今回は、関連づけそのものを変更してしまう方法を紹介します。
この記事の目次
起動するアプリは関連付けで決まる
ドキュメントファイル(画像や動画、音楽なども)をダブルクリックすると決まったアプリケーションが起動するのは関連づけが設定されているからです。
ある形式の(つまりある拡張子の)ファイルをひとつのアプリケーションでしか使わないなら、関連づけを気にする必要はありません。
しかし、複数のアプリケーションで扱うことがあるなら、関連づけについて知っておくとより便利になります。
ふつうはアプリケーションをインストールすると、そのソフトで使う形式のファイルについて関連付けが設定されます。
だからユーザーは、ふだん関連付けについてあまり気にする必要はありませんが、この機会にぜひ覚えておいてください。
ダブルクリックで起動するアプリは変えられる
しかし、デフォルトに設定されている既定のアプリが使いにくいとか、もっと機能のあるソフトを使いたいということもあるでしょう。
そんなときは、関連付けを変更して自分の好きなアプリケーションをデフォルトにしてしまえばいいのです。
以前の記事で紹介したように、ファイルを開くときにその都度アプリケーションを選んで、使い分けることもできます。
でも、特定のアプリケーションしか使用しないのなら、関連づけを変更してしまえば使い分けでアプリケーションを選ぶ手間が省けるわけです。
拡張子とアプリの関連付けを変更する
関連づけを変更する方法にはいくつかやり方があります。
ここでは、以下の4つの方法を紹介します。
- 規定のアプリを変更する
- ファイルを開くときに変更する
- 拡張子ごとに関連づけを変更する
- アプリケーションごとに関連づけを変更する
既定のアプリを変更する
ファイルの細かい形式に関係なく、画像、動画、音楽など大まかな分類によって変更するときに便利な方法です。
Windowsの設定から[アプリ]画面を開いて既定のアプリを変更します。
ただしあまり細かい設定はできません。
ファイルを開くときに関連づけを変更する
エクスプローラーからドキュメントファイルを開くときに、デフォルト以外のアプリケーションを起動することができます。
このとき、常にこのアプリを使ってXXファイルを開くというチェックボックスをマークしておくと、関連付けが変更されます。
特定の形式のファイルだけ変更したいときはこの方法がもっとも手軽です。
拡張子から関連づけを変更する
複数の拡張子について関連付けを変更したいときは、この方法が便利です。
ただし登録されている拡張子は膨大なので、その中から目的のものを見つけるのに多少手間がかかります。
関連付けの変更は[Windowsの設定]→[アプリ]→[既定のアプリ]で行います。
アプリごとに関連づけを変更する
アプリケーションを基準にして、関連付けを設定する方法です。
既定のアプリに割り当てたいソフトを先に選択します。
選択したソフトに関係のある拡張子しかリストに表示されないので、目的の拡張子を見つけやすいのがメリットです。
そのアプリで利用できる拡張子の一覧が表示されます。右側に表示されているアプリは、この時点で関連付けられているデフォルトのアプリケーションです。
ここから、これを変更します。
この、アプリケーションを先に選択する方法だとそのアプリに関連した拡張子だけしか表示されないので、選択が簡単になります。
ひとつのアプリケーションに対し、複数の拡張子をまとめて関連付けたいときに便利です。
関連付けの変更で、アプリの使い分けが柔軟にできる
このように、アプリケーションと拡張子を関連付ける方法はいろいろあります。
初心者なら、エクスプローラーからファイルを開くときに設定するのがわかりやすくていいでしょう。
関連付けを変更することでファイルを開いて作業を開始するときの効率がぐっと上がります。
高機能だけど利用頻度が低いアプリケーションはあえて関連付けを行わず、シンプルで使いやすいソフトをデフォルトにしておくなど、状況に応じた使い分けも可能です。
お気に入りのアプリケーションが見つかったら、ぜひ関連付けを変更してみてください。
- 関連付けでデフォルトアプリケーションを変更できる
- 関連付けを変更する方法は複数ある
- 初心者はファイルを開くときに設定するのがお薦め