F6 Exifのおもな機能を紹介しています。
画像をExif情報とともに表示するだけでなく、Exif情報の編集・削除、撮影日時の変更、一括リネームなどもできるので、メインで使う画像ビューアーや編集ソフトとは別に、補助的なツールとして役立ってくれるでしょう。
この記事の目次
基本的な撮影情報を編集する
[編集]>[撮影情報入力]コマンドを実行すると、基本的なExif情報を編集できます。
警告メッセージを消す
Exif情報を編集するときは、毎回警告メッセージが表示されます。煩わしいときは「今後このメッセージを表示しない」にチェックしておきましょう。
詳細なExif情報を編集する
[ツール]メニューから[Exif一覧表示/編集]を実行すると別ウィンドウが開いて、詳細なExif情報を表示します。
Exif情報の各フィールドをダブルクリックするとダイアログボックスが開いて、値を編集できます。
画像ビューアーとして使う
[ツール]メニューから[サムネイルビューア]を起動することで、画像ビューアーとして使えます。
サムネイルをダブルクリックすることで、ビューアーウィンドウに画像を表示します。
Exif情報から画像を探す
[ツール]メニューから[Exif エクスプローラ]を起動すると、Exif情報をもとに画像を選択できます。
初めて使用するときは、まず画像のあるフォルダーを指定し、続いてフィルタリングを設定します。
フィルタリングは、Exif情報のうちどのデータを使って画像を分類するかを指定するのに使用します。
カメラのメーカー名やモデル名、測光方式、レンズの焦点距離などに応じて画像をフォルダーごとに分類し、選択できるようになります。
フィルタリングには第1~第3のキーがあり、最低ひとつを指定しておく必要があります。
ふたつ以上のキーを指定すると、フォルダーツリーを作って階層的に分類します。
撮影日時を一括変更
[ツール]>[撮影日時一括更新]コマンドを使って、指定したフォルダー内のJPEG画像に対して、日付を一括更新します。
デジカメの日付設定がリセットされていたばあいなどに使用します。
撮影日時情報がもともと入っていないファイルに対しては処理を行いません。
「日付/時間を差分更新する」を使用したばあい、元の撮影日時情報に対して何年何ヶ月何日後(あるいは前)というように、日時をずらすことができます。
Exif情報を削除する
[編集]>[Exif削除...]コマンドを実行すると、表示中の画像からExif情報を削除した新しいファイルを作成して保存します。
Exif情報のインポート/エクスポート
[編集]メニューの[エクスポート]コマンドを使うと、表示している画像のExif情報だけをExf形式のファイルとして取り出し、保存します。
[編集]メニューの[インポート]コマンドを使うと、表示している画像に対して、他の画像のExif情報を読み込んだ新しいファイルを作成・保存します。
このとき、埋め込み先の画像に合わせて画像サイズなどの情報を書き換えるか、それとも未編集でコピーするかを選べます。
ファイルを一括リネームする
[ツール]>[ファイルリネーム]コマンドで、ファイル名の一括変更を行います。
ファイル名の中で使用するExif情報や連番、前後に付加する文字(プレフィックス/サフィックス)、日付の書式などを指定できます。
インデックスプリント
[ツール]>[インデックスプリント]を実行すると、指定したフォルダー内の画像を元に、サムネイルを並べたインデックスプリントを作成して印刷します。
インデックスプリントには、用紙1枚あたり40ファイル分のサムネイルが印刷されます。
画像の一括縮小
[ツール]>[画像一括縮小]コマンドで、指定したフォルダ内のファイルすべてに対し画像ファイルのサイズを縮小します。
縮小のオプションとして、次の3つを選択できます。
- サイズ指定(幅*高さ)
- サイズ指定(長辺*短編)
- 縮小率
スライドショー
[ツール]>[スライドショー]で、指定したフォルダー内の画像をスライドショーとして表示します。
スライドの表示時間、ファイル情報の表示/非表示を選択できます。
画像を並べて表示
[ウィンドウ]>[左右に並べ手表示]を実行すると、画像を2枚並べて表示できます。
それぞれの画像のExif情報も表示されます。
画像ビューアーのサポート役にお奨め
このようにF6 Exifは、単なるExif編集ソフトというにはもったいないくらいの機能を備えています。
デジカメ写真(JPEG画像)専用なので他の画像形式を扱うことはできませんが、そこさえ割り切ればかなり使いでのあるツールです。
ファイルサイズが小さくインストールの必要がないので、USBメモリなどに入れて持ち運ぶこともできます。
他の画像ビューアーをメインで使っているひとでも、補助的なツールとしてもっておいてもいいのではないでしょうか。