているところをクリックすると、ライセンス購入を促すメッセージボックスが現われます。

Wise Hotkey Free 無料版の制限

無料版の機能制限

 

システムトレイ

ホットキーで操作するので、ふだんはシステムトレイにアイコンとして常駐しています。

Wise Hotkey Free トレイアイコン

システムトレイに常駐する

 

設定画面を呼び出すには、システムトレイアイコンを右クリックして、ポップアップメニューから[Wise HotKeyを表示する]を実行します。

Wise Hotkey Freeメニュー

トレイアイコンからメニューを開く

 

ラウンチャー探しは始まったばかり

以上、Wise Hotkey Freeをスタートメニューに代わるツールとしてはお奨めできない理由を解説しました。

一見簡単そうに見えながら、実はキー入力が苦手な人やそもそもキー操作をしないタブレットモードには不向きだし、機能のほうも登録できる数が少なすぎて無料版にはほとんど意味がありません。

結論を繰り返すと、Wise Hotkey Freeは、スタートメニューの代わりに使うメインのラウンチャーとしては不向きです。

しかしスタートメニューを補助するツールとしてだったらありでしょう(その場合も登録数の制限がつきまといますが)

オンラインソフトの魅力は、自分の好みに応じたツールを選べるところです。この記事が、自分に合うツール探しの参考になれば幸いです。

 

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