ソフトウェア

Chromeで一時的に検索エンジンを切り替える

Google Chromeで使用するデフォルト検索エンジンはもちろんGoogleです。

しかし、一時的にYahoo!で検索して結果を比べてみたいなんてことはありませんか?

そんなときカンタンに使い分けられるワザを紹介します。

 

アドレスバーでYahoo!検索に切り替える

ふだんChromeを使っていて、たまにYahoo!で検索してみたいというとき、まずはYahoo! Japanにアクセスしてキーワードを入力というように2段階踏まなくても、すぐに検索できる方法があります。

それはアドレスバー(オムニバー)にyahoo.co.jpと入力するというものです。

でも、それって結局Yahoo!にアクセスしてから検索するんだろ? と思いませんでした?

ところがそれが違うんです!

Yahoo!にアクセスするんだったらyahoo.co.jpと入力して【Enter】キーを押しますね?

でもその前にアドレスバーをよく見てください「タブを押してYahoo! JAPANを検索」とあるはずです。

Chromeで検索エンジンを切り替える

アドレスバーで検索サービスのドメインを入力

そこで【Tab】キーを押しましょう。

するとこんどはアドレスバーの左の方が「Yahoo! JAPANを検索」に変わります。

アドレスバーの表示

Yahoo!で検索できるようになった

これでもうYahoo! JAPANで検索する準備ができました

いちどYahoo! Japanにアクセスしなくても、アドレスバー上だけで切り替えができるというわけです。

あとはふつうに検索キーワードを入れて【Enter】キーを押せば、Yahoo!での検索結果が出てきます。

Yahoo! JAPANの検索結果

Yahoo!での検索結果が表示される

 

実はスペースキーでも切り替えできる

そして実はこの切り替え、【Tab】キーでなくてもできます。

【Tab】の代わりに【スペース】キーを押してみてください。

これでも同じようにYahoo! Japanに切り替わります。

続けて検索キーワードを入力するという動作の連続性を考えると、【スペース】キーを入力するほうが流れとしては自然かもしれませんね。

 

Yahoo! JAPAN以外の検索エンジンでもOK

このようにして検索エンジンを切り替える方法、実はYahoo! JAPAN以外でも使えます。

代表的なところでは、Microsoftの検索エンジンであるBINGです。bing.comと入力して【Tab】や【スペース】キーを押せば同じように切り替わります。

ネットで調べたところによると、ほかにもWikipediaや価格.comなどで利用できると書かれていましたが、FukuzumiのところではWikipediaでは使えませんでした。

ほかには、FacebookやTwitter、英語辞書サイトWeblio(weblio.jp)、海外のゲーム情報サイト(pcgamer.com)なんかでは使用できました。

皆さんも、自分のPCで調べてみてください。

Amazonでの検索

Amazonでも検索できた

たぶん、過去にアクセスしたことがあってトップレベルドメインがすぐに思い出せるようなサイトだったら、かなりの確率で使えると思います。

 

検索エンジン設定との関係

実は、この検索エンジン切り替え機能が使えるかどうかは、Chromeの検索エンジン設定に関係しているようなのです。

Chromeの検索エンジン設定画面を開くと「アドレスバーで使用される検索エンジン」と「検索エンジンの管理」のふたつの項目があります。

検索エンジン設定

Chromeの設定画面を開く

「アドレスバーで使用される検索エンジン」のほうは、アドレスバーで使用するデフォルト検索エンジンです。当然初期設定はGoogleになってます。

もうひとつの「検索エンジンの管理」は、そのサイトにアクセスして検索を行ったことのあるサイトのアドレスが自動的に登録されています。

検索エンジンの管理

「その他の検索エンジン」リスト

実は、ここに登録されたサイトであればアドレスバーでの検索エンジン切り替えができるようなのです。

たとえばPCでFacebookを使っているひとだったら、いちどぐらいはFacebookにアクセスしてユーザー名やユーザーグループ名を検索したことがあると思います。

するとChromeはFacebookの検索用アドレスを自動的に登録するので、以後はアドレスバーからの検索エンジン切り替えが可能になるというわけです。

もちろんAmazonのようなショッピングサイトでも検索しますから、自動的に登録されているはずです。

逆にいうとこの「検索エンジンの管理」で不要なサイトを削除すれば、以後アドレスバーからの切り替えはできなくなります

FaceBookでの検索

最初はFaceBookでも検索可能

FaceBookを削除する

その他の検索エンジンからFaceBookを削除

FaceBook選択不能な状態

FaceBookでの検索ができなくなった

もちろん、またアクセスして検索を行えば再度登録されて切り替えが効くようになります。

このようにして、Chromeを使い込んでいくほど検索エンジン切り替えが使えるサイトが増えていきます。

 

検索エンジン切り替えが使えないサイトもある

ただし、サイト上に検索機能があればすべてのサイトで検索エンジン切り替えができるようになるわけでもありません。

カンタンにいうと検索ボックスがあってもそれが一般的なキーワード検索だったらだめです。あくまでもそのサイト内の記事を検索できるようなものでなければなりません。

サイト内にある検索ボックスで検索してみて、そのサイト内の検索結果が出てくるようなサイトだったら登録されます。

しかし、見かけ上はサイト上にあっても単にGoogleやYahoo!で検索するための検索ボックスだったら、そのサイト内で検索するわけではないので検索エンジン切り替えの対象にはならないということのようです。

参考

ドメイン入力で検索エンジンを切り替えられるのは、その検索エンジンがOpenSearchという規格に対応しているからです。逆に言うと、切り替えられないのはOpenSearch非対応ということです。

 

Chromeユーザーならぜひ覚えておきたい

このように、Google Chromeではサイト内で検索を行うだけでアドレスバーからの検索エンジン切り替えができるようになります。

最初にサイトのドメイン名を入力しないといけないので、キー入力が苦手な人はややわずらわしく思えるかもしれませんが、実際には入力補完機能が働くのでドメインの一部だけでも入力すればだいじょうぶ。うろ覚えでも検索エンジンの切り替えができます。

この仕組みはMozilla FireFoxやMicrosoft Edgeには見られない、Chrome独自のものです。検索の手間が省けますから、ぜひ使ってみてください。

  • 【Tab】や【スペース】を押すと検索エンジンを切り替えられる
  • 「その他の検索エンジン」に登録されたサイトなら利用できる
  • サイトで検索すれば自動でリストに登録されている

 

-ソフトウェア
-,