ファイル名一括変換ソフトお~瑠璃ね~むの具体的な使い方を紹介しています。
今回は一括名前変更を取り消す方法を紹介します。
お~瑠璃ね~むの概要については以前、別の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。
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ファイル名一括変更ソフト「お~瑠璃ね~む」の基本機能
ファイル名の一括変更ソフトお~瑠璃ね~むの基本的な機能と使い方を紹介します。 セットアップと起動方法については以前の記事で紹介しているので、そちらを参照してください。 この記事の目次1 お~瑠璃ね~む ...
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この記事の目次
お~瑠璃ね~むでは9世代前まで取り消しできる
お~瑠璃ね~むでは、一括変換したファイル名を簡単に元に戻すことができます。’
しかも直前のリネームだけでなく、9回前の変更まで遡って取り消し可能です。
同じファイルに対して一回でリネームが終わらず、削除→追加→連番生成のように繰り返すこともあるので、このように数世代前まで遡って取り消しできるのは助かりますね。
アンドゥ(Undo)モードに切り替える
リネーム処理を取り消すには、モードの切り替えを行います。
モードの切り替えには次のような方法があります。
- [モード]メニューで[変更UNDO]を選択する
- キーボードショートカット【Ctrl】+【B】を押す
- ウィンドウ左下の[変更UnDo]ボタンをクリック
注意ポイント
[変更UnDo]ボタンのすぐ上にファイル(またはフォルダ)のアイコンがありますが、これはアンドゥとは関係ありません。まちがってクリックしないようにしましょう。
アンドゥモードに切り替えると、前回行ったリネームの内容がファイルリストに読み込まれます(赤い文字で表示されます)。
リネーム履歴
お~瑠璃ね~むでは、実行したリネーム処理の記録を、ログファイルとして保存しています。
ログファイルは、お~瑠璃ね~むの実行ファイルと同じフォルダーに自動で記録されます。
最新のログ、つまり前回の実行内容がrename1.log、その前がrename2.logと連番がついていて、最も古いのが9世代前のrename9.logです。
参考
この履歴ファイルはテキスト形式なので、Windowsのメモ帳やテキストエディタを使えばカンタンに内容を見ることができます。
履歴の世代を切り替える
アンドゥモードに切り替えると、前回の実行結果を保存した履歴ファイルであるrename1.logが自動的に読み込まれます。
つまり、前回どのファイルについてリネームしたか覚えてなくてもだいじょうぶ。
前回のリネームが一週間前でも一ヶ月前でも関係なし。履歴ログを消したりしていなければちゃんと読み込まれます。
そしてアンドゥモードになると[変更UnDo]だったボタンが[Undo中止]に代わり、その下に[1つ前]というボタンが現われます。
[∨]ボタンをクリックするとドロップダウンリストが開いて、何世代(何回)前のリネームを取り消すのかを選べるようになっています。
世代を選ぶことで、どの履歴ログを読み込むかが切り替わるわけです。
アンドゥを実行する
世代を選ぶとリストに変更内容が表示されるので、それをもとに取り消したい世代をちゃんと選んだかどうか確認してください。
問題なければ、ウィンドウ右下の[★UnDo★]ボタンをクリックして、取り消しを実行します。
アンドゥが終わったらふたたびモードを切り替えて、通常モードに戻しておきましょう。
アンドゥで注意したいこと
お~瑠璃ね~むのアンドゥでは、指定した世代のリネームだけを取り消します。
たとえば[4つ前]を選択したばあい、4回前に行ったリネームだけが取り消されます。
4世代前まで遡って、1つ前~4つ前をまとめて取り消すわけではないので注意してください。
また、その世代で変更したファイルがすでに消去されていたり、その後さらに別のリネームで名前が書き換えられていると、当然元に戻せないこともあります。
アンドゥがあるから、失敗してもあわてない
このようにもしリネームに失敗しても、アンドゥ機能を使ってカンタンに元に戻せます。
履歴がログファイルとして残っているから、お~瑠璃ね~むをいったん終了したり、Windowsを再起動してもちゃんと取り消しできるのも嬉しい点ですね。
もちろん、実行前にプレビューできちんと確認しておくのが理想ですが、大量のファイルをリネームするときには見逃してしまうこともあるかもしれません。
そんなとき慌てないためにも、アンドゥ機能の使い方をマスターしておきましょう。
お~瑠璃ね~むで一括変換を取り消す - まとめ
- 一括変換を取り消すにはUnDoモードに切り替える
- 9世代前までの変更を取り消し可能
- 選択した履歴の世代だけを取り消しする