ファイル名一括変換ソフトお~瑠璃ね~むの具体的な使い方を紹介します。
今回は既存のファイル名に対する文字列の追加です。
お~瑠璃ね~むの概要については以前、別の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。
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ファイル名一括変更ソフト「お~瑠璃ね~む」の基本機能
ファイル名の一括変更ソフトお~瑠璃ね~むの基本的な機能と使い方を紹介します。 セットアップと起動方法については以前の記事で紹介しているので、そちらを参照してください。 この記事の目次1 お~瑠璃ね~む ...
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この記事の目次
すでに付けられているファイル名に対してさらに文字を付け加えたり、逆に余分な文字を削除するのは、リネームではよくある作業です。特に文字を追加することで、ファイルの内容がより具体的でわかりやすくなります。
個人的な使いかたの例としては、Web記事用にスクリーンショットをたくさん撮るときとりあえずキャプチャソフトのデフォルト設定のまま連番を付けた画像を保存しておき、あとからより分りやすくなるように文字を追加することがあります。
お~瑠璃ね~むでは「ファイル・フォルダ名変更」タブの中にある「文字追加」というボタンを使います。
お~瑠璃ね~むで文字を追加する
ファイルリストにリネームしたいファイルを登録したら「ファイル・フォルダ名変更」タブで[文字追加]ボタンをクリックします。
次のようなオプションが表示されます。
前から | 後ろから
先頭のドロップダウンリストでは、既存のファイル名に対して前、後ろどちらに文字を追加するかを選択します。
XX文字目に
文字を追加する位置を指定します。先頭または末尾に追加したいときは空欄でかまいません。
~を追加
追加したい文字列を指定します。
区切り文字として適当な記号を入れておくと既存のファイル名と区別しやすくなります。
いちど追加した文字列は履歴として記録されるので、同じパターンで繰り返し処理したいときにドロップダウンリストからカンタンに呼び出せます。
例1 先頭に【重要】の文字を追加する
既存のファイル名の先頭に隅付きカッコで括った"重要"という文字を書き加えます。
左側のドロップダウンリストで"前から”を選択し、テキストボックスの方に"【重要】"と入力してください。
xx文字目のところは空欄にしておきます。
[変更確認]ボタンをクリックするとプレビューが表示されます。
例2 末尾に(要確認)の文字を追加する
既存のファイル名の最後に丸カッコで括った要注意という文字を書き加えます。
左側のドロップダウンリストで"後ろから”を選択し、テキストボックスのほうには"要確認"と入力してください。
xx文字目のところは空欄にしておきます。
[変更確認]ボタンをクリックするとプレビューが表示されます。
例3 ファイル名の途中に挿入する
既存ファイル名の途中に文字列を挿入することもできます。
既存ファイル名の先頭または末尾からxx文字目という形で指定します。
”テスト_パターンA.txt"というファイル名を、"テスト広告案__パターンA.txt"という形にしてみましょう。
”テスト"と区切り文字の"_"の間に「広告案」を挿入したいので、前から3文字目に設定します。
[変更確認]ボタンをクリックするとプレビューが表示されます。
後ろからでも同じように指定できます。
こんどは"テスト_広告案パターンA.txt"という形にしてみましょう。
挿入位置を後ろから5文字目に設定します。
プレビューで確認しましょう。
ココがポイント
前または後ろからxx文字目と指定するばあい、リストに登録されているファイル名がすべて同じパターン、同じ文字数で統一されていないとおかしくなるので注意してください。
効率アップの手始めに分りやすいファイル名をつけよう
このようにシンプルだったファイル名に文字を追加することで、ファイルの内容がより具体的でわかりやすくなります。
デジカメ写真のように通し番号しかついていないファイル名に撮影情報などを書き加えたいときに便利でしょう。
一定のパターンでファイル名を統一することで検索性や閲覧性もアップし、作業効率があがりますよ。
お~瑠璃ね~むでの文字追加 - まとめ
- 文字の追加は前から、後ろから、途中の3パターン
- 途中に追加するときは挿入位置の桁位置を指定する
- 入力した文字列は履歴に記録され、繰り返し設定できる